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カテゴリ:「ガンダムOO」詩・小説
BLの苦手な方は読まないでください。
あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m 刹那はハロの体を無理やりこじ開けると、小型時限爆弾が 埋め込まれていた。タイマーはまだ作動しておらず、60秒 にセットされたままだった。刹那が幼い頃、周りの大人たち はよく爆弾を作っていた。自爆テロ用からバスをリモコンで 吹き飛ばすタイプの物まで様々な爆弾を作っていた。 刹那は見よう見まねで覚えた爆弾に関する知識があったので 普通の人より詳しかった。このタイプの時限爆弾は下手に 取り出すとトラップが作動するのでハロから切り離せない。 まずは黄色い線を切って、次に赤か青のどちらかを切るの だが、失敗すればその場で爆発する仕組みになっている。 刹那には爆弾処理の経験がないので、黄色が安全という 保証も無い。多分大丈夫だろうと思うだけで最初の一本が トラップだったら、それで終わりだ。刹那はいざとなると 切る勇気がなくて、手が止まってしまった。 一瞬の躊躇の隙にハロがまたジタバタ暴れだした。 「おい!こら!動くなよ。」 ロックオンがハロをぎゅっと押さえつけて言った。 「良い子にしてたら後でご褒美をやるからおとなしくしてろよ。 ハロ、愛してるから。」 すると、ピー!という警告音が鳴り響いた後にカチッと 音がして、タイマーが作動し始めた。 アレルヤが言っていたある言葉とは『愛してる』だったのだ。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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