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テーマ:二次創作小説(942)
カテゴリ:「秘密」詩・小説
BLの苦手な方は読まないでください。 猟奇的描写の苦手な方は読まないでください。 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m 「薪さん、顔色が真っ青ですよ。少し休憩しますか? それか、あとは俺に任せて、休んでいてください。」 「いや、いい、そのまま続けろ。」 青木は薪を気遣って、数時間見ていた佐伯の脳のMRI捜査 を一時中断しようと思ったが、薪は続けるように命令した。 MRIの画面には病院に面会に来ている薪が映っていた。 薪は天使のような笑顔で佐伯に話していた。 「ここを出たら、一緒に暮らそう。愛してる。」 薪の背中から大きな黒い翼が生えていた。薪は 「お土産を持って来たよ。」 と言って、机の上に置いた箱を開けた。箱の中には少年の 手が入っていた。 「食べて。」 薪は佐伯に悪魔のように微笑んだ。 「美味しいのに。なんで食べないんだ?」 薪は箱の中から指を千切って口に咥えてみせた。 「美味しいぞ。食べろよ。」 モグモグと美味しそうに指を食べる薪を佐伯は黙って見ていた。 「喰えよ。」 薪の命令に従って、恐る恐る箱に手を伸ばすと、一瞬で 箱の中身がカステラに変わった。安心した佐伯はカステラを 口に持って行くと、また、指に変わった。佐伯は指を床に 投げ捨てて吐いた。MRIの画面を青木は直視できなくなった。 佐伯の吐いた嘔吐物は人の指や目玉や肉片が散乱していた のだった。 (続く)
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最終更新日
2011年01月21日 00時42分52秒
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