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2011年02月08日
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カテゴリ:「秘密」詩・小説

 BLの苦手な方は読まないで下さい。

 あくまで二次創作ですから、苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m


   手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  


 青木は薪にMRIを見せながら報告した。

 「まず最初に、一人目の被害者の岡田大輝君ですが、彼は

 クラスの男子からいじめにあっていました。いじめと言っても

 からかい程度のもので、暴力をふるわれたり、お金を取られたり

 といった事はありませんでした。中2の夏休み頃から携帯に

 迷惑メールが月に数件送られてくるようになり、年が明けて

 からは週に数件『死ね』『殺すぞ』等の脅迫文ともとれるメール

 が送られてきました。また無言電話も何度かあった事から

 ストーカーによる犯行かとも思われましたが、メールを送って

 いたのは岡田君をいじめていたクラスメイトでした。とにかく

 この事件は紛らわしい事の連続で、被害者に深く関わっている

 人間から見つけ出そうとしても犯人は割り出せませんでした。

 岡田君は成績も中の上でまじめな生徒として先生達からは

 可愛がられており、担任でもない理科の教師が休み時間に

 話しかけていても、とりとめのない日常の一部分でしか

 なかったので、つい見逃してしまっていたのです。しかし、

 1月のある日、学校の下駄箱の上靴の中に画鋲が入っていて、

 知らずに履いて、画鋲がかかとに刺さり、泣いていた岡田君を

 たまたま通りがかった田中容疑者が保健室に連れて行き、

 保健室の先生が偶然いなかったため、田中が岡田君の

 足の裏を消毒し、バンドエードを貼った際に、田中が岡田君の

 ズボンの裾に手を入れ、足首を撫で回しました。そして、

 『可哀相に。いじめられているんだろう?他に怪我はないかい?

 服を脱ぎなさい。アザがないか確かめてやるから。先生は

 心配して言ってるんだ。何だって?!待て!』と言って、

 保健室から逃げ出した岡田君を追いかけようとします。

 しかし、思いとどまったのか追いかけてはきませんでした。

 それから約1ヵ月後、岡田君は殺されます。」


                           (続く)


   手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート 





   








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最終更新日  2011年02月08日 21時25分10秒
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