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テーマ:食べ物あれこれ(49927)
カテゴリ:食べ物・パン・お菓子・料理など
![]() 今から17年くらいの前のお話です。バブルがくだり はじめていましたがまだまだ享楽的な時代でした。 マムはフランスパンが大好きで、その上チーズが 好きでワインに目がありませんでした。 このみっつは三位一体と思っていました。(それは今もね♪) * イカちゃんがナイスな情報をマムにくれました。 「日本ではじめてのチーズ学校がはじまるよ」と。 * マムは小躍りしてフロマージュバランセの第二期生となりました。 当時のフロマージュバランセは少数精鋭主義で受講生は13人ほどで した。そのうち個人で参加したのはマムと歯科女医さんと 某国貿易振興会会長夫人の3人だけで、その他は社命で参じた 京王デパート地下食品売場のチーズ担当、アサヒビール、 某ホテル食品課等のその道のプロたちでした。 * 講義はそれはそれは大変でした。4時間みっちりのうえ 終了後はチーズの試食とそれにあうワインの試飲・・・ のうえに毎回試験・・・そのうえ最終試験にて80点以上 をとらねばアドバイザーの資格はあたえられない! ・・・実はね、マムは一番で卒業。ウフフ♪ * さてさてお話はこういうことではありません。 マムは個人で参加した女医さんと貿易振興会会長夫人 と親しくなりました。そのころのマムは現在と大違いの グルメでおいしいものが大好きでした。 親しくなった女医さんはそのころのマムをも圧倒されるような グルメでした。分厚い手帳にはぎっしりと店の名と女医さん の評価が書いてありました。そのグルメ手帳の中に当時 マムが行きたくて行きたくて仕方がなかったH亭が記載 されていました。驚いたことに彼女はここの常連ということ でした。(現在もHは評価が高くフランスにも進出しています。) が、当時、いくらバブルの面影ありといえど高くてとてもマムは 行くことができませんでした。で、女医さんに聞きました。 「H亭で食べるにはいくらくらいかかるの?」。 驚愕!!! 彼女の答えは「この前、私の誕生日だったの。だから H亭のマダムがバカラのゴブレットをくださったのよ。」 H亭で、バカラのプレゼント!!それはそれは凄いことです。 でね、つづく言葉は「ひとり七万円くらいかしら。ただし いいワインを頼むから」。 その時です。マムは忘れもしませんその時のことその言葉を。 わたしたちの隣に座ってやりとりを聞いていた 某国貿易振興会会長夫人が口を開きました。 「あなたたち下品ざんすよ」 とね。 「あなたたち下品ざんすよ。そんな若いうちからHのような お高い店に出入りしてはいけません。あたくしでもよほどの お客様をもてなすいがいはいくことができないお店ですのよ。 若いあなたたちはそういうお店にはいってはいけません」 * 「あなたたち下品ざんすよ」。 目から鱗でした。下品と悪し様にいわれたのは生まれて初めて でしたが、とても痛快でしたし、彼女がいわんとしたことが ピンときてちっともいやな気がしませんでした。 分相応でないということの下品さを的確につかれた一瞬でした。 * この体験はいまだにマムの教えとなってあらゆる局面にでて きますし、なにかにつけ思いだし1歩ひいてものを考えるように なりました。 * この会長夫人ですが、生まれも育ちも白金で‘ざあます言葉’の きれいなこと、身についていることにマム尊敬。 実際にきく‘ざあます言葉’の美しいさに心で乾杯したものです! * あれから幾年月。マムは分相応の年になりました・・・が、 反比例で経済が追いつかず、レストランHに足を踏みいれる ことはありません。 ![]() 久し振りに食べた“豚まん”はおいしかったあ~♪ ![]() ![]() お土産に大阪の豚まんをもらいました。“肉まん”じゃないですよ! あくまで豚まんね。西日本の人間はそう呼びます。 マムが子供のころ食べていた平和台球場近くの「平和楼」の豚まんは ホントにおいしかったです。あ~もう一度食べたいですね。 * トップの餃子は二月に作ったもの。パリパリかりかりのマム自慢の 逸品です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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