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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2015年12月16日
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ニルス・ロフグレンのバンド、2作目


 グリン(Grin)が、セルフタイトルのデビュー作に続いて翌1972年にリリースしたのが、この『1+1』というアルバム。グリンはギタリストのニルス・ロフグレン(Nils Lofgren)を中心とするバンドで、当時はニール・ヤングやクレイジー・ホースとの交流があった。また、後に1980年代以降、彼はブルース・スプリングスティーン率いるE・ストリート・バンドのメンバーともなり、ソロ活動も展開しながら現在に至る。

 ジャケットはニルス・ロフグレンの写真、同背面は残る2人のメンバー(ボブ・バーバリッチとボブ・ゴードン)の写真となっている。当初のLPでは、A面/B面ではなく、それぞれ“ロッキン・サイド”/“ドリーミー・サイド”となっていて、よりロック色の濃い前半と、よりソフトな色合いの強い後半に分かれていた。

 その“ロッキン・サイド”のいちばんの聴きどころは、4.「ムーンティアーズ」。曲全体のノリもギターソロもよくできていて、2分で終わってしまうのがもったいないという感じ。実際、後々のライヴでは、この曲は盛り上がりどころとなっていて、演奏時間も長時間化した。さらに、前半からもう1曲とすれば、1.「ホワイト・ライズ」が個人的には好み。

 他方、後半のソフト系のナンバーの中でのおすすめナンバーは、7.「ロスト・ア・ナンバー」と10.「ソフト・ファン」。後者は、後に発表される「ビリーヴ」(1973年のグリンのアルバム『ゴーン・クレイジー』に所収)のイントロが冒頭と最後に挿入されている。あと、ついでながら、8.ではグラハム・ナッシュがゲスト参加もしている。

 正直なところ、前作同様に全米で大ヒットなんていう華々しさからはある種、縁遠い作品である。ハードにやりたいのか、ソフトロックなのかあまりに中途半端だと言われれば、確かにそうだったのかもしれない。けれども、1970年代の初頭、ロックがさらに進化を遂げていく過程で現れては消えたグリンは、個人的にはいとおしく、長く聴き続けているバンドなのである。



[収録曲]

1. White Lies
2. Please Don't Hide
3. Slippery Fingers
4. Moon Tears
5. End Unkind
6. Sometimes
7. Lost a Number
8. Hi, Hello Home
9. Just a Poem
10. Soft Fun

1972年リリース。



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Last updated  2015年12月16日 17時19分39秒
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