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2009年03月04日
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カテゴリ:「秘密」詩・小説
BLの苦手な方は読まないでください。

 二次創作ですので苦情は受け付けません。

 どうかお許しくださいませ。m(_ _)m


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 行為が終わった後、気だるそうに寝ている薪に青木は言った。

 「薪さんもう他の男の人と食事になんか行かないで下さいね。」

 「ん、なんだ、妬いてたのか?」

 「当たり前です。佐伯さんとはどういう関係なんですか?」

 「佐伯は鈴木のいとこだ。鈴木の母親の妹が玉の輿に乗って

 財閥に嫁いだんだ。顔がそっくりなのは血が繋がっている

 せいだ。あいつがまだ学生で日本にいた頃、鈴木と三人で

 何度か食事に行ったことがある。それだけだ。」

 「鈴木さんのいとこだなんて知りませんでした。」

 「誰にも言ってないからな。」

 「そういうことはちゃんと言ってくださいよ。俺、バレンタイン

 薪さんからチョコもらってないし、フラれると思ってたから・・・」

 「チョコレートならやっただろ?」

 「え?いつですか?もらってないですよ。」

 「お前のデスクの上に置いてあっただろ?」

 「あれ?あのチョコ薪さんからだったんですか?俺は

 てっきり・・・薪さん、すみません。でも、なんで直接

 渡してくれなかったんですか?」

 「照れるから。」

 薪はうつむいてボソッと言った。

 「薪さん、好きです。」

 青木は薪に抱きついた。チョコレートを渡す時に照れるから

 デスクの上にこっそり置いておいたなんて、ありえないくらい

 可愛い。なんであの時、薪さんからだって気づかなかったん

 だろうと青木は思った。

 「シャワー浴びてくる。」

 薪が素肌にワイシャツ一枚着ただけの格好で、抱きついてる

 青木を軽く押しのけて立ち上がった。青木はニヤニヤしながら

 「薪さん、一緒にお風呂に入りましょう。」

 と言って、薪の後にぴったりついてバスルームに入り込んだ。

 薪は何も言わずに黙っていた。

 「もう一回してもいいですか?」

 と青木が薪の耳元で囁くと、薪は魅力的な瞳に妖しい微笑を

 浮かべて

 「バカ。」

 と言った。二人の甘い夜はまだ始まったばかりだった。

                                (完)


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最終更新日  2024年02月27日 18時07分34秒
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