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テーマ:ダンスの話しようよ!(1381)
カテゴリ:パリオペラ座バレエ
シアターガイドより ル・パルク 第1幕「異性間の視察」 シアターガイドより パリオペラ座エトワール マニュエル・ルグリ主演 「ル・パルク」 観てきましたよっ! 2時間休憩無しがあっという間に 終わってしまいました。 それほど見ごたえあるものでした。 ル・パルクは男と女の 駆け引き、情愛をあらわした コンテンポラリー作品です。 音楽は現代音楽と新日本フィルの モーツァルトの生演奏という豪華さ。 さて、ルグリのことだけに的を 絞りましょう。 まさにエトワールのなかのエトワール。 大エトワールといわれることに 偽りなし!・・・です。 スーパーレッスン 指導中のルグリ 彼はNHKのスーパーレッスンの中でも 音楽を常に念頭におくことを説いて いたのですが、彼の踊りはまさに 音楽を奏でるように、流れあふれだします。 軽やかで、そしてこれが重要なのですが、 一寸のブレ(狂いのない)演技なのです。 彼と一緒に空気が動いていきます。 全3幕どのシーンも「正確な技術」と「演技の解釈」と 纏わりつく空気の「軽やかさ緊張感」は途切れません。 体の隅々までが統一されいて自由です。 マムの口からため息がもれます。 他の団員も一流というのに、まったく 一線を画しているのです。遠目にもルグリは すぐにわかります。これはもう、天才と一流の 違いなのでしょうか。 特に第3幕のレティシア・プジョルとの 情交を示唆するシーンは 美しさと優しさに満ち溢れた 芸術作品でした。 エレガンスに満ちた圧巻です。 実はA席で22,000円もするのですが、 この額に値する作品でした。 ルグリは引退するのではないかと 言われています。 彼の作品を生で観る事ができて 本当によかったです。 ルグリ以外では、第3幕の夢のシーンの レティシア・プジョルらの踊りは、 近未来的でシュールで振付師の 技の見せ所でした。 空をくるくる舞うプジョルは まるで異性人のようでした。 あっという間の2時間。 拍手の嵐嵐嵐でブラボーの声も。 マムも声をかけたかったです。 シアワセ。 ルグリのすごいところは 「解釈と技術と精神と肉体」が すべてトップクラスにあり それらがバランスをとって 輪になっているということです。 ひとつも欠けていないし、 ひとつだけ突出してるわけではない。 わかりやすいたとえで熊川くんをだしますね。 熊川くんが15歳(14かしら?)のときの ローザンヌコンテストの映像を見たこと があります。 驚きました。堂々としていて、その跳躍の 見事なこと。 でもね、彼ってあのときから、ちっとも 変わっていないように思うのです。 相変わらず、ピョンピョン跳んで 「僕はうまいでしょ」という内面が こちらにビシビシ伝わってきます。 ルグリはうまいです。 が、 踊ることが本当に好きなんだなあという 気持ちは伝わっても、「我が技術」の 押し売り感はまったくありません。 これは先にいったすべてのバランスが とれて輪になっているからです。 熊川くんはスゴイなあとマムも尊敬して いるのですが、彼のバレエはバレエというより ミュージカルのように見えるのです。 生意気いってごめんなさい。 *熊川くんはマムの好きなダンサーの一人です! ルグリの「ル・パルク」を観る事が 出来たということは、生涯の思い出と なるでしょう。 篠山紀信 ルグリ・イン・オペラより *トップの作品は、無断で借用しています。 あまりにきれいなシーンなので皆さん にお見せしたくて。 近いうちに削除することを明記します。 □パリオペラ座 永遠のエレガンス □パリオペラ座 エトワールガラ 2008 番外編 ロビーにて岸谷五朗ちゃん発見! 化粧室長蛇の列は、草刈民代さんと一緒なる光栄! デヘッ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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