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カテゴリ:「ガンダムOO」詩・小説
BLの苦手な方は読まないでください。
あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m もはや躊躇している暇は無かった。刹那は黄色い線を切った。 何も起こらなかった。第一段階クリア。刹那は安堵して溜息 をついた。しかし後2本のうち1本を切らなければならない。 次は2分の1の確率でトラップだ。タイマーは39,38,37・・・ 無情に時を刻んでいる。もう一度配線を確認する時間は無い。 刹那は赤か青かどちらにするか迷った。 いっそハロを窓から放り投げれば、自分たちは助かるかも 知れないが、街の人々にケガ人や死人が出てしまう。 一般人を巻き込むわけにはいかない。それに今、ハロを 見捨てたらロックオンが悲しむ。まるで家族のように 可愛がっているのに・・・ ロックオンには家族がいない。昔、刹那の仲間が殺したから。 そのことを知った時のロックオンの顔が忘れられない。殺意 に満ちた瞳で憎しみをぶつけて来た時、彼に殺されたいと 刹那は思った。自分には使命があるから生きているけれど 彼の為なら死ねる。ハロを助けなければならない。 刹那は赤い線を切った。 すると、ピー!という警告音とともにいきなりタイマーが 00に変わり点滅した。トラップにひっかかったのだ。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年03月02日 22時09分11秒
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