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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2009年09月07日
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"フォリナーの声"による初ソロ作


 英米混成のロックバンド、フォリナー(FOREIGNER)のヴォーカル、ルー・グラムが1987年に発表したソロ・アルバムが、本作『レディ・オア・ノット(Ready Or Not)』である。フォリナーといえば、とかく売れ筋を狙った"産業ロック"などと揶揄されたりするが、ロック・バンドとしての彼らの実力は確かなわけで、スタート時点で無名だったヴォーカリスト、ルー・グラムが"フォリナーの声"として重要な役割を果たしていたことは間違いない。

 とはいえ、フォリナーの音楽的方向性の実権は、ミック・ジョーンズ(ギター)にあり、バンド内部のいざこざが続いていた1987年にルー・グラムは本盤を発表する。その意味では、フォリナーでは出来なかったことをルー・グラムが自由にやろうとしたというのがこの『レディ・オア・ノット』と言える。

 フォリナーがシンセを前面に押し出してよりポップな音作りに向かっていった一方で、ルー・グラムはギターをよりメインにフィーチャーしたアルバム作りを試みた。ニルス・ロフグレン(ちょうどブルース・スプリングスティーンのE・ストリート・バンドに加入したばかり)をゲストに迎え、ロック・ギター然としたサウンドを目指したのは、彼のヴォーカルを引き立てる上で、非常にいい選択だったと思う。もっと言えば、本来の曲のよさとニルス・ロフグレンのギターという組み合わせが、本盤をすぐれたロック・アルバムに仕上げた要因と言ってしまってもいいかもしれない。

 アルバムからは2曲がシングルカットされ、「ミッドナイト・ブルー」は全米5位を記録した。ちなみに、もう1曲のシングル曲は1.「レディ・オア・ノット」で、全米チャートでは54位に留まったが、ややポップな「ミッドナイト・ブルー」に比べ、個人的にはこっちの方が断然すぐれたロック・ナンバーだと思う。他には、4.「タイム」もシングルカットされてもよさそうな曲。フォリナーよりもストレートなロック・サウンドにのせて歌うルー・グラムを聴いてみると、商業的な成功はフォリナーには及ばないが、アメリカン・ロック・ヴォーカリストとしての実力は確かに伝わってくる。



[収録曲]

1. Ready Or Not
2. Heartache
3. Midnight Blue
4. Time
5. If I Don't Have You
6. She's Got To Know
7. Arrow Thru Your Heart
8. Until I Make You Mine
9. Chain Of Love
10. Lover Come Back

1987年リリース。




 
【中古レコード】ルー・グラム/レディ・オア・ノット[LPレコード 12inch]





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