カテゴリ:映画
キッチュでどことなく落ち着かず、不安感・ 不快感にさいなまれる映画である。 リアリティのかけら、微塵もなし。もともと 荒唐無稽で膨大な長さの原作をすっ飛ばして 映像化しているため、展開が非情に極端。原作を 読んでいない人に果たして理解できるのであろうか。 ただし、ばかばかしさを承知で見れば、第1章 よりかなりグレードアップしているし、新たな 登場人物も魅力的である。特に小泉響子役の木南 晴夏という女優。大きな目を見開いてコミカルな 演技をこなし、印象的であった。 高須役の小池栄子も不気味な魅力。ばかばかしい 仕草を一生懸命に演じている裏に狂気と冷たさが 顔を覗かせていて上手い。いい女優に育ったものだ。 近未来、巨大スクリーンを持つ飛行船が飛ぶ様子は、 「ブレードランナー」へのオマージュであろうか。 しかし、なんだかんだ言っても、あのエンドロールと 予告編を見せられては、第3章公開の夏が待ち 遠しくてたまらない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月02日 22時32分38秒
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