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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2018年09月30日
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テーマ:洋楽(3298)
初期バンドで聴くR・ギャラガーのギター・プレイ


 アイルランド出身のブルース・ロック・ギタリスト、ロリー・ギャラガー(Rory Gallagher)は、生まれはバリーシャノンという場所だが、育ったのはダブリンに次ぐ規模の都市、コークであった。そのコーク発で結成されたのが、テイスト(Taste)であった。

 1969年にロンドンに出てデビューを飾ったテイストは、実質的に2枚のアルバムを残しただけで空中分解してしまう。1970年にバンド解散が決まり、残りのライヴ等をこなした後、ギャラガーは1971年に『ロリー・ギャラガー』、続いて『デュース』をリリースし、ソロ活動を展開していく。そのギャラガーのソロでの成功により、テイストの活動末期のライヴがいわば便乗商法的にリリースされた。都合2枚のライヴ盤がリリースされたのだけれど、そのうちの1枚が1971年末に出された本盤『ワイト島のテイスト(Live at the Isle of Wight)』であった。

 表題の通り、ワイト島での音楽フェスティバルでの演奏が収められていて、録音されたのは1970年8月のことである。ちなみに、このイベントは、ジミ・ヘンドリクスが突然の死(1970年9月)の直前に出演したものとしても知られる。録音当時、メンバーの仲は既によくなかったのであろうが、ライヴ演奏自体の質は高い。よく言われるように粗削りな部分があるものの、ギャラガーのギターが堪能できる。

 収録曲数は6曲と決して多くないが、当時のLPとしては精一杯の50分ほどが収められている。曲の内容はブルース・ロックのイメージにとらわれ過ぎて聴き始めると意外に感じる部分も多いかもしれず、ハード・ロックでもあるとの先入観で聴いた方がいいかもしれないように思う。特に冒頭の1.「ホワッツ・ゴーイング・オン」(原曲はテイストのセカンド作に収録)なんかは、このハード・ロックのイメージそのものである。筆者が特に気に入っているのは、後半(LPのB面)で、特に6.「なまず(キャットフィッシュ)」の演奏がいい。このテイストというバンドが“第二のクリーム”なんて言われたのもなるほどと思わないでもない。

 ロリー・ギャラガーを初めて聴こうという人には、個人的趣味も含めてソロになってからの作品をお勧めする。けれども、彼のギターに魅せられて過去にさかのぼっていくといずれ出会うのがテイストということになるだろう。そこで原石のような輝きを見つけ直すのも、聴き手としてはよい体験ということになるのではないだろうか。


[収録曲]

1. What's Going On
2. Sugar Mama
3. Morning Sun
4. Sinner Boy
5. I Feel So Good
6. Catfish

1971年リリース。




 ​
Taste / Live At The Isle Of Wight 輸入盤 【CD】

 ​
ホワッツ・ゴーイング・オンーテイスト ワイト島ライヴ 1970 [ テイスト ]





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Last updated  2018年09月30日 20時53分13秒
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