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テーマ:二次創作小説(947)
カテゴリ:「秘密」詩・小説
BLの苦手な方は読まないで下さい。 あくまで二次創作ですから、苦情は受け付けません。 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m 青木は薪にMRIを見せながら報告した。 「まず最初に、一人目の被害者の岡田大輝君ですが、彼は クラスの男子からいじめにあっていました。いじめと言っても からかい程度のもので、暴力をふるわれたり、お金を取られたり といった事はありませんでした。中2の夏休み頃から携帯に 迷惑メールが月に数件送られてくるようになり、年が明けて からは週に数件『死ね』『殺すぞ』等の脅迫文ともとれるメール が送られてきました。また無言電話も何度かあった事から ストーカーによる犯行かとも思われましたが、メールを送って いたのは岡田君をいじめていたクラスメイトでした。とにかく この事件は紛らわしい事の連続で、被害者に深く関わっている 人間から見つけ出そうとしても犯人は割り出せませんでした。 岡田君は成績も中の上でまじめな生徒として先生達からは 可愛がられており、担任でもない理科の教師が休み時間に 話しかけていても、とりとめのない日常の一部分でしか なかったので、つい見逃してしまっていたのです。しかし、 1月のある日、学校の下駄箱の上靴の中に画鋲が入っていて、 知らずに履いて、画鋲がかかとに刺さり、泣いていた岡田君を たまたま通りがかった田中容疑者が保健室に連れて行き、 保健室の先生が偶然いなかったため、田中が岡田君の 足の裏を消毒し、バンドエードを貼った際に、田中が岡田君の ズボンの裾に手を入れ、足首を撫で回しました。そして、 『可哀相に。いじめられているんだろう?他に怪我はないかい? 服を脱ぎなさい。アザがないか確かめてやるから。先生は 心配して言ってるんだ。何だって?!待て!』と言って、 保健室から逃げ出した岡田君を追いかけようとします。 しかし、思いとどまったのか追いかけてはきませんでした。 それから約1ヵ月後、岡田君は殺されます。」 (続く)
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最終更新日
2011年02月08日 21時25分10秒
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