ひるさがり。
カオサンの宿から、乗り合いバスみたいなエキスプレスボートに乗って、バンコク中央駅まで、マレーシア行きの列車の切符を買いに出かけたついでに、近くにあるなつかしいリバービューゲストハウスに寄って、最上階にあるレストランの風の吹きぬけるテラスで、冷えたビアチャンを一気に飲む開放感と爽快感。
ここに戻って来たという、なつかしい想いといっしょになって、真昼間だというのに・・・もう、黄昏時のようにまったりとリラックスしちゃってたまりません。
リバービューゲストハウスからファランボーン駅(バンコク中央駅)に向かおうとすると、駅から伸びる線路に沿って流れているクルン・カセム運河のほとりにある歩道をたどると気持ちよく移動できます。
ぼくにとっては、20年くらい前からお馴染みのルート。
川風と、並木の緑陰が涼しくて、のんびりした下町の雰囲気を楽しみながら。
木造の、古い家屋が多いので、生活の香りもそこはかとなく漂って。
もう、ずいぶん前から確認してるけど、こんな風に傾いたまま暮らしてる家も。
歩道の反対側にはバス停があって、ちょうど下校時間。
こんな場所にも釣り人がいて、けっこう大きな魚も釣れてました。
足元のビニール袋に入った魚を見せてもらったら、30~40センチくらいあったかな。
けっこう、美味しいんだよって言ってたけど、この運河はどよーんとした灰緑色ですごい水質っぽいんだよなあ・・・。
駅に向かうとき、人待ち顔のおねえさんがぽつねんとバイクに座ってたけど。
帰り道には、相手が現れたみたいでいちゃいちゃしてたので、「もっと、くっついて!」とお願いしてパチリ。
少し前までのバンコク中央駅と、その前の駅前広場や運河沿いのかいわいには、石川啄木が「ふるさとの訛りなつかし上野駅」と言った時代のような、土臭さがありました。
すっかりきれいになって、跡形も無くなってしまいましたが、はるるさんがバンコクに通うようになってしばらくの間は、タイの貧しい地方と言われる東北(イサーン)地方の料理を出す露天の居酒屋がたくさん出ていました。
居酒屋と言っても、屋台とも言えないような、ござをひいただけの簡単なもの。
肩にかついでいた、両天秤のかごに入れたものを下ろしただけの、シンプルなお店。
イサーン訛りの女主人の相手は、出稼ぎで東北地方から出て来て家族と離れて久しい、オート三輪タクシーの運ちゃんや、建設現場の単純労働者たち。
出るのは、とびきり辛いパパイヤサラダのソムタムや、鶏のあぶり焼きのガイヤーンなど、どれもイサーン名物と言われる東北料理。
なつかしい東北訛りが、よい酒のつまみになってました。
飲むのは、安酒の代名詞だったメコン・ウイスキー。
ウイスキーと言っても、ビールよりも安い合成酒の一種みたいで、のど越しもピリリと刺激のあるものでした。
そのままでなく、タイの庶民もリポビタンDなどの甘いドリンク剤などで割って飲んだりするのが主流だったかな。
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