あすなろ日記

　
　裏僕はもうＢＬって断言しても良いと思います。　

　夕月たちが黄昏館の風呂に入ろうとしたら十瑚たちがいた。

　十瑚は焔椎真たちに怒るが、夕月には昔、何度も一緒に

　入ってたからって口を滑らせてしまう。

　「僕、前世で女の子だったんですか！？」

　夕月はなんだかショックな様子。

　焔椎真たちとのんびり一緒に風呂に入る夕月。

　ふと、愁生がいない事に気付く。

　愁生の身体には醜い傷痕があった。

　傷痕を隠す愁生に焔椎真は「俺がつけた傷だ」と触る。　

　ルカの運転する車で夕月は登校する。

　奏多が現れて、一緒に帰ろうと夕月に言う。

　「本当にここは君の居場所なのかい」

　キスでもしそうなくらい顔を近づける奏多。　

　そこへ十瑚と九十九が現れて、奏多は夕月の肩をたたき、

　去っていった。

　帰りの車の中、突然デュラスが襲ってきた。

　ルカの腕にある刻印を見て、デュラスは叫んだ。

　「ルカ・クロスゼリアか！？この裏切り者が！」

　あっという間に３人も殺したルカは「怖いか？」と聞く。

　「いいえ、だからもっと教えてください。ルカの事を」

　罪深き一族『ブランド・ゼス』

　祖先の大罪の罪を背負わされたルカたち子孫は腕に

　その印を持って生まれる。

　言われるままに戦う日々。その戦いに意味などない。

　だが、ルカは夕月と出会って変わったのだ。

　「お前を守る。それが俺のすべてだ。」

　「それは本当に僕ですか？」

　僕じゃなくて前世に好きだった女性ですか？って聞きたい

　のではないかと・・・前世の自分にヤキモチをやく夕月。　

　前世もその前も今までずっと女の子だった夕月が何故、

　男の子として生まれてきたのかと問う十瑚に橘は言った。

　「終わりにしようって事かもしれないね」

　夕月が作ったものがお守りになると教えてもらったと、

　ルカに手作りのクロスをプレゼントする夕月。　

　ルカにとって自分はマスターかもしれないけれど、

　夕月にとってルカは大切な人だから。

　十瑚、九十九、愁生、焔椎真にもクロスのネックレスを

　プレゼントする夕月。

　愁生に「どこか悪いの？」と心配する夕月。

　夕月は奏多に「今は戻れない。会って話をしたい。」と

　留守電にメッセージを残すのだった。