ここ数日、アザラシのタマちゃんが出没したかしなかったかで、鶴見川が賑わいを見せています。このテの報道の主役はワイドショー。上流へ下流へと忙しく、カメラを回し続けていますね。
で、いきなり私事で恐縮なんですが、私は鶴見川の近くに1年間ほど住んでいたことがあるので、映像で登場する鶴見川の風景を、タマちゃんの安否そっちのけに「懐かしいなぁ」と思いながら、眺めていたりします。いわゆる「ふるさと」って自然に恵まれているところというイメージで語られがちですが、個人的な感覚で言えばあれは嘘ですね。日本有数の汚い川と言われる鶴見川でさえ、すごく懐かしく、思ってしまうんです。
そう言えば、住んでいた当時、木材の切れっぱしで小さな船を造って、鶴見川とその支流の矢上川(これもまたドブ川なんだ…)との合流点近くに流した思い出があります。当時私は小学3年生。太平洋のかなたまで届けとの思いを込めて作った船でした。
船そのものの顛末はともかく、一緒に船造りをした友達は、私が仙台に引っ越してしまって以降、全くの音信不通。もっとも、手許に文集すら残っていないので名前すら思い出せないし、向こうもまた、私のことを忘れているかもしれません。
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Last updated
2002.08.30 23:18:37
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