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テーマ:文学・歴史(107)
昔も今も中学3年の国語の教科書に掲載されている作品に、魯迅の「故郷」があります。
作品の舞台は1世紀前の中国。時代も国も違いますが、幼い頃仲が良かった主人公とルントウが長い期間を経てその生き方の相違から「互いに隔絶する」状況に陥ってしまった点は、中学時代の同級生にも通じるものがあります。 私なんて、中学時代に仲の良かった友人とは完全に没交渉になっている一方で、中学時代に殆ど会話したことがない人たちと同窓会の幹事会で会話したりしているんだから、隔絶があったり、あるいはあった隔絶が消えたりと、まぁ複雑ですが(笑)、とにかく100%昔のままの対人関係ではない訳です。 そんな自分の状況に鑑みると、現在中高生であるうちの子供達が私ぐらいの年齢になった時に、今現在仲良くしている人たちと変わらず交流を続けているのかどうかが気になったりもします。「故郷」の主人公も甥のホンルとルントウの息子のシュイイションの将来に希望を託していましたが、それに近い感じかな。とりあえずは、数十年後に突然開催されるかもしれない同窓会に、笑顔で参加できるような人生を歩んで欲しいものです。 阿Q正伝・狂人日記・故郷【電子書籍】[ 魯迅 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.11.28 14:58:17
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