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あすなろ日記

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2011年01月21日
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カテゴリ:「秘密」詩・小説

 BLの苦手な方は読まないでください。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m


   手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  


 「止めろ。」
 
 薪が低い声で言った。青木はMRIの画面を停止した。

 「薪さん、およそ一年前まで巻き戻して捜査しましたが、

 だんだん酷くなる一方です。」

 「仕方がないだろう。佐伯は逮捕直後、錯乱状態にあった。

 精神鑑定で刑務所ではなく病院に入る事が決まったくらい

 なのだから、幻覚を見るのは当然だ。」

 「分かっています。佐伯の見ているものは幻覚ですね。」

 「ああ。だが、会話は一部を除いてはほとんど合っている。

 実際にあの日、僕は佐伯の面会に出かけて、差し入れの

 カステラを美味しいから喰えと言ったら、佐伯は吐いたんだ。

 あの後、佐伯は僕に毎月面会に来て欲しいと頼んだ。僕は

 佐伯が僕といる時だけ幻覚を見るという事を知らなかった。

 いつも笑顔で佐伯はブツブツ独り言を言うんだ。愛してるって。

 僕は鈴木の事でも思い出しているのかと思って、黙って見て

 いたが、僕に愛してるって言われた幻覚を見ていたなんて。

 僕は佐伯に愛してるなんて一度も言っていないのに・・・」

 「薪さん、自分を責めないでください。俺はあなたが軽々しく

 愛してるなんて言う人じゃないって知っていますよ。薪さんが

 面会に通った一年間で佐伯の幻覚症状はほとんど治って

 いますから。薪さんの背中の黒い羽も消えて、普通に会話が

 できてるじゃありませんか?佐伯が自殺する数日前の最後の

 面会の日には愛してるってセリフもなくなってましたよ。」

 「だから、自殺したんだ。佐伯は病気が回復するにつれて、

 幻覚も妄想も消えて、現実だけが見えるようになった。佐伯が

 3人も殺していない。1人しか殺していないというのは、真実

 だろう。最初の2人と3人目とでは誘拐する際の手口が同じ

 なだけで、殺し方が全然違う。最初の2人は目隠しされたまま

 殺されて、犯されている間ですら、犯人を見ていない。3人目

 だけがMRIを意識して仮面を被り、鏡に少年を犯すところを

 映し出している。殺された少年がたまたま鈴木の若い頃に

 どことなく似ていたから、顔で好みの少年を選んだと勘違い

 したんだ。誤認逮捕だ。僕は自分の推理能力を過信して、

 佐伯を罠にはめて逮捕してしまった。佐伯が錯乱状態に

 陥ったせいで、裁判もろくにせず、連続殺人犯に佐伯を仕立て

 上げてしまった。佐伯は一人しか殺していないというのに!」

 青木は泣き崩れる薪を抱きしめて、こう言った。

 「薪さん、落ち着いてください。最初の少年2人を殺した

 犯人は俺が必ず見つけ出しますから。」


                              (続く)



   手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート 


 


   











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最終更新日  2011年01月22日 01時20分04秒
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