ドクターイワタの認知症ブログ～東海エリア最高の治療実績～

[在宅医療に思う] カテゴリの記事

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• 嚥下専門外来担当の耳鼻科医に依頼することで胃ろう造設されずに済んだ

  ある日、家族から私の携帯電話に助けてほしいと連絡が入った。誤嚥性肺炎のため某医科大学呼吸器内科に入院したところ主治医が「胃ろうをすべきである」と言っているというのである。元々、嚥下機能低下が見られたため、*NewフェルガードLA2包を飲んでいる患者だった。NewフェルガードLAについて知識のない主治医は*NewフェルガードLAを中止しており、嚥下機能は自宅にいたときよりも悪化していることが予想された。そこで、知り合いの嚥下専門外来担当の耳鼻科医に診療情報提供書を書いて直ちに内視鏡嚥下機能検査（VE）施行し、鼻から胃へのカテーテルを留置して*NewフェルガードLA3包1日3回食前を開始するようにお願いした。1週間後に内視鏡嚥下機能検査（VE）を再施行したところ、嚥下機能は著明に回復して3食共に経口摂取出来るようになって胃ろう造設されることなく無事退院された。誤嚥性肺炎で入院され、*NewフェルガードLAを中止され更に嚥下機能が悪化してしまうということが今までにも何度も起きている。挙げ句の果てに胃瘻造設されて絶飲食の状態で退院させられる。こちらはめげずに*NewフェルガードLAを胃ろうから再注入して（今まで2包1日2回朝夕食前であれば3包1日3回食前に増やして）、すぐに経口摂取再開させるのであが、、、。当クリニックの場合、誤嚥性肺炎になったらリフトカーを利用してでも外来受診していただき、胸部X-Pで確定診断してから抗生剤点滴をして、訪問看護を依頼して在宅で6日間点滴を継続して貰っている。こうすることで*NewフェルガードLAを止められて不要な胃瘻造設されることを防いでいるのである。*NewﾌｪﾙｶﾞｰﾄﾞLA(ｸﾞﾛｰﾋﾞｱ)はﾌｪﾙﾗ酸(神経細胞死抑制)とｶﾞｰﾃﾞﾝｱﾝｾﾞﾘｶ(神経再生)の合剤であり認知機能回復および嚥下機能回復に著明な効果がある。

  May 5, 2013

• 認知症患者に対する摂食嚥下治療～すべてやり尽くしてから胃ろうを論ずるべし～

  5年間で認知症専門外来および専門往診で3200名の認知症初診患者を診察してきた。認知症が重症化すると摂食障害（口から食べることが出来なくなる）という人が生きる上で避けられない問題に遭遇する。胃ろうという人工的栄養補給路が開発される前は、誰でも年を重ねて食べることが出来なくなって死んで行くのが当たり前だった。平成元年、脳神経外科医として市民病院で働き始めた頃、脳神経外科病棟では植物状態となった患者さんが6人部屋に集められていた。当時は胃ろうという物が無く、経鼻経管栄養のため鼻から胃まで管が留置されていた。当時は嚥下困難を改善するという発想もなかった。最近では、嚥下機能評価として 嚥下造影検査(VF)や内視鏡嚥下機能検査（VE）（両者を併用するのが理想的）が行われるようになってきている。嚥下機能評価で水分で誤嚥することが分かるとゼリー状にして対応することは出来ても、嚥下機能を改善させる画期的な方法は一般的には発見されていない。認知症に伴う摂食嚥下機能低下に対する治療方法について明示するので診断と治療の参考にしてほしい。摂食とは嚥下を含む一連の動作で、摂食には狭義の摂食と嚥下がある。１．摂食（狭義）と認知症A.食物の認識　　意識障害がある場合は食事を行うには不適当である。目を開いて、周囲に対して気配りがきている状態にて食事は可能となる。　　アルツハイマー型認知症＝食物の認識低下（*NewﾌｪﾙｶﾞｰﾄﾞLA）　　ﾚﾋﾞｰ小体型認知症 ＝意識障害（ｼﾁｺﾘﾝ1000mg静注）　　前頭側頭型認知症 ＝過食/異食/偏食(ｺﾝﾄﾐﾝ/ﾌｪﾙｶﾞｰﾄﾞ100M）　　うつ病　　 ＝食べる気力がない（ｼﾞｪｲｿﾞﾛﾌﾄ内服）　B.口への取り込み　　　口唇や歯を用いて口への取り込みが行われる。基本的な動きは口唇を開いた後に閉鎖するという動きである。口唇閉鎖不全があると口からこぼれてしまう。　　アルツハイマー型認知症＝食べ方がわからない（*NewﾌｪﾙｶﾞｰﾄﾞLA）　　ﾚﾋﾞｰ小体型認知症　　 ＝顔面筋の硬直（ﾍﾟﾙﾏｯｸｽ/ﾒﾈｼｯﾄ内服）　　脳血管性認知症　　　 ＝顔面筋の麻痺（ﾌﾟﾚﾀｰﾙ/**ﾌﾟﾛﾙﾍﾞｲﾝDR)2.嚥下と認知症A.咽頭への送り込み（口腔相=嚥下第1期）舌の運動によって食塊は口の中で口唇側から奥舌へ移動する。奥舌で口峡を通過し咽頭へ移動する。咽頭への送り込みがうまくできないときは、上を向いたり仰向けに寝るなどの工夫が必要となる。 ﾚﾋﾞｰ小体型認知症＝舌筋硬直（*NewﾌｪﾙｶﾞｰﾄﾞLA/ﾍﾟﾙﾏｯｸｽ/ﾒﾈｼｯﾄ）　　脳血管性認知症　　＝舌筋麻痺（ﾌﾟﾚﾀｰﾙ/**ﾌﾟﾛﾙﾍﾞｲﾝDR）　　前頭側頭型認知症 ＝舌筋硬直/麻痺（ﾌｪﾙｶﾞｰﾄﾞ100M~*NewﾌｪﾙｶﾞｰﾄﾞLA/ﾍﾟﾙﾏｯｸｽ/ﾒﾈｼｯﾄ）B.嚥下反射（咽頭相＝嚥下第2期）　　咽頭通過および食道への送り込みは嚥下反射によっておこる。気道が閉じ、食道が開き、舌根が咽頭後壁に押し付けられ、咽頭壁は蠕動運動を起こす。正常ではこの動きは0.5秒以内に完了する。 ﾚﾋﾞｰ小体型認知症＝咽頭筋硬直（*NewﾌｪﾙｶﾞｰﾄﾞLA/ﾍﾟﾙﾏｯｸｽ/ﾒﾈｼｯﾄ）　 脳血管性認知症 ＝咽頭筋麻痺（ﾌﾟﾚﾀｰﾙ/**ﾌﾟﾛﾙﾍﾞｲﾝDR）　 前頭側頭型認知症＝咽頭筋硬直/麻痺（ﾌｪﾙｶﾞｰﾄﾞ100M~*NewﾌｪﾙｶﾞｰﾄﾞLA/ﾍﾟﾙﾏｯｸｽ/ﾒﾈｼｯﾄ）C.食道通過（食道相＝嚥下第3期）嚥下機能を改善させる画期的な方法として認知症の種類に関わらず*NewフェルガードLAが第1選択である。脳血管性認知症に伴う筋麻痺がある場合には、プレタール/**プロルベインDRも併用すべきである。レビー小体型認知症に伴う筋硬直がある場合には抗パーキンソン病剤であるﾍﾟﾙﾏｯｸｽまたは/およびﾒﾈｼｯﾄ、レビー小体型認知症に伴う意識障害がある場合にはシチコリン1000mg静注、レビー小体型認知症に伴う鬱状態がある場合には抗うつ剤SSRIであるジェイゾロフトを併用すべきである。訪問看護や訪問歯科による嚥下訓練を併用すべきであることは言うまでもない。誤嚥性肺炎で命を落としたくなければ*NewフェルガードLAを飲むことである。*NewフェルガードLA2-3包1日2-3回朝夕～毎食前（易興奮状態にある場合には1/2包1日1回朝食前から開始）で内服しておけば誤嚥性肺炎で命を落とすことはまずない。NewフェルガードLAは認知症治療および予防もしてくれる。**プロルベインDR4-6Cap1日2-3回朝夕～毎食前で内服しておけば脳梗塞や心筋梗塞をはじめとする血管病変にならないのであるから脳血管性認知症とそれに伴う誤嚥性肺炎を治療および予防できる。元気に長生きするためには*NewフェルガードLAと**プロルベインDRが必須アイテムであることは言うまでもない。もちろん、私も飲んでいる。ちなみに私は*NewフェルガードLA2包1日2回朝夕食前、**プロルベインDR6Cap1日2回朝夕食前である。*NewﾌｪﾙｶﾞｰﾄﾞLA(ｸﾞﾛｰﾋﾞｱ)はﾌｪﾙﾗ酸(神経細胞死抑制)とｶﾞｰﾃﾞﾝｱﾝｾﾞﾘｶ(神経再生)の合剤であり認知機能回復および嚥下機能回復に著明な効果がある。**ﾌﾟﾛﾙﾍﾞｲﾝDR(ｶｲﾝ)は血栓溶解作用があり400名の頸動脈ｴｺｰで有意なﾌﾟﾗｰｸｽｺｱの減少/10日間で約20mmHgの血圧降下/血糖降下作用を認める。

  May 5, 2013

• 在宅医療は諦めの医療ではない～在宅で最高のQOLを保つべく努力するのが本当の在宅医療なのである～

  医学部を卒業して研修も受けていないような医師達がチーム医療と称して、在宅医療や施設医療を押しすすめる風潮がある。マンションの一室を往診専門診療所として立ち上げて数人の医師で老人ホームを回る医師達は無責任としか言いようがない。何かあったらすべて病院に紹介するだけである。在宅医療は外来通院してくる患者と同じレベルの医療をすべきである。医師が自宅に来てくれるだけでありがたいなんていう時代はもう終わった。年に1-2回は自分の診療所でCTやX-Pなどを行い全身状態をチェックすべきである。状態が悪くなったら、まずは自分の診療所でCTやX-Pなどを行い治療方針を立て、在宅継続が困難であると判断したら初めて病院に入院して立て直しを図ってもらう。在宅医療は諦めの医療ではないのである。「平穏死という選択」も良いが、やれることはやっての平穏死であって、在宅や施設医療ではすべて諦めれば良いというのはおかしい。「自宅で死にたい」と言っている患者さんは、本当は「自宅で生きていたい」のである。嚥下が悪ければ、Newフェルガードで治療出来る。眠たくて食べられないなら、シチコリン静注すれば覚醒して食べられる。鬱状態で食べられないなら、ジェイゾロフト開始すればいい。すべて在宅でも出来ることをやって初めて、「胃ろうという選択、しない選択」を悩むべきなのである。市民病院や大学病院などでで患者を生かすための医療に一生懸命従事して、初めて患者を看取るための医療をする権利を得るのではないかと感じる。一生懸命生かすための医療をしても、たくさんの人を看取るのである。その辛さを知っている医師だけが、本当の意味で在宅看取りをすることが許されるのではないか。在宅医療は諦めの医療ではない。在宅で最高のクオリティ・オブ・ライフ（quality of life、QOL=ひとりひとりの人生の内容の質や社会的にみた生活の質）を保つべく努力するのが本当の在宅医療なのである。

  Jan 31, 2013

• 日々の診療　～ドクターコウノの新刊「レビー小体型認知症」を読んで～

  お久しぶりです。日々の診療、カルテ整理、診療情報提供所作成、訪問看護指示書作成、ＦＡＸやメールの返事、留守電や電話問い合わせの返事などであっという間に一日が過ぎていきます。午前中は認知症外来、午後は認知症往診、クリニックに戻るのが午後7時を過ぎることもあります。毎晩遅くまでがんばっても、障害認定診断書作成、後見人診断書作成、施設利用/入所診断書作成、主治医意見書作成はどんどん貯まっていきます。このような多忙な生活を送りながらも、みなさんからの信頼厚くやり甲斐のある診療が出来ているから頑張れているのだと思います。多職種（ケアマネージャー、看護師、理学療法士、ヘルパー、訪問歯科など）から助けていただき、在宅や施設に関わらず、きめ細かい介護と医療を行うことが出来ています。先日、ドクターコウノが新刊「レビー小体型認知症」を送って下さいました。今日は久しぶりにゆっくり本を読む余裕が出来、楽しみにしていた新刊を熟読することが出来ました。ふむふむ、ふむふむ。ドクターコウノが講演会で話してくれた内容がすべて一冊にまとまっています。是非、是非、すべての職種、特に医師に読んでほしいと思います。ためになること間違いなしです。

  Apr 24, 2011

• ドクターイワタ　「長久手の福祉を考える会」に招かれ、認知症講演

  先週、5月21日(木)の14:00-16:00にドクターイワタが「長久手の福祉を考える会」（長久手交流プラザにて開催）に招かれ、認知症講演『認知症は改善しますよ』を行った。一般向け講演は今回が初めてであり、医学用語をなるべく避けて一般の方々にもわかりやすい言葉遣いに心がけた。「長久手の福祉を考える会」の方々意外にも、長久手町近隣から認知症に興味のある方々、約60名に集まっていただけた。前半は認知症についての概論を行った。１．認知症は85歳以上では約1/3、90歳以上では約1/2の方々に見受けら、決して希ではないこと。２．認知症は病気であり、早期発見、早期治療が必要であること。３．認知症外来では、”認知症かどうか”、”脳のどの部分に機能低下が見られるか”を見極めるために行う　”時計描写テスト(CDT)（頭頂葉機能テスト）”や”改訂長谷川式簡易知能検査(HDS-R)（側頭葉機能テスト）”が一番大切であること。４．画像検査（頭部CT、頭部MRI、脳血流シンチなど）はあくまでも補助診断であり、認知症の種類を見極めるために必要であること。５．画像検査のみで認知症を診断して大丈夫だという医者は信じるなと言うこと。６．認知症には治療可能な内科的認知症（甲状腺機能低下症、ビタミンB12欠乏症、葉酸欠乏症など）や外科的認知症（水頭症、慢性硬膜下血腫など）が含まれること。７．認知症（変性疾患）は１０人の認知症患者さんがいたら、アルツハイマー型認知症６名＞レビー小体型認知症２名＞前頭側頭型認知症１名＝脳血管性認知症１名の割合である。８．アルツハイマー型認知症(ATD)は、側頭葉と/または側頭葉が萎縮しており、アリセプト有効であること。脳血管性認知症（VaD)との混合型が含まれること。９．レビー小体型認知症(DLB)は、頭部CT画像上、純粋型DLBでは脳萎縮はなし～軽度、移行型DLBではアルツハイマー型に類似していること。幻視、動作ぎこちない（易転倒）＝パーキンソン症状、急に症状が変わる（たとえば5分でも）などの特徴があること。 少量のアリセプトでは有効であるが、通常量では副作用が出ること。１０．前頭側頭型認知症(FTD)は、ピック病など反社会行動、常同運動、甘い物好き、盗みなどの特徴があること。比較的記憶保たれること。興奮性薬剤アリセプトは基本的に投与しないこと。１１．脳血管性認知症(VaD)は、かなり広範な脳梗塞病変、両側性深部白質病変が原因になること。１２．アリセプト5mg投与により異常興奮が出ている場合には7日間中止してから減量した量を再開すべき事。１３．暴言、暴力、妄想、幻視、徘徊、独語など陽性症状（興奮系周辺症状）には抑制系薬剤（グラマリール、セロクエル、コントミン、リスパダール、抑肝散など）を投与することで介護がしやすくなること。後半は症例検討を行いながら「認知症は的確な治療により改善する」ことを示した。１．レビー小体型認知症では、治療前HDS-R6/30点から治療後1ヶ月HDS-R26/30点に回復する奇跡の復活をされることがあること。そこまでは行かないにしても、治療前HDS-R19/30点から治療後1ヶ月HDS-R27/30点、治療前HDS-R19.5/30点から治療後1ヶ月HDS-R24.5/30点、治療前HDS-R17/30点から治療後1ヶ月HDS-R26/30点と奇跡に近い復活をされる方が多く見られること。２．アルツハイマー型認知症でも治療前HDS-R19/30点から治療後1ヶ月HDS-R26.5/30点に回復することがしばしば見受けられること。３．210名分纏めたところでは、平均2.19点の改善が見られたこと。周辺症状の治療のため抑制系薬剤のみ使用およびアリセプトを減量した場合を除けば、改善度はさらにアップすること。４．フェルガードが有効であること（詳しいことは以前ブログに書きました）。５．嚥下機能回復がNewフェルガード(*GA100mg/包) 2包が有効であること。誤嚥性肺炎を繰り返していた胃瘻経管栄養患者にNewフェルガード(*GA100mg/包) 2包を開始し、4週間後、経口摂取可能になり、その後、誤嚥性肺炎の合併はないこと。６．介護と医療の連携が重要であること。７．介護に家族・医療情報を、医療に家族・介護情報を迅速且つ的確に取り入れることにより、介護サービスの充実ならびに医療の質の向上を図ることが出来ること。家族、介護、医療の連携により、認知症患者さんや御家族が安心して療養生活を行うことが出来ること。８．介護の情報の活用により早期発見が可能になり、早期治療が可能になったこと。９．「各部署が情報をキャッチボールするような形で、すべてその患者さんの情報を共有しているという風にしない限りは、なかなか良い介護もできないし、良い医療もできないということだと思います」、NHK　クローズアップ現代　H21/3/3(火）１０．「医師一人では限界があり、将来的には各地域に一人ずつ認知症専門の往診医を置いて、お互いに連携していく必要があると思います」NHK　ウィークエンド中部　H21/4/11(土） １１．「在宅介護医療ネットワーク」は在宅介護や医療を良くしようと考えている介護および医療職の方々に登録をしていただき、患者さんやその御家族がより良い介護サービスや医療サービスを自由に選択することを助けようとするシステムであること。今後も一般向け講演を行い、認知症の早期発見および早期治療の重要性、介護と医療の連携の重要性についての啓蒙を行っていきたい。

  May 24, 2009

• ドクターイワタ　第17回認知症在宅ケア勉強会で　「ピック病」について講演する

  先週、5月14日(木)の18:30-19:30に第17回認知症在宅ケア勉強会を開催しました。今回はドクターイワタがピック病について講演しました。前半はピック病の診断および治療方法について説明しました。１．ピック病は前頭側頭型認知症に属し、暴言、暴力、盗みなどの反社会的行動、甘い物好きなどの偏食、ギャンブル、買い物などの金銭浪費が特徴的であること。２．他院でアルツハイマー型認知症と診断されてアリセプト投与で大暴れして中止した経験があること。３．診察時に座らないこと。興奮していて下記４．の認知症検査や頭部CTが出来ないことがあること。４．時計描写テスト（頭頂葉機能テスト）や改訂長谷川式簡易知能検査（側頭葉機能テスト）では比較的高得点であることが多いこと。これは前頭側頭型認知症では、まず前頭葉機能から落ちて、次に側頭葉機能が落ちていくことから説明できる。５．頭部CTでは前頭葉萎縮（”大仏の頭”のように前頭葉のみ脳萎縮が見られる）、前角拡大（前角が”ミッキーマウス”の両耳のように見える）、片側性海馬萎縮（それに伴って側頭葉が”ナイフの刃”のように見える）が特徴であること。後半は15例の症例検討を行いながら、上記１－５による診断方法、下記のような治療方法について説明した。ドクターイワタは”前頭葉機能回復”と命名している。１．まずは、コントミン(12.5) 1-6Tで抑制を図る。２．フェルガード100M (*GA20mg/包) 2包で開始して1ヶ月毎にフェルガード100Mを1包ずつの割合で漸増する。３．フェルガード100M5-6包まで漸増後、コントミンの漸減を図る。４．最終的にはフェルガード100M5-6包のみで抑制可能になる。この方法でほとんどのピック病を含む前頭側頭型認知症は驚くほど穏やかになった。フェルガード100Mにより前頭葉の活性が上がるため脳全体に抑制がかかるようになり、抑制系薬剤を減量できると考える。*GA = ガーデンアンゼリカ＝神経細胞新生および神経突起伸長作用

  May 24, 2009

• ドクターコウノの認知症講演

  H21/５/10、午後2時から4時まで東名古屋医師会主催でドクターコウノの認知症講演が日進市民会館で開かれた。H21/2/14、同場所で開催された講演会には会館ほぼ満席の約1000名が駆けつけた時に比べると1/4に満たない参加者でもったいない感じがした。相変わらず、軽妙な話しぶりに会場全員が引き込まれ、あっという間に1時間の講演が終了した。私が講演中にメモしたことは、１．アリセプト改善率70%、悪化率15%（易興奮のため介護しにくくなる）２．アリセプトは10ヶ月進行を遅らせる３．アリセプトで涎が増加することがある４．遺伝的アルツハイマー型認知症は全体の5%（ApoE4/4は3倍ADになりやすい）５．アルツハイマー型認知症は昼間徘徊、脳血管性認知症は夜間せん妄６．Binswanger型梗塞はすり足歩行、尿失禁７．正常圧水頭症の頭部CTでは傍大脳鎌脳溝拡大、頭頂部脳溝消失８．高コレステロール血症100人に1人甲状腺機能低下症９．万引きする人の20%がピック病１０．医療保護入院のほとんどが要介護3１１．セロクエルで体が傾いたら、姿勢が改善するまで中止して洗い流す。その後、再開する。１２．レビー小体型認知症は一度でも（入院中だけでも）幻視が出たことがあれば強く疑う１３．レビー小体型認知症はドーパミン過量で食欲低下、幻覚、妄想が出現する１４．フェルガード1包で33杯分の米糠１５．脳萎縮が先、認知機能低下が次。認知症機能低下がない脳萎縮が見つかった場合にも将来のことを考えると治療を開始すべきである。１６．正常圧水頭症/アルツハイマー型認知症で歩行不能な患者にアリセプト1.5mg、Newフェルガード2包、グラマリール40mgで歩行可能になった。１７．前頭側頭型認知症末期のパーキンソニズム。ドーパミンは無効。Newフェルガード2包。いろいろと含蓄がある話が聞けて幸せだった。やはり、ドクターコウノのお話は面白い。名古屋フォレストクリニックの予約は700名に達しており、H21/7の開院までには1200名を目標にしているそうだ。ドクターコウノと協力体制が出来たら素晴らしいと感じた。日々地道に診療を続けて行こう。

  May 10, 2009

• 4/11(土)　7:30am　ＮＨＫ総合　ウィークエンド中部（東海北陸７県）に長久手南クリニックの認知症への取組が紹介されます

  長久手南クリニックの「認知症への取り組み」が下記のように放映されます。３月３日にクローズアップ現代で放映されたものに、更に、デイサービスとの連携および緊急往診などが追加されます。中部７県下での放映になりますので、中部地区にお住いの方、是非、ご覧下さい。----------------------------------------------------------- ２００９年４月１１日（土）　午前７：３０～８：１５ＮＨＫ総合　ウィークエンド中部（東海北陸７県）----------------------------------------------------------- 認知症ケアは連携で医療と介護の密接な連携によって、認知症の患者により適正なケアを行おうという取り組みが名古屋市郊外で進められています。訪問診療をする医師と30以上の介護事業所が1年余り前にグループを結成して始めたもので、これだけ多くの事業所の連携は珍しいといいます。医師は介護職から患者の暮らしぶりの情報を得た上で治療を行い、介護職は医学的知識をふまえたケアを施します。患者の症状安定や、家族への安心感につながっているといいます。連携の拡大を図りながら、ケアの充実を目指すグループの取り組みをお伝えします。

  Apr 9, 2009

• ドクターイワタの往診による認知症診療。クローズアップ現代に登場。

  認認介護による悲痛な事件から何を学ぶべきなのか。危険信号はいくつも発せられていました。介護と医療との連携があれば、介護と医療にもう少し認知症の知識があれば、事件を未然に防ぐことが出来たのではないかと思います。ドクターイワタは番組の最後に登場しました。短い時間でしたが、介護と医療の連携、認知症勉強会、情報の共有の大切さを視聴者に伝えられたと思います。今回の番組作成に当たり、NHK富山のスタッフの多大な努力に敬意を表します。素晴らしい番組に仕上げられたと思います。残念だったのは、デイサービスとの連携について取材および撮影されたにも関わらず、番組内で取り上げられなかったことです。患者さん、ご家族、デイサービスの方々に辛い思いをさせてしまい、反省しています。マスコミへの登場はこれを最後にして、人生を楽しみながら、日々、地道にゆっくりと歩いていきたいと思います。今日も笑顔で往診です。

  Mar 3, 2009

• 3/3(火)　7:30pm　クローズアップ現代に長久手南クリニックの認知症への取組が紹介されます

  3月3日(火)　午後7:30　ＮＨＫ総合　クローズアップ現代なぜ死なせてしまったか～認認介護の悲劇～長久手南クリニックの認知症への取組が、3/3(火)　7:30-8:00pm　NHK総合　クローズアップ現代で放映されることになりました。「認知症に対する介護と医療の連携」がテーマです。是非、ご覧になって下さい。都合により3/2(月)に変更になる可能性もあります。詳しくは　http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2009/0903-1.html#tueをご覧下さい。日々、地道に努力して参ります。今後とも宜しくお願いいたします。

  Feb 25, 2009

• お久しぶりです

  11月24日および25日にこのブログへの4回の書込で混合診療についてのご指摘頂き有り難う御座いました。健康食品であるフェルガードについてはあくまでも患者さんおよびその御家族の判断で直接、グロービアから購入していただくのが基本です。今後は誤解のないように表現に留意して記載していこうと思います。2月14日(土)にドクターコウノが日進市民会館で講演されます。どのような会になるのかとても楽しみです。ここまで来ることが出来たのもみなさまの協力がお陰であると感謝して、今後も日々、地道に診療していこうと思っています。しばらく、ブログを休止しておりましたが、また、色々なことを書いていこうと思っています。

  Jan 24, 2009

• 認知症患者さんも働くことが出来るような共同生活体

  パッチ・アダムスのような理想的な施設を山の中に建て、みんなが暮らせる理想郷を作ることについてはお話をしました。どんどん発想が膨らんできました。１．認知症の方が働くことが出来る施設を考えるに当たり、働いた分だけ施設内貨幣を渡したいと思います。生活に困っている人には施設貨幣を施設が買い上げ、施設利用料の減額をすることも考えています。そうすることにより、働く意欲が芽生え、働く喜びを味わえると思います。２．軽度認知症の方であれば、重度認知症の方の面倒を見ることが出来ると思います。ヘルパーさんのヘルパーとして働くことは十分に可能だと思います。働いた分だけ施設内貨幣を御渡します。３．生活共同体ですから、すべてのものを施設内でまかなえるように出来ればと思います。それには衣食住をなるべく自給自足にするべきだと考えます。施設内貨幣や通常貨幣で購入できるようにします。４．衣は編み物や縫製が出来る認知症患者さんに頼んで服を作ることが出来るようにしたいと思います。施設内貨幣や通常貨幣で購入できるようにします。５．食は農業協同組合の方々に援助を求め、農家や酪農をやって見えた認知症患者さんに教えて貰いながら、無農薬米栽培、無農薬野菜栽培、自然家畜飼育をすることでまかなうことが出来ると思います。共同体内だけでなく、一般の方々にもインターネット購入できるようにしたいと思います。大自然の中で山の幸や川の幸も手に入れることが出来ればと思います。蛋白源の確保のためにアマゴやイワナの養殖もできればと思います。漁業協同組合の方々に援助を求め、川に放流して一般の来訪者を確保することも出来ると思います。６．住は宅浪所として山小屋に共同生活が出来ればと思います。大工仕事が出来る方を募り、少しずつ、施設の増築を行っていけば良いと思います。窯元を作って、著名陶芸家を招いて陶芸を始めたいと思います。陶芸作品も施設内貨幣や通常貨幣で購入、インターネット販売出来るようにしたいと思います。７．共同体の中では的確な医療が提供され、出来るだけ多くの人が共同体の中で治療できるようにしたいと思います。認知症はドクターイワタが責任を持って最高の医療を提供します。８．大自然の中で認知症の人が持っている能力を最大限に発揮できるような生活に即した生活共同体にしたいと思います。自然なのかで何かを作り出すことにより本能がよみがえり、人が人らしく過ごせるのではないかと思います。９．お互いを思いやり人間的な生活を追求していれば、訴える訴えられるという世俗的な感性はなくなると信じています。どんどん発想が膨らみます。

  Nov 15, 2008

• おかげさまで開院１周年を迎えることが出来ました

  本日で開院１年を迎えることが出来ました。１年で約500名の認知症患者さんを診させていただきました。現在、診断名、治療内容、改訂長谷川式（初回と１ヶ月後に改訂長谷川式をしている方々を対象）改善についてExcel fileに纏めています。現在137名分纏めたところでは、改訂長谷川式の総合得点平均2.13点の改善、近時記憶（桜・猫・電車の近時記憶6点中）0.415点の改善が見られました。周辺症状の治療のため抑制系薬剤のみ使用した場合も含めてこの数字ですから（周辺症状の治療のため抑制系薬剤のみ使用した場合は改訂長谷川式は当然悪化します）、アリセプトおよびフェルガードで治療した方のみに限れば改善度はさらにアップすると思います。改訂長谷川式では記憶力改善についてのみの評価に過ぎませんのでドクターコウノのように周辺症状についても点数化しないと行けないかと思っています。こうやって、認知症は正しい治療をすれば改善するんだということを示していくことはとても大切なことであると思います。明日も当クリニックで「認知症は改善します」と題して講義をします。治療前後の表情の変化をとらえるために、御本人および御家族の承諾の元、８月から患者さんの写真を撮り始めました。治療前と治療１ヶ月後の表情の変化は改訂長谷川式の点数よりも説得力があります。これからも地道に患者さんの認知症診断および治療を行い、一人でも多くの認知症患者さんおよび御家族ののQOLの改善に努めたいと思います。加えて、「認知症は改善します」という啓蒙活動も行っていこうと思っています。そして、日本版パッチアダムスになって、いつか認知症患者さんも働くことが出来るような共同生活体を自然が一杯の場所に作りたいと思っています。

  Nov 12, 2008

• 認知症で困って見える一人でも多くの患者さんおよびその御家族を助けたい

  現在、コウノメソッド2008に従い、毎日3名の認知症外来新患を診ています。師である共和病院老年科部長河野和彦先生の年間800名には及びませんが、このペースで行くと年間約700名の認知症患者新患さんを診ることになります。未治療の患者さんは少なく、国立医療センター、大学病院、市中病院の精神科、神経内科で誤診され数年間の苦しんだ後、１．ケアマネージャーさん、２．施設、３．口コミ、４．ホームページ　から当クリニックにたどり着かれます。当クリニックで正診されれば、同日から正しい治療をことが出来ます。１ヶ月後の再診時には別人のように改善されています。典型的な誤診例です。１．レビー小体型認知症がアルツハイマー型認知症と誤診アリセプトの過量投与によりパーキンソニズムが前面に出ており、動けなくなっています。２．前頭側頭型認知症（ピック病または非ピック病）がアルツハイマー型認知症と誤診アリセプトの誤投与により異常興奮が前面に出ており、暴言および暴力で家族や施設がお手上げ状態になっています。３．アリセプトの副作用である興奮の放置アリセプトの過量投与により異常興奮が前面に出ており、暴言および暴力で家族や施設がお手上げ状態になっています。一番の罪は治療している医師が勉強不足から全く誤診に気づいていないことです。そんな医者が認知症外来の担当医であるのが、日本の認知症治療の現状なのです。そのことを厚生労働大臣の桝添さんにもっと早く気づいて貰わなくてはなりません。御家族の方に言いたいことは認知症の治療を諦めないで欲しいと言うことです。認知症は治癒はしませんが、必ず、改善します。認知症で困って見える一人でも多くの患者さんおよびその御家族に当クリニックに罹っていただき、一日も早く正しい診断および治療にたどり着いていただきたいと心から念じて止みません。誤解しないで下さい。儲け主義で行っているのでは決してありません。少しでも多くの方に早く良くなっていただきたい、ただ、それだけです。

  Nov 3, 2008

• 現代日本版パッチ・アダムス

  私の夢はパッチ・アダムスのような理想的な施設を山の中に建て、みんなが暮らせる理想郷を作ることです。どこかの山中にでも建てようと考えています。開業も軌道に乗った今、そろそろ、素案を考えなければと思います。認知症の人でも役目があり、持っている能力を最大限に発揮できるような生活に即した施設を考えています。自然の中でなにかを作り出すことにより本能が蘇り、人が人らしく過ごせるのではないかと思います。田んぼで稲を実らせ、畑で野菜を作り、家畜を育てる。山の幸も手に入れば理想的です。パッチアダムスの映画のシーンのようにどんどん発想が膨らんできます。施設ではなく暮らしがそこにあるべきでだと思います。もちろん、医療と介護が相まって、一番良い状態で暮らせるようにすることも怠ってはならないと思います。自宅で死を迎えるのが理想であると思いますが、こんな場所なら自分も暮らしていきたいと思うような理想郷が出来れば幸せです。みんな遅かれ早かれ年をとっていきます。そうなったときにここなら自分が死を迎えても良いなと思うような場所が出来ればと思います。もちろん、葬儀もその場で行い、みんなでお祝いする。「そこの大会社の社長さん！あなたもそんなときが来るんですよ！」「元気な内に、どどーんと寄付しませんか！」「ボクがあなたの最後を看取りますから」みなさんを啓発して、理想郷の実現が出来るよう働きかけていきたいと思います。

  Nov 2, 2008

• ピック病がフェルガード100Mで改善

  パンドラさんのお母様みつこさんに続き、ドクターイワタのピック病患者さんの改善報告が報告されています。ピック病を含む前頭側頭型認知症では、前頭葉が萎縮するため脳全体の抑制がとれて、好きなことを言ったりするようになります。たとえば、いやだと思うと、相手に暴力や暴言を加えます。欲しい物を持ってくるため、万引き行為に至ります。抑制が取れて、甘いものばかり食べるようになります。フェルガード100が低下した前頭葉機能を改善し、回復した前頭葉が再び脳全体を抑制するようになります。従って、抑制系薬剤（グラマリール、セロクエル、抑肝散など）を減量しても異常興奮無く穏やかに過ごせるわけです。みつこさんの場合にはフェルガード100を5包（今週から6包）に漸増して、それに伴い抑制系薬剤漸減して、とうとう、完全に抑制系をなくすことが出来ました。落ちた機能を回復して、脳全体の機能を回復するという一番理想的な方法がフェルガード100には可能だと思います。アリセプトだと興奮してしまって出来ないことがフェルガード100には出来るのです。これからも、こういった報告を励みに日々の診療に励もうと思います。

  Oct 8, 2008

• パンドラさん

  パンドラさんのブログでドクターイワタが紹介されました。開院前の頃であり、往診で認知症を診断し治療を開始していました。帯状疱疹となり困っているとケアマネから連絡が入り、緊急往診しました。一見してピック病であるみつこさんは某大学病院精神科教授はアルツハイマー型認知症であると誤診され、アリセプト5mgが投与されていました。異常興奮でとんでもないことになっており、すぐにアリセプトを中止しました。抑制系薬剤であるセロクエルと抑肝散により、落ち着きを取り戻されました。その後、フェルガード100を漸増、抑制系薬剤を漸減して、現在ではフェルガード100M5包のみ、抑制系薬剤なしで穏やかに暮らすことが出来るまでに回復されました。コウノメソッドを用いた診断および治療により的確に診断および治療をすることが出来ました。落ち着いてから認知症（物忘れ）外来受診することで、頭部CTによる確定診断に持ち込むことが出来ました。やはり、ピック病でした。認知症（物忘れ）外来に罹ることが出来ない状態の認知症患者さんが全国にどれだけたくさん見えるのでしょうか。それに権威ある国立医療センター、大学病院、市民病院の精神科、神経内科（ある時には老年科までも）で誤診され、路頭に迷っている認知症患者さんがどれだけ見えるのでしょうか。往診による認知症診断および治療がどれだけ大切で、その後の定期往診でどれだけの認知症患者さんを救うことが出来るのかを宮島俊彦厚労省老健局によく知っていただきたいと思います。

  Oct 4, 2008

• 在宅介護医療ネットワーク（在宅認知症ネットワーク）　「介護医療コンプレックス（融合体）」を目指して

  理想的な在宅医療を求めて「在宅介護医療ネットワーク（在宅認知症ネットワーク）」を立ち上げました。認知症外来および往診をやっている今、今後は認知症に特化して社会貢献できればと思います。近々、「認知症を学ぶ会」で「認知症相談室」が出来るようですので相談室はそちらに任せて「在宅介護医療ネットワーク（在宅認知症ネットワーク）」では認知症患者さんの在宅介護および在宅医療を横の繋がりを強化して行っていきたいと思います。実際に、当クリニックの認知症（物忘れ）外来には多くのケアマネさん、施設ケアマネさん、訪問看護師さん、施設看護師さん、訪問介護士さん、施設介護士が認知症患者さんやそのご家族と一緒に見えます。診察室には患者さん以外に2-5名ほどの方々が集まります。また、当クリニックの認知症定期往診でも私の往診に合わせて多くのケアマネさん、施設ケアマネさん、訪問看護師さん、施設看護師さん、訪問介護士さん、施設介護士が集まり、患者さんの状況を把握して診療に役立てます。もちろん、担当者会議も定期的に行っています。昨年の認知症のフォーラムで、「特養のカリスマ理事長」と「ドクターコウノ」のパネルトークを拝聴したことがあります。カリスマ理事長は介護のことばかり強調しており、「私たちの素晴らしい介護をもってすれば、すべての患者さんは幸せになる」といった風潮でした。ドクターコウノの「投薬治療が加わることで介護も楽になり、より良い介護が出来る」というアドバイスに耳を貸す様子はありませんでした。「横の繋がり」を強化することで、介護や医療のどちらかに偏った形ではない「介護医療コンプレックス（融合体）」が実現できます。「介護および医療の横の繋がりを強化して困っている認知症患者さんとそのご家族を助けたい」というのが私の基本理念です。みなさん、もっともっと、 「在宅介護医療ネットワーク（在宅認知症ネットワーク）」に登録して下さい。

  Oct 3, 2008

• 第10回長久手南クリニック認知症在宅ケア勉強会＝第5回ドクターコウノ認知症勉強会「レビー小体型認知症　治療編」

  H20/10/1 長久手南クリニックで75名の参加者を迎えて、第10回長久手南クリニック認知症在宅ケア勉強会＝第5回ドクターコウノ認知症勉強会が開催されました。講師：共和病院老年科部長　河野和彦先生内容：「レビー小体型認知症(DLB)　治療編」１．　　典型的DLB　　　　＝アリセプト1-3.44mg、抑肝散2-4包、ペルマックス(50)1-4T アルツハイマータイプDLB＝アリセプト1-3.44mg、抑肝散2-4包、ペルマックス不要 パーキンソンタイプDLB　＝アリセプト0-1.67mg、抑肝散2-4包、ペルマックス(50)0.5-6T、　　　　２．DLBの70%にせん妄を合併する３．DLBは男性：女性＝２：１４．DLB＝動作緩慢、安静時振戦（片側）＝パーキンソン病５．DLBの脳血流シンチでは後頭葉低下６．アリセプト・セレネースがパーキンソニズムのリトマス紙７．身体の傾き＝パーキンソニズム８．アリセプト・ペルマックスで吐気などの薬物過敏があればDLB９．ピックタイプDLB（前頭葉萎縮を伴う）＝抑肝散3-4包、ルーラン、セロクエル、コントミン１０．DLBの元気を出す＝アリセプト適量、フェルガード、サアミオン、ニコリン点滴、ペルマックス、ワイパックス１１．うつ病と誤診されたDLB＝抗うつ剤をゆっくり減らす、アリセプト低用量、サアミオン併用１２．DLBに伴ううつ状態＝サアミオン、ワイパックス１３．DLBで意識障害が強い場合＝ニコリン500mg点滴、ルシドリール(100)6T１４．DLBの幻視を消す＝抑肝散1-3包（アスパラK300mg-600mg)、歩行良好なら夕方以降セレネース(0.75)0.5T程度併用、アリセプト0.75-2.5mg、１５．薬剤性パーキンソニズム＝ドグマチール、セレネース、リスパダール、ナウゼリン１６．１５．嚥下困難にはNewフェルガード、半夏厚朴湯、ACE阻害剤が効く１７．陽性症状が多彩なDLB＝転倒のおそれなければグラマリールやセレネース１８．アリセプトが飲めないDLB＝フェルガード、イチョウ葉エキス１９．抑肝散の効果＝集中力、人間らしさ２０．ペルマックスが飲めないDLB＝アリセプト低用量、サアミオン、フェルガード２１．大声を出すDLB＝抑肝散1-4包、セロクエル、ルーラン、コントミンうー、勉強になりました。河野先生の勉強会はいつも凄すぎる。ドクターコウノどうもありがとうございました。

  Oct 2, 2008

• 在宅介護医療ネットワーク登録ありがとうございます。合計27事業所になりました。

  CM2014事業所名：ケアプラン敬愛園 職種：介護支援専門員住所：〒488-0872　尾張旭市平子町長池上6447-1 電話：0561-53-9507 FAX： 0561-53-4395メール：keiaien@m2.gctv.ne.jpコメント：頼りになる看護師出身のベテランケアマネの村井さんは、穏やかに且つ的確に患者さんや御家族をあるべき方向へ導いてくれます。認知症勉強会に参加されています。

  Oct 2, 2008

• コウノメソッドに興味のある研修医師募集

  実践的医術のであるコウノメソッド2008（共和病院老年科　河野和彦先生が長年の認知症診療経験から得た実践的医術法）による認知症（物忘れ、ものわすれ）外来を習得したい研修医師募集します。希望があれば認知症往診にも同伴していただきます。院長はコウノメソッド実践医1号D2001として登録しており、コウノメソッドをなるべく多くの医師に広めることで地域の認知症診療レベルの向上を目指します。認知症外来や往診で経験を積まれたい方には、研修期間（1ヶ月間）として認知症外来および往診に同伴していただきます。その後も、継続して当クリニックで働きたい方はパート勤務していただきます。認知症外来および往診治療では、「コウノメソッド2008Ver2」に従って診療を進めています。問診・簡易知能検査（長谷川式）・時計描写試験・採血（TSH, FT3, FT4, VitB12, 葉酸, VitB1）に加え、頭部CT (GEマルチ) を施行します。約30-45分の診療で確定診断可能であり、同じ日から診断に則した治療を開始します。往診希望の認知症患者さんも初回は認知症外来を受診していただいています。さあ、力を合わせて認知症で困っている人たちを助けましょう。

  Sep 30, 2008

• Newフェルガードとフェルガード100Mの違いと効果

  コウノメソッド実践医第１号D2001の長久手南クリニックのドクターイワタです。A. Newフェルガードとフェルガード100Mの違い１．フェルラ酸＝神経細胞死抑制（アミロイドβの凝集抑制＋酸化防止作用）。アルツハイマー型認知症に有効。２．ガーデンアンゼリカ＝神経再生作用（神経細胞新生作用＋神経突起伸長作用）。アルツハイマー型認知症以外にも有効。だたし、副作用として興奮と下痢。　３．成分割合（ガーデンアンゼリカの分量の違いが興奮系と抑制系の違いとなる）Newフェルガード1包 　＝　フェルラ酸100mg　＋　ガーデンアンゼリカ100mg　＝　興奮系薬剤フェルガード100M1包　＝　フェルラ酸100mg　＋　ガーデンアンゼリカ20mg ＝　抑制系薬剤B. 認知症外来でのNewフェルガードとフェルガード100Mの使い方日本ではサプリですが、韓国や米国では薬として認可されています。フェルガードはアリセプトを凌駕する効果（アリセプトは１年で効果が鈍るが、フェルガードは2年目以降も効果が持続する）があります。１．興奮性の少ないアルツハイマー型認知症アリセプト1.5（興奮状態をみながら5mgまで漸増）＋Newフェルガード2包２．興奮性のあるアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症アリセプト1-1.67mg＋フェルガード100M2包３．興奮性の強いアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症抑制系薬剤(グラマリール、セロクエル、抑肝散など）＋フェルガード100M2包C. 今までの経験から得た特別な使い方１．前頭側頭型認知症上記のB-3で開始して1ヶ月程度経過したら、フェルガード100Mを漸増して抑制系薬剤の漸減を図ることが可能でした。フェルガード100M5包まで漸増し驚くほど穏やかになり、家族も驚きを隠せません。フェルガード100Mにより前頭葉の活性が上がるため脳全体に抑制がかかるようになり、抑制系薬剤を減量できると考えられます。２．興奮性の少ないアルツハイマー型認知症Newフェルガード3包の強化療法で記銘力がアップして、改訂長谷川式の著明改善がみられました。３．傾眠傾向が強く、興奮性の少ないレビー小体型認知症フェルガード100M2包から、Newフェルガード2包に変更して、傾眠傾向の著明改善がみられました。D. Newフェルガードとフェルガード100Mの効果と副作用１．Newフェルガードの効果記銘力改善、注意力が上がる（覚醒改善）、興味が広がる２．Newフェルガードの副作用と対策興奮・下痢の副作用が出たら1包に減らすかフェルガード100Mに変更３．フェルガード100Mの効果穏やかになる（暴言・暴力改善）、表情が豊かになる（ニコニコ笑顔）、会話が可能になる（発語増加）、歩行が安定する、精神的に落ち着く（じっと座る）、顔つきがしっかりする４．フェルガード100Mの副作用今までに経験無し

  Sep 23, 2008

• 待たれる　認知症相談室　新設

  残念がら、認知症ねっとの「認知症相談室」は管理人による情報管理により破滅的な様相を呈してきています。権威の横やりが入ったのでしょう。本日で「認知症ねっと」での相談は終了します。自分で作る能力のない私には、認知症相談室の新設を待つしか方法はなさそうです。

  Sep 21, 2008

• 認知症外来予約１週間後に可能となる！

  先月から認知症外来の新患（初診患者さん）を毎日２名から３名とすることで、予約待ち日数の短縮に勤めてきました。８月までは２週間待ちでしたが、９月からは１週間待ちという状況まで短縮することが出来ました。当初は10時、11時としていた予約時間も、10時30分、11時、11時30分とすることで待ち時間の短縮にも勤めています。短縮したと言っても、認知症外来の新患には頭部CT撮影を含めて検査に約1時間かかり、その後、診察に30分かかりますから、約1時間30分は見ていただかなければなりません。外来が終わると、午後は往診があります。午後1時までには外来を終えて、往診に出掛けなければなりません。往診患者さんも待たせたくないからです。昼食はもっぱら、車の中でのおにぎりです。先月にはコウノメソッド実践医1号　D2001となりました。また、認知症ねっとを介して福井県からも患者さんが来院されました。娘さんからの電子メールで著明改善という嬉しい知らせを貰っています。アリセプトとフェルガードを初めとする的確な認知症治療により、ほとんどの認知症患者さんで何かしら改善が見られています。暴言、暴力、徘徊、妄想などの陽性症状で周囲を困らせている方も、穏やかになって喜ばれています。認知症でお困りの方がおられましたら、なるべく早く、当クリニックの認知症外来を予約して、的確な診断と治療を開始しましょう。認知症は改善する病気です。予約電話番号：0561-64-5667予約可能時間：8am-1pm (月、火、木、金、土）、日祝日休診

  Sep 7, 2008

• 「在宅介護医療ネットワーク」登録事業所　　9月16日現在

  「在宅介護医療ネットワーク」登録事業所A. 居宅介護支援専門員（ケアマネージャー）CM2001社名：有限会社　三敬事業所名：ケアプラン三敬　ウーブリエ職種：居宅介護支援専門員（ケアマネージャー）住所：〒488-0033 尾張旭市東本地ヶ原4-40電話：0561-55-7631コメント：前ケアマネの山崎さんのときからのお付き合いです。優しいケアマネ鶴田さんが何でも相談に乗ってくれます。認知症勉強会のお手伝いをしてくれています。CM2002事業所名：めいきん生協名東居宅介護支援事業所　管理者　山本みね子職種：居宅介護支援専門員（ケアマネージャー）住所：〒465-0004 愛知県名古屋市名東区香南1-401電話：052-760-5066FAX：052-771-9766メール：qqyy5qur9@bird.ocn.ne.jpコメント：経験豊富で心優しいケアマネ山本さん、久地浦さんが熱心に話を聞き、迅速な対応をしてくれます。認知症勉強会に参加されています。CM2003事業所名：有限会社　千種介護相談所職種：居宅介護支援専門員（ケアマネージャー）住所：〒464-0004 愛知県名古屋市千種区京命1-3-44京命ビル1F電話：052-760-3155FAX：052-760-3158メール：tikusakaigosoundansyo@eos.ocn.ne.jpコメント：頼りになる看護師出身の八田さんや石井さんがあなたの命を預かってくれます。認知症勉強会に参加されています。CM2004社名：有限会社　みちくさ、代表　城戸千景事業所名：ケアプラン　みちくさ職種：通所介護住所：〒468-0051 愛知県名古屋市天白区植田1丁目２１３０サンメゾン植田１０２電話：052-808-3758FAX：052-808-3706コメント：認知症に関する知識が豊富な看護師出身の城戸さん、内田さん、阿部さんが、介護と医療の橋渡しをしてくれます。CM2005事業所名：在宅看護センター愛　濱野　真次職種：居宅介護支援住所：〒465-0018 愛知県名古屋市名東区八前2-1820電話：052-774-0881FAX：052-774-0785メール：keamane@kango-ai.co.jpコメント：認知症に関する知識が豊富な濱野さんはいつも認知症勉強会に参加してくれています。CM2006社名：　株式会社　アンジュ事業所名：ケアプラン　あんじゅの森職種：居宅介護支援住所：〒470-0153　日進市岩崎町西ノ平131-8電話：0561-73-0327FAX：0561-73-0839メール：anju@mf.ccnw.ne.jpコメント：以前にドクターイワタが認知症講演をしました。認知症勉強会に参加されています。頼りになるケアマネ住田さんがきめ細かい対応をしてくれます。CM2007事業所名：アサヒサンクリーン在宅介護センター尾張旭職種：ケアマネ住所：〒488-0023 尾張旭市瀬戸川町1丁目２０２電話：0561-55-4126FAX ：0561-55-4136メール：owariasahi@asahi-sun-clean.co.jpコメント：頼りになる看護師出身のケアマネ宮崎さんは患者さんや御家族を暖かく包んでくれます。認知症勉強会に参加されています。CM2008事業所名：日進ホーム居宅介護支援事業所職種：介護支援専門員住所：〒470-0124　日進市浅田町平子１電話：052-806-1816FAX ：052-806-2622メール：shien2@nisshinhome.or.jpコメント：心優しいケアマネ堀町さんや牧野さんが熱心に話を聞き、迅速な対応をしてくれます。認知症勉強会に参加されています。CM2009事業所名：日進市西部地域包括支援センター職種：介護支援専門員住所：〒470-0124　日進市浅田町平子１電話：052-807-2637FAX ：052-807-2638メール：shien4@nisshinhome.or.jpコメント：来月、ドクターイワタが在宅看取りおよび在宅緩和ケアについて講演します。CM2010事業所名：高齢者総合福祉施設　ウィローふたば職種：ふたば地域包括支援センター　ふたばケアプランセンター住所：〒489-0987　瀬戸市西山町1-46-18電話：0561-87-4128FAX：0561-87-4129メール：willow@gctv.ne.jpコメント：以前にドクターイワタが認知症講演をしました。とても熱心な渡辺さんが一生懸命対応してくれます。CM2011事業所名：有限会社　オリーブ山職種：居宅介護支援事業所　オリーブ名古屋住所：〒465-0012　名古屋市名東区文教台２-320電話：052-726-8086FAX：052-726-8045メール：mt.olive@poppy.ocn.ne.jpコメント：ドクターイワタが往診を始めたときからお世話になっています。心優しい村井御夫妻（共にケアマネ）が迅速且つきめ細かい対応をしてくれます。認知症勉強会に参加されています。CM2012事業所名：ユートピア第2つくも　在宅介護相談センター　平田　良子職種：介護支援専門員住所：〒463-0807　名古屋市守山区鼓が丘1-115電話：052-739-1677FAX：052-739-1679コメント：いつもニコニコ優しい笑顔の平田さんが一生懸命対応してくれます。認知症勉強会のお手伝いをしてくれています。CM2013事業所名：ユートピア第2つくも　在宅介護相談センター　森下（増田）　佳代子職種：介護支援専門員住所：〒463-0807　名古屋市守山区鼓が丘1-115電話：052-739-1677FAX：052-739-1679コメント：ドクターイワタが往診を始めたときからのお世話になっています。心優しく、とても親切な森下（増田）さんと話をしているだけで心温まり、穏やかになります。ドクターイワタ一押しのケアマネです。認知症勉強会のお手伝いをしてくれています。B. 訪問看護ステーションNS2001事業所名：訪問看護ステーション愛　小林恵子職種：訪問看護住所：〒465-0018 愛知県名古屋市名東区八前2-1820電話：052-774-0503FAX：052-774-0785メール：houkan@kango-ai.co.jpコメント：訪問看護師の小林さんや梅屋さんが名東区、守山区、長久手町在住の在宅患者さんをドクターイワタと連携して診ています。NS2002事業所名：訪問看護ステーションとも職種：訪問看護師住所：〒488-0024　尾張旭市井田町3-216　パレスプレサス10th電話：0561-55-7537FAX：0561-55-7506メール：smile-tomo-2006.11.1@wish.och.ne.jpコメント：訪問看護師の小泉さんや加藤さんが尾張旭市在住の在宅患者さんをドクターイワタと連携して診ています。NS2003事業所名：愛知さわやかケアセンター訪問看護ステーション職種：訪問看護・居宅介護支援住所：〒463-0055　名古屋市守山区西新10-21　藤和瓢箪コープ101電話：052-792-8021FAX：052-792-4508メール：aichi-sawayaka@cotton.ocn.ne.jpコメント：頼りになる訪問看護師の小笠原さんや水野さんが千種区、守山区、尾張旭市在住の在宅患者さんをドクターイワタと連携して診ています。C. 通所介護（デイサービス）DS2001 社名：有限会社　三敬事業所名：デイサービスサロン　ウーブリエ職種：通所介護住所：〒488-0033 尾張旭市東本地ヶ原4-40電話：0561-54-5066コメント：認知症対応型のデイサービスです。とても明るい雰囲気です。しかも、食事は絶品です。社長の七里さんと看護師宮崎さんが認知症勉強会のお手伝いをしてくれています。DS2002 社名：有限会社　みちくさ、代表　城戸千景事業所名：デイサービスセンター　みちくさ職種：通所介護住所：〒468-0051 愛知県名古屋市天白区植田1丁目２１３０サンメゾン植田１０２電話：052-808-3758FAX：052-808-3706コメント：認知症に特化したデイサービスです。認知症に関する知識が豊富な看護師出身の城戸さん、内田さん、阿部さん、介護士の早川さんが、介護と医療の橋渡しをしてくれます。DS2003 社名：　株式会社　アンジュ事業所名：ディサービス　あんじゅの森職種：通所介護住所：〒470-0153　日進市岩崎町西ノ平131-8電話：0561-73-0327FAX：0561-73-0839anju@mf.ccnw.ne.jpコメント：以前にドクターイワタが認知症講演をしました。認知症勉強会に参加され、認知症の知識を増やして見えます。DS2004氏名：金　貞蓮事業所名：デイサービスセンター　いこいのマダン職種：生活相談員住所：〒462-0823　名古屋市北区大曽根4-6-60電話：052-991-0091FAX:052-991-0092コメント：以前にドクターイワタが認知症講演をしました。在日コリアンのためのデイサービスです。認知症勉強会に参加されています。DS2005事業所名：社会福祉法人　日進福祉会　日進ホーム通所介護　あおぞら（認知証対応型通所介護）/日進ホーム通所介護事業所住所：〒470-0124 日進市浅田町平子１電話：052ー806-2600FAX :052-806-2621メール：info@nisshinhome.or.jpコメント：来月、ドクターイワタが在宅看取りおよび在宅緩和ケアについて講演します。D. グループホームGH2001事業所名：グループホーム　それいゆ am職種：グループホーム住所：〒465-0053 名古屋市名東区極楽4-1301-1電話：052-709-2610FAX：052-709-2615メール：soreiyum@krf.biglobe.ne.jpコメント：ドクターイワタが定期往診して９名の利用者さんを診ています。いつもニコニコ、優しい笑顔のケアマネ星長さんにお世話になっています。GH2002事業所名：グループホーム　ひびきの家　豊明職種：グループホーム住所：〒470-1101 豊明市沓掛町東門22-1電話：0562-91-4001FAX：0562-91-4002メール：hibikinoie@mf.ccnw.ne.jpコメント：ドクターイワタが定期往診して、６名（現在）の利用者さんを診ています。長瀬社長は薬剤師で東海高校の先輩に当たります。E. ヘルパーステーションHS2001事業所名：株式会社　在宅看護センター愛職種：介護サービス住所：〒465-0018　名古屋市八前町2-1820電話：052-774-0131FAX：052-774-0785メール：helupa@kango-ai.co.jpコメント：以前にドクターイワタが名東区ヘルパー認知症講演をしました。HS2002事業所名：社会福祉法人　日進福祉会　日進ホーム訪問介護事業所住所：〒470-0124　日進市浅田町平子１電話：052-806-2600FAX ：052-806-2621メール：info@nisshinhome.or.jpコメント：来月、ドクターイワタが在宅看取りおよび在宅緩和ケアについて講演します。F. ショートステイSS2001事業所名：日進ホーム短期入所生活介護事業所住所：〒470-0124 日進市浅田町平子１電話：052-806-2600FAX ：052-806-2621メール：info@nisshinhome.or.jpコメント：来月、ドクターイワタが在宅看取りおよび在宅緩和ケアについて講演します。SS2002事業所名：ユートピア第2つくも　短期入所生活介護事業所　増田　敬明職種：生活相談員住所：〒463-0807　名古屋市守山区鼓が丘1-115電話：052-739-1677FAX：052-739-1679コメント：ドクターイワタが往診を始めたときからのお世話になっています。奥様であるケアマネ森下（増田）さんと共に本当にお世話になっています。きめ細かい配慮とバランスの良さで人気のあるショートステイを切り盛りして見えます。認知症勉強会のお手伝いをしてくれています。

  Sep 7, 2008

• 在宅ネットワーク構想　「在宅介護医療ネットワーク」

  在宅ネットワーク構想　「在宅介護医療ネットワーク」への登録をお願いいたします。「在宅介護医療ネットワーク」は、在宅介護や医療を良くしようと考えている「ケアマネ」「訪問看護」「通所介護」「ショートステイ施設」「訪問リハビリ」「訪問介護」「往診医」「往診歯科医」などに登録をしていただき、患者さんやその御家族が、より良い介護サービスや医療サービスを自由に選択することを助けようとするシステムです。登録している「ケアマネ」「訪問看護」「通所介護」「ショートステイ施設」「訪問リハビリ」「訪問介護」「往診医」「往診歯科医」が横の繋がりを強化して、協力体制を整えることも大切なことだと考えています。たとえば、登録医同士が協力することで患者さんに迷惑をかけずに病欠をしたり、学会出張をしたりすることが出来ます。電話連絡は主治医が受け、登録医に診療情報提供書を作成して、緊急往診を依頼することも出来ると思います。患者さんやその御家族は、在宅ネットワークに登録されている「ケアマネ」「訪問介護」「通所介護」「ショートステイ施設」「訪問リハビリ」「訪問看護」「往診医」「往診歯科医」を自由に組み合わせて利用することが出来るようにしたいと考えています。登録希望の「ケアマネ」「訪問介護」「通所介護」「ショートステイ施設」「訪問リハビリ」「訪問看護」「往診医」「往診歯科医」などは長久手南クリニック公式サイトにある登録用紙「在宅介護医療ねっと.doc」をダウンロードしてファックスして下さい。登録が期待される方々は次のとおりです。１．長久手南クリニックの勉強会に参加している方々２．長久手南クリニック　公式サイトの横の繋がりにリストアップされている事業所や個人の方々３．長久手南クリニック　院長　岩田　明のブログを読んで、院長　岩田　明の行っている在宅医療に賛同いただける方々が登録されることを期待しています。

  Aug 15, 2008

• ドクターコウノの認知症勉強会

  8月6日、長久手南クリニックが主催する第8回認知症勉強会が行われた。今回も70名以上の方に集まっていただいた。講師は、ドクターコウノ、共和病院老年科河野和彦先生である。なんと、当クリニックで行われる5回目のドクターコウノの講義である。他の3回は私が認知症症例検討などを行っている。今回はレビー小体型認知症（前半）についてであった。ブログにもかかれて見えるが、「レビー小体型認知症というのは脳がまじめにアミロイドを取り除く努力をした結果であるレビー小体（封入体＝ゴミだめ）が脳に蓄積した状態である」、一方、「アルツハイマー型認知症というのはリン酸化タウ蛋白が多い人に起こり脳が全くアミロイドを取り除く努力をせずアミロイドが蓄積した状態である」というのが興味深い話であった。従って、「純粋なレビー小体型認知症」「一般的なレビー小体型認知症」「アルツハイマー型認知症への移行型のレビー小体型認知症」といった具合に色々なタイプがあるというのである。確かに、臨床的には「認知症」「パーキンソニズム」「幻視」というレビー小体型認知症の特徴をそなえておりながら、頭頂葉および側頭葉萎縮が高度である頭部CT、時計描写テストや改訂長谷川式テストでアルツハイマー型認知症的な所見、に出くわすことがある。これが「アルツハイマー型認知症への移行型のレビー小体型認知症」なのであろう。一方で、臨床的には「認知症」「パーキンソニズム」「幻視」というレビー小体型認知症の特徴をそなえ、かつ、全く萎縮のない頭部CTを呈する場合がある。これが「純粋なレビー小体型認知症」「一般的なレビー小体型認知症」なのであろう。レビー小体型認知症には、脳血管性認知症との混合型がよく見られる。この場合には、興奮性が強く、悪夢なので夜間に暴れることが多い。全く萎縮のない頭部CTに散在する脳梗塞所見がみられたら、要注意である。ドクターコウノが言われる「レビーミックス」がこれに当たる。レビー小体型認知症の中にも色々なタイプがあると言うことを頭に入れながら、アリセプトの許容量やフェルガードの選択を考慮した治療に当たることが大切であると感じた。いつも蘊蓄のあるお話をしていただけるドクターコウノに乾杯。

  Aug 8, 2008

• レセプトおよび主治医意見書作成。緩和ケア入門参加。

  毎週、日曜日は主治医意見書を書いているとこの前ブログに書いた。今日は午後から10通を書いて今月分の意見書を完成させた。何通あるが興味があったので数えてみた。38通あった。まあ、たくさん書いたものである。大変な作業であるが、皆さんに頼りにされているということなので頑張らねばなるまい。午後から意見書と書いたが、今日の午前中には今月提出分のレセプト（診療報酬請求書）を完成させた（3通り目の見直しが終了し、電子媒体に記入して完了した）。吉原先生という先生が作られたダイナミクスというレセプトコンピューター（通称レセコン）ソフトを利用している。レセプト自体は毎日作成しているので月の終わりにはもう出来ている。3通り見直して、間違いを修正して完成に至る。レセ電という電子媒体で送るシステムが出来ており、プリントせずにCD-ROMで送ることが出来る。来月からはオンライン請求と言って、インターネットを介して接続して専用サイトにアップロード（情報を自分のコンピューターから専用ホストコンピューターに送ること）すれば終わりである。特筆すべきは送る前にサイトで間違い探しソフトを利用して、レセプト上の間違いを指摘してくれるのである。最初から最後まで事務員さんの手は煩わず、全く一人で完成させることが出来る。まあ、便利な世界である。レセ電は毎月9日が提出期限である。否応なしに毎月締め切りがやってくるのである。有り難い話であるが、因果な話でもある。そんなこんなで今週も日曜日が潰れた。昨日は「緩和ケア入門」という以前お世話になった新城先生の講義が美浜の知多厚生病院であり、参加してきた。新城先生に教えて貰いながら、在宅緩和ケア患者さん一人目を何とか看取ることが出来たことを思い出した。48歳の女性で8歳の子供さんが見えた。痛みは経口モルヒネとフェンタニール経皮吸収パッチで何とかコントロールできたが、鎮静はフェノバールの持続皮下注まで必要でありとても苦労した。腹水は在宅エコー下腹腔穿刺持続ドレナージを行い、とても上手くいった。そんなことが走馬燈のように頭を走った。気がつくとウトウトしていた。その後、久しぶりに知多半島で魚を食べた。楽しい一時だった。

  Aug 3, 2008

• コメントを入力してくれていた方々済みませんでした

  今日、知り合いの先生からメールを貰ってわかりましたが、楽天ブログ以外からのコメント入力が不可の設定になっていたようです。どうりで、コメントの寂しいブログだと思っていました。今まで入力していたのに入らなかった方々済みませんでした。今日から解禁です。もしよろしければ、コメントをどうぞ。

  Jul 30, 2008

• 

  コウノメソッド実践医1号に登録される！

  ドクターコウノこと、愛知県共和病院老年科部長の河野和彦先生がご自身のブログでコウノメソッドの実践医を募集されておられた。河野先生はコウノメソッド（認知症治療のバイブル）の生みの親であり、認知症診断および治療の布教のために日本中を飛び回り、日々、認知症患者さんのために努力して見えるスーパードクターである。そのドクターコウノが実践医登録を期待する医師のリスト38名（無記名）を載せていた。無記名であったが、地域名から自分のことだとすぐにわかった。早速、コウノメソッド実践医に申し込みを行った。すると、光栄なことにコウノメソッド実践医1号に登録された。更に嬉しいことにドクターコウノ認知症ブログや認知症ネットの認知症相談室（掲示板）でドクターコウノ直々に、と、紹介していただいた。身が引き締まる思いがする。今まで通り、患者さんに教えて貰いながら地道に頑張って行こう。河野先生との出逢いは、昨年３月に遡る。今考えると運命的な出逢いだったように感じる。認知症ねっとでは「戦友」と紹介していただき、感激を覚えた。そんな偉大な先生が、当クリニックでは２ヶ月に一度認知症勉強会を開いて下さっている。感謝、感謝である。今後もコウノメソッドを継承して認知症患者さんを早期診断して、早期治療して行きたい。

  Jul 26, 2008

• 猛暑の中での往診は体力を消耗する

  7月21日海の日も午後から天白区方面に往診した。7月22日朝から体調がおかしいのを感じた。グループホームの往診を終え、数名の在宅患者さんを往診した。夜から発熱を感じた。体温は測定しなかった。熱があると思うと余計に病気になった気分になるものである。熱は身体が反応して免疫力を上げるために出るものであり、みだりに下げるべきではない。解熱剤を頻用すると肺炎になると言うことは言われている。解熱剤は発汗を促すことでして気化熱を利用して体温下げる。従って、脱水になっている身体から更に水分を絞りすことになる。身体に良いわけがない。患者さんに言うように両脇と両鼠径部（股関節前面）の太い動脈が流れる部位を冷却のみした。こういった自然な冷却は体力を奪うことはない。7月23日朝7時30分から夜7時まで全日往診。微熱を感じ、ふらふらだった。こんな日に限って守山区志段味から始まり、瀬戸市陶生病院横で終わるハードな一日。車の中は高熱であり、冷房がきき始めた頃には次の往診宅に到着する。車から出ると外は猛暑。往診宅によっては涼しくしてくれているが、時には冷房は嫌いだという高齢の方も見える。猛暑と冷房の繰り返しが、どんどん体力を奪っていった。往診後に点滴をして貰い、暫く休む。なんとか運転できる状態になり、クリニックに検体を置きに寄る。ふらふらだった。7月24日朝から外来。気怠い。外来が終わって、点滴。午後は指示書作成。7月25日なんとか復活した。外来は難なくこなす。午後から往診へ。猛暑のため発汗多量。２軒目を終わった頃からふらつきを覚える。それでもなんとか午後6時に往診を終える。7月26日朝から外来。認知症外来に3名の新患。良く話を聞き、説明を十分にするのが、自分のスタイル。だんだんと喉が痛くなる。水を飲みながら最後の患者さんまで話を終える。最近、書類作成のため夜更かしを繰り返していた。この時期には睡眠が大切であることを痛感した。医者の不養生である。猛暑の時期の往診は体力勝負である。

  Jul 26, 2008

• 

  ドクターイワタの往診による認知症診療。中部経済新聞に掲載さる。

  ７月２４日、中部経済新聞に長久手南クリニックがカラー写真で掲載された。日本取材センター加藤敦子さんから院長に取材申し込みがあった。７月１０日、加藤さんが取材にクリニックを訪れた。「認知症専門で往診中心であるという」特徴をよく理解していただいた。「認知症の型をはっきり把握するために、最初の一回だけは、患者に来院してもらって、ＣＴをはじめとした諸検査をして、患者の認知症のタイプを確定する」という私のスタイルも良く理解していただけた。他院で「誤診」されているケースが多いことは「ドクターイワタの認知症講義」でも書いた如くである。流石にプロの書く文章。流れるようである。ご堪能下さい。町のお医者さん愛知県長久手町長久手南クリニック　愛知県長久手町、愛知淑徳大学周辺は、ここ数年開発が進み、道路が整備され、スーパーやお洒落なカフェ等が次々とできているエリア。このエリアの道路沿いにあるログハウスが長久手南クリニック。一見、クリニックとは思えない可愛らしい外観に少々戸惑いながら、中に足を踏み入れて再度ビックリ。待合室の中央には大きな暖炉があり、クリニックの待合室というより、まるで外国の家のリビングのようなのだ。取材時は初夏、もちろん暖炉はオフシーズンだったが、冬になるとちゃんと活躍するそうだ（外には薪が積まれている）。岩田明院長は、脳神経外科専門医。長久手南クリニックは、往診を中心に診療を行う認知症専門のクリニックだ。毎日、午前中は外来診療、午後は往診、水曜日は一日中往診というから、居心地の良さを追求してこだわって造ったはずのログハウスにほとんど居ることがない。認知症とひと口に言っても、アルツハイマー型、レビー小体型、ピック病等いくつかの種類に分かれる。そしてその病態に合った薬を処方しないと、認知症の症状が良くなるどころか悪くなることもある。在宅支援を掲げる岩田院長だが、その認知症の型をはっきり把握するために、最初の一回だけは、患者に来院してもらって、ＣＴをはじめとした諸検査をして、患者の認知症のタイプを確定する。その後の治療は、往診が基本、実にフットワーク軽く、あちこちに出かけていく。クリニックの案内や院長の名刺には、携帯電話の番号や携帯メールのアドレスが明記されている。「これでリアルタイムに連絡を取ることができ、必要な対処をタイムリーに行うことができるんです」と笑う院長は、かつてないタイプの医師かもしれない。「認知症は、本人の状態をよくすることだけでなく、介護する人の苦労が少なくなるようにすることも大事」と語る岩田院長。認知症患者が増加する一方の現代、院長の忙しさは容易に想像がつくが、その激務を縫って、定期的にクリニックを会場に地域のケアマネージャー等と一緒に認知症についての勉強会も開催している。岩田院長の略歴昭和三十八年生まれ。平成元年、名古屋市立大学卒業。蒲郡市民病院、掛川市立総合病院等で脳神経外科担当医として勤務、平成十九年十一月に長久手南クリニックを開院。米ペンシルベニア大学脳神経外科に留学の経験も持つ。長久手南クリニック愛知県長久手町長湫市ヶ洞７２―３電話　０５６１（６４）５６６７

  Jul 26, 2008

• 主治医意見書を書く

  毎週日曜日は主治医意見書を書いている。主治医意見書というのは介護保険申請のための重要な医療側の意見である。主治医意見書と介護側の認定調査という書類を元に、定期的に行われる認定会議で介護度を決めていく。介護度には７段階あり、要支援1-2、要介護1-5の順に重症度が増していく。介護度により介護サービスの上限金額が決められる。介護度によって介護サービスの利用金額が変わるので高ければ良いというものでもないが、介護度により利用サービスの枠が広がるのは事実である。それに加えて、特別養護老人ホームに入居できるかどうかの判定会議においては在宅療養の期間と共に介護度が重要視される。余り知られていないが、主治医意見書がなくても介護保険を申請した日から暫定的に介護サービスを利用することは出来る。介護サービスを使いたければ、主治医に受診したときに意見書作成を頼んでから早めに介護申請をすることである。ケアマネをどうやって選ぶのかはとても難しいことだと思う。要支援1-2では特別な場合を除いて（夫婦で同じケアマネにお願いする場合など）自動的に包括支援センターが担当する。各地区に指定された包括支援センターがある。要介護になったときが問題である。ケアマネになるためにはいろいろな経歴がある。看護師、ケースワーカー、介護士、薬剤師、理学療法士、鍼灸師、歯科医師、医師などである一定の経験があれば誰でも試験を受けることが出来る。試験をパスすれば誰でもケアマネになることが出来る。ケアマネを選ばれるときにはホームページの「横の連携」に私と連携がある「連携居宅介護事業所」が書かれているので参考にしてほしい。今月に入ってもう10通書いたのに、今、18通貯まっている。私が書いた主治医意見書は各市町村の介護保険課または福祉課などで詳しさが有名になってきているらしいと複数のケアマネさんから聞いた。「人の人生がかかっているから手を抜けない」という私の考え方からなるべく詳しく書くようにしている。だから、余計に私に書いて貰いたいというご家族が増えている。喜ばなければ行けないのだろう。日曜日にやらなくてもいいように郵送されてきた日に書いてしまうように心がけていきたい。私の意見書を待っている人たちのために。

  Jul 20, 2008

• 認認介護　と　他認介護

  朝日新聞によれば、認知度の軽い方が重い方を介護する認認介護が増えているといいます。訪問ヘルパーのみが介護に当たる独居の認知症患者さんのことを他認介護とでも言えばいいのでしょうか。ちなみに私が往診している中では、８軒１２名（４軒は夫婦とも往診患者）が認認介護、８軒８名が他認介護（独居であり訪問ヘルパーのみが介護に当たる）という状況です。自分の往診患者であるないの隔てなく、認認介護のご夫婦共にフェルガードを買っていただくか、差し上げるようにしています。認認介護の家庭は将来への不安も強く、高価なフェルガードを買うお金がないか（将来を考えて不安であり）、買う判断力がない場合が多いのが現状です。症状により、フェルガード100またはNewフェルガードを使い分けます。こういった治療により明らかに症状は改善されます。特に認認介護の軽い方の患者さんにフェルガードを飲んでいただくことで在宅療養を安全に続けていくことが出来ます。認認介護の重い方の患者さんがクリニックを受診される際に、認認介護の軽い方の患者さんにも認知症外来に罹っていただき、認知症の型診断に応じたアリセプトなどの内服薬を開始していただくようにしています。最近になって、軽度な認知症のことを軽度認知障害(MCI)と呼ぶようになっています。フェルガードは特にこのような患者さんに良く反応し、正常域まで回復される認知症患者が多く見られます。認認介護も他認介護もさくっと診断して、治療さえすれば、もっともっと長い間、在宅療養を続けていくことが出来ると思います。もちろん、ケアマネさんを中心とした介護サービスの利用もとても大切だと思います。夫婦で一緒にデイサービスに行くのも共通の話題を持つため、結構役に立つようです。今後、こういった認認介護や他認介護はどんどん増えていくと思います。早めの治療と、早めの介護サービスの利用がとても大切ではないかと思います。

  Jul 6, 2008

• 認知症を往診で診る

  早いもので7月になりました。なんと6月はブログの更新はしていなかったとこに気づきました。最近、認知症を診るのが大好きな医者になって、本当に良かったと思います。認知症患者さんが良くなっていかれるのを診るのは特別な気分です。。1ヶ月後には別人のように良くなっていることもしばしばあります。医者冥利に尽きます。これも、ドクターコウノ、ドクターカンダという偉大な先生に教えていただいているおかげだと思います。当クリニックに来られる方は未治療という方は少なく、ほとんどの人が医療センター、大学病院、中核病院の神経内科や精神科で誤診され、難民となって当クリニックを受診されます。当クリニックに受診される患者さんは、1.ケアマネさんからの紹介、2.施設職員さんからの紹介、3.患者さんからの口コミ、4.ホームページを見て、5.クリニック前の立て看板を見てなどです。認知症の新患の診察には30分以上かかるため、一日3人が限界です。それでも現在外来で300名ほどの認知症患者さんを診ています。午後は毎日往診していますから、認知症外来は午前の3-4時間のみです。ただし、往診患者の内の約100名は認知症患者さんです。往診患者さんも初診だけは、クリニックに来ていただいています。Jobst法（海馬を診るのに適した方法）を含んだ頭部CTが必須だからです。頭部MRIよりも頭部CTの方が、1.認知症患者さんはじっとしていることが不得意であり、頭部CTの撮影時間1分に比べて、頭部MRIの撮影時間5分が数回という長さに耐えられないこと（頭部MRIは動きに弱く、動いてしまうと全く画像にならない弱点もあります）、2.脳梗塞の治療開始基準は頭部CTで見えるラクナ梗塞の有無によること、3.頭頂葉の脳萎縮の評価が頭部CTの方がやりやすいこと（ドクターコウノの2cm以上の脳溝の数を数える評価方法で数字化して評価可能）などの点で優れています。コウノメソッドに従い、30分で診断して、さくっと、治療に移れるのが、一番素晴らしいところです。高価な頭部MRI、脳血流シンチグラフィーなどの検査を予約して、数週間もかけて診断する必要はさらさらないわけです。認知症外来で診断治療していくことは、もちろん、素晴らしいことですが、やはり、往診で患者さんを一生診ていくというのが私のスタイルです。自宅で看取ることが本当に大切なことなんです。緩和ケアもやっていますが、緩和ケアというのは訪問看護の方々が活躍する場であり、医者はあくまでも黒子の存在だと思います。5月の勉強会の時にもお話ししました。ドクターコウノにはあるサイトで「戦友」と呼んでいただき、来週には中部経済新聞のインタビューも入り、元気百倍です。明日からまた地道に頑張ります。

  Jul 2, 2008

• 民生委員の口から「認知症なんて治らないでしょ」はショック

  本日、ある会で民生委員の方と話す機会がありました。私が認知症の話をすると、その方は「認知症なんて治らないでしょ」とさらりと言ってのけました。続けて、「最近、奥さんが入院された方が急に呆けてきてしまって困っているのよ。２世帯で住んでいる息子夫婦に言っても全くだめなのよ。徘徊して困るから施設へ入れてほしいのよ」と言っているではありませんか。施設のことを考える前に「地域包括センターに相談して、認知症の専門医にかかるように勧めていただきたい」と話しておきました。認知症に対する意識の低さに唖然とすると共に民生委員の教育が急務であると実感しました。ケアマネージャーさんに行く前に、民生委員をはじめ多くの方たちの目に触れるわけですから、今後も認知症啓蒙のために講演をしていかねばと思いました。

  May 22, 2008

• 

  時計描写テスト自動採点システム

  ユメディカの太洞江美子社長にクリニックに来ていただき、時計描写テスト自動採点システムのデモを行った頂きました。共和病院老年科部長河野和彦先生監修で作成されたソフトでこのようにペンパッドの上に時計描写テストの紙をおいて通常通りテストを行うと、自動採点されてファイルに保存されます。なかなかの優れもので是非、町役場や区役所などの公共の場所に置いてほしいと思いました。ソフト利用料金がテスト１回2000円程度ということで金額的に高いのが問題かと思いました。廉価版のノートパッドDiji Memo（A4サイズで18000円程度）を紹介するととても興味を持っていただきました。どんどん普及すれば安くできるのかと期待しています。社長さん頑張って下さい。(株)ユメディカ〒530－0038 大阪市北区紅梅町5－5 スペースエックスビル 2FTEL:06-4800-8626 FAX:06-4800-8627URL http://www.kenkou.ne.jp

  May 4, 2008

• 在宅医療ネットワーク

  毎日、精力的に外来と往診をこなす日々が続いています。ただ、ボクが倒れてしまったら、患者さんやご家族に迷惑をかけてしまいます。では、どうすれば良いか？やはり、横の繋がりの強化が必要だと思います。この１年半の努力の甲斐あって、ケアマネさん、訪問看護師さん、訪問理学・作業療法士さん、ヘルパーさん、施設の介護職員さん、病院のケースワーカーさん、病院や診療所の医師や歯科医師の先生方との横の繋がりが徐々に広がって来ました。そして、最近では私のクリニックのような在宅医療を中心としたクリニックを建てたいという先生方からの問い合わせも来るようになってきました。そこで考えているのが、「在宅医療ネットワーク構想」です。いろいろな職種の横の繋がりを強くして行くことで患者さんやそのご家族にわかりやすい在宅医療の選択が可能になるというわけです。それに加えて、お互いの不足を補い、いざというときに対応できる繋がりを持つことが可能になります。

  Apr 24, 2008

• レビー小体型認知症

  レビー小体型認知症には１．認知症＋幻覚２．認知症　　　＋パーキンソン症状（アルツハイマー型認知症＋パーキンソン病の可能性もありますが、頭部ＣＴで鑑別できます）３．認知症＋幻覚＋パーキンソン症状があると考えられます。基本的には少量のアリセプト、抑肝散、ペルマックスの組み合わせです。ただし、それぞれの病態に対して投薬パターンが変わります。詳しくは以下のようです。１幻覚のみ場合には少量のアリセプトと抑肝散が適応です。また、夜起きたときに幻覚が強く出ることが多いので、マイスリーなどの睡眠薬を飲んでいただくと夜間の幻視が減ります。２．パーキンソン症状があればペルマックスの適応です。しかし、ペルマックスは幻視を誘発することが知られています。幻視がない場合でもペルマックスを飲むことで幻視が出現することもあります。抑肝散を幻視予防のために処方する方が安心です。３．幻視とパーキンソン症状がある場合には、抑肝散とペルマックスを同時に処方します。ただし、本人及び家族がどちらの改善を重視するかで処方パターンが変わってくることがあります。

  Apr 12, 2008

• フェルガードとフェルガード100

  前回、フェルガードが認知症に有効であることはお知らせしました。認知症を予防するためにフェルガード100（1包にフェルラ酸100mg、ガーデンアンゼリカ20mg）、認知症の治療にはフェルガード（1包にフェルラ酸100mg、ガーデンアンゼリカ100mg）が欠かせない手段になりつつあります。フェルラ酸にはアミロイドの沈着を予防してアルツハイマー病の進行を予防および改善する効果があり、ガーデンアンゼリカには神経から出る突起が伸びることにより他の神経とのシナプスと呼ばれる神経連絡を形成すること神経再生効果があることが証明されています。河野和彦先生はコウノメソッド2008の中（4-5ページ）で「アリセプトが最初の１年で効果が鈍るのに対して、フェルガードは樹状突起連絡によって奇跡的な効果が2年以降も期待できる」と記載されてみえます。「改善率は7割程度とおもわれるが、高く評価できることは　(1) アリセプトに反応がなかった患者にも効く点、(2) ごく初期や末期でも劇的に変化するケースがあること、(3) ピック病（前頭側頭型認知症）やレビー小体型認知症と思われる患者にも効果が出た場合があること」と記載されております。私の100名以上の患者さんがフェルガード100やフェルガード（ANM176顆粒）で改善されています。以前にも書きましたが、私はグロービアの回し者でではありません。ただ、効果に驚き、是非、多くの認知症患者さんに飲んでいただきたいと思っているのです。もし、お近くに認知症にお困りの患者さんが見えましたら、まず、どこでもいいので老年科の医者がやっている（精神科や神経内科ではだめです）認知症外来にかかって下さい。私は脳神経外科の専門医ですが、かなめ病院老年科神田茂先生や共和病院老年科河野和彦先生の弟子として「認知症を診たい医者」として頑張っています。認知症でお困りでしたら、まずは長久手南クリニックの認知症外来の予約をして、早期診断および治療を始めましょう。

  Apr 6, 2008

• 在宅緩和ケアは訪問看護師が主役

  現在、110名前後の定期往診をしています。午前は認知症外来をやり、玄米おにぎりを頬張りながら往診に出かけます。往診が終わるのは午後６時前後、遅くなると午後８時を過ぎることもあります。往診は主にケアマネさんや訪問看護師さんたちからの紹介です。最近では大学病院や中核病院の地域医療連携室からの紹介が増えてきました。認知症外来をしていることもあり、往診患者さんの多くが認知症の患者さんです。なるべく初回診療はクリニックに来て、詳細なアナムネ、簡易知能検査、頭部CT検査の３本立てをやることにより、治療方針を決めています。そうすることにより、正しい治療を初めから開始することが出来ますので。在宅看取りも自然体でやっています。ご本人やご家族の意志を確認した上で、どのような方針で医療を行うのかを決めていきます。点滴を続けるのか、止めるのかなどもじっくりと家族やケアマネさん、訪問看護さんたちと話し合いながら決めていきます。在宅緩和ケアも自然体ですね。ご本人、ご家族、訪問看護師さんたちが主役であり、医師はあくまでも脇役です。ドクターが前面に出ている新聞記事をよく見かけますが、勘違いも甚だしいと感じます。若い経験のない医者もベテラン看護師の誘導があるから、上手く行っているのだと思います。ボクは時間をかけて外来も往診もやっています。自然にやっていると会話が弾んでそうなってしまう。これも自然体の診療です。クリニックを開院して一番良かったと思うことは、時間を自由に使うことが出来ることです。良く話を聞くことが患者さんのサインを見落とさない一番の秘訣だと思います。勝手に医者が判断しないで良く話をしくことが大切です。診療の中でも医者は名脇役であるべきで話を上手く引き出すことが出来れば診断や治療に大きく役立ちます。謙虚に自分の間違いを受け入れて次の診療に役立てていくことが大切だと思い、日々、診療を続けています。これからもずーと。

  Apr 1, 2008

• ホームヘルパー2級養成講座の講師

  今日の午後2時から4時まで株式会社アンジュ主催のホームヘルパー2級講座の講師を務めてきました。前回が6名、今回が5名であり、少数精鋭の講義でした。褥瘡については、名古屋大学非常勤講師宮一朗先生の褥瘡のスライドを使わせていただき（この場をお借りして感謝いたします）、行いました。講師は今ひとつでも、内容が素晴らしかったので、みなさん真剣に聞いてくださいました。それに認知症外来の実際を、実際に使う用紙を使って説明しました。1. 認知症についての質問事項および診察方法、2. 時計描写テストと改訂長谷川式簡易知能検査、3. 頭部CT所見　から診断を行うこと、「コウノメソッド2008」を元に投薬治療を行うこと、を説明しました。次の認知症在宅ケア勉強会でも「認知外来の実際」として講義をやろうかなって思っています。如何でしょうか？

  Mar 20, 2008

• 長久手南クリニック開院後３ヶ月目を迎えて

  みなさん、こんばんは。おかげさまで長久手南クリニックを開院して３ヶ月目を迎えています。月、火、木、金、土曜日の午前中は外来をやっています。外来の患者さんは認知症の患者さんがほとんどです。ケアマネさん達からの紹介、患者さんの家族からの紹介、私の認知症についての講演をきいた方々のご家族、クリニックホームページを見られた方などで、私が往診する名古屋市東部（守山区、名東区、天白区、千種区、北区、東区など）、尾張旭市、瀬戸市、日進市、長久手町、東郷町、春日井市など広範囲に及びます。ほとんどの方々は未治療か、間違った治療を受けてみえます。ほとんどの方々が良くなられ（認知症が改善されたり、介護しやすくなられたりします）、患者さんご本人やご家族に喜ばれています。月、火、木、金、土曜日の午後からは（水曜日は朝から）認知症患者さんを中心とした往診を行っています。在宅に於ける患者さんやご家族の生活の質を上げることはとてもやりがいのあることであり、ケアマネさん、看護師さん、ヘルパーさん、理学療法士さん、デイサービスやデイケアの職員さん、訪問歯科の先生方、訪問診療の先生方、と横の繋がりが出来ていくことはとても楽しいことです。特に今まで在宅で取り残されていた方々がよりよい生活を送れるようになったときには、苦労してやっていて良かったと心から喜ぶことが出来ます。在宅緩和ケアや在宅看取りもたくさん経験させていただきました。病診連携も積極的に行い、入院から在宅へのスムーズな移行、在宅から入院へのスムーズな移行が出来るように積極的に退院前カンファおよび担当者会議を行っています。私は今まで通り、私らしく患者さんやご家族の生活の質を重んじた医療をやっていきたいと思っています。今後とも、みなさまのご協力をお願いいたします。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　長久手南クリニック　院長　岩田　明

  Jan 30, 2008

• 長久手南クリニック　パート事務員および看護師　緊急募集

  １．午前８時から午後１時までのパート看護師（時給1300円から）２．午前８時から午後１時までのパート受付さん（時給850円から）医療事務の経験の有無を問いません。コンピュータ入力、カレンダーソフトへの予約入力、文書のスキャナー取り込みなどが主な仕事です）を募集します。条件については話し合いに応じます。興味のある方は、090-5862-7243までご連絡下さい。

  Jan 28, 2008

• 午前中勤務のパート事務員さん募集！

  パート事務員さんを募集します。勤務開始日時：２月１日から（引き継ぎのため１月２０日から勤務していただきます）曜日：月、火、木、金、土時間：午前８時から１２時３０分まで（毎月１０日前後の請求書およびレセ作成時には時間外勤務もしていただきます）業務内容：受付業務（領収書発行、外来での入金集計）、医療レセプト表紙作成、居宅療養管理指導レセプト作成、請求書作成、入金確認などレセコンは日立ソフテックのダイナミクスを利用しており、ペーパーレスのシステムを確立しています。ダイナミクスはとても使いやすいシステムです。興味がありましたら、まず、長久手南クリニック　院長　岩田　明（090-5862-7243)までご連絡下さい。面接希望の方は、長久手南クリニックまで履歴書をFAX（0561-64-5668）して下さい。こちらから面接時間をお知らせいたします。

  Jan 13, 2008

• 在宅看取り

  某教授が書いた「高齢者の終末期医療」を読んだ。まあ、ぐちゃぐちゃ書きすぎ。まず第一に「高齢者の在宅看取り」と言うべきである。私流に言えば、「人は食べられなくなって死んでいく。」ピリオド。食べられなくなった人を改善させる唯一の方法は、「摂食嚥下訓練を行って再び経口摂取が出来るようにすること」であり、決して「胃瘻を作って長生きさせること」ではない。Quality of Lifeを向上させるにはどうすればいいのか、「本人を含めた家族とよく話し合うこと」である。まあ、こんなに簡単にまとめたのでは教授にはなれないってことだろうが。だらだら、書かないとお話しにならないから。

  Dec 4, 2007

• フェルガードは認知症に効きます

  米ぬかを精製して作られたフェルラ酸を含む健康食品フェルガードが認知症に効くことがわかりました。私の診ている認知症患者さん約20人にフェルガードを飲んでいただいています。その殆どの方々に何らかの喜ばしい変化が見られます。今までしなかったお手伝いをするようになった方、たばこの本数を本人から減らそうって言った人、お金の節約をするようになった人、相手を思いやる気持ちが出てきた人、今まで気にしなかった薬のことを言うようになった人、、、、色々見えます。科学的にはフェルラ酸がアルツハイマー型認知症の原因物質であるアミロイドの沈着を抑制することが証明されています。臨床的には、共和病院老年化部長の河野和彦先生が200名以上の認知症患者さん（アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症など）に試され、いろいろな効果を見つけて見えます。そして、私の患者さんのほぼすべての方に何らかの喜ばしい変化が見られています。詳しくはこちらをご覧下さい。誤解のないように、私はグロービアの回し者ではありません。効果があるからお勧めしているだけです。購入の際には、長久手南クリニック　岩田　明の推薦で購入すると言って下さい。私の推薦で買って下さった数に応じて、グロービア村瀬仁章社長からの好意で生活保護や購入不能な方々へのフェルガードを寄付していただいています。

  Nov 26, 2007

• パート医師、パート看護師、パート事務員募集

  研修およびパート往診医　募集のお知らせまずは研修として往診に同行していただき、次にパートとして働いていただきます。希望される方は0561-64-5667まで御連絡下さい。チーム医療を目指していきたいと思っています。パート看護師さん（午前8時から12時半まで）募集のお知らせパート看護師さんを募集いたします。 希望される方は0561-64-5667まで御連絡下さい。 パート事務員さん（午前8時から12時半まで）募集のお知らせパート事務員さんを募集いたします。 希望される方は0561-64-5667まで御連絡下さい。

  Nov 25, 2007

• 外来の待ち時間を少なくする工夫

  11月12日から外来を始めて、2週間が経ちました。ありがたいことに、ケアマネさんから紹介して頂いた認知症患者さん、往診していた認知症患者さん、共和病院老年化部長の河野和彦先生から紹介して頂いた認知症患者さんを中心として診させていただきました。認知症の新患さんの診察には頭部CT撮影時間（OM-20度のJobst法も含めて）も入れて、約45分かかりました。30分1単位で予約を入れていたため、患者さんを待たせてしまい申し訳ないことをしました。今後は、新患の患者さんは45分1単位として、待ち時間のない外来を目指していきたいと思います。また、初診用の質問用紙を作り、予め待っている間に記入して貰うようにしました。満足していただける外来診療を目指して頑張っていきたいと思っています。もちろん、午後からの往診もしっかりやりますのでご安心下さい。今週末は書類作成（紹介状3通、診断書4通、主治医意見書7通）に追われて、ほとんど休みがありませんでした。今後の課題だと思います。

  Nov 25, 2007

• 内覧会、大盛況にて無事修了

  皆さんに協力していただき、ようやく開院に辿り着きました。開院に当たって、お世話になった方々に本当に感謝いたします。新聞広告を入れなかったにもかかわらず、内覧会当日は200名以上の方々にクリニックの雰囲気を味わっていただくことが出来ました。みなさんに「落ち着ける場所だね」って言われて、苦労してここまで来たことが報われた気持ちでした。みなさんに愛されるクリニックになるべく今後とも地道にやっていきたいと思っています。認知症を診たい医者として往診に加えて、外来にも力を注いでいきたいと思います。診察、簡易知能検査、頭部CT、認知症採血を4本柱として、正確な認知症診断および治療をしていきたいと思います。

  Nov 14, 2007

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