テーマ:今日のお出かけ ~(8164)
カテゴリ:新潟観光日記(イベント編)
三条凧合戦を見に行ってきました。
「凧合戦」読める人!! は~い、たぶん大半の人が不正解です・・・ っと言うのは三条では「凧合戦」と書いて「いかがっせん」と読みます、「たこがっせん」ではないのですね。 なぜに「たこ」ではなく「いか」なのかと言いますと、 日本における凧の発祥は、「いかのぼり」が原型で、あるときこの「いかのぼり」が禁止されたときに、 「これはイカではなくタコ」だと言ったのが「たこ」の始まり、 三条ではこのもともとの名前「いか」を使っているわけですね、 まあとは言え・・・ 一般的には「たこ」ですので、普通なら「たこがっせん」で正解です、まあ正式に言えばということで・・・ 三条でも六角凧を「ろっかくいか」とは言いませんので・・・ おっと、六角凧の説明が抜けていましたね、 三条で凧と言えばなんといってもこの六角凧、 縦骨と横骨をキの字に組んだシンプルな構造のの凧で、揚げないときにはこの縦骨を抜いて丸めておくことができます、 図柄は武者絵が好まれておりますね、この六角凧は三条市発祥の凧です。 凧合戦に使われる凧はとても大きく、最低でも30枚ド(半紙30枚分、約畳2畳半)それ以下のものは凧合戦に参加することはできません こうして人と比べると大きさがよくわかるでしょ~ 凧合戦の起源は、その昔、三条に村上藩の陣屋が置かれていた頃の話・・・ 端午の節句に陣屋の子供たちが揚げる凧を見て、加治屋の子供たちが、自分たちの姿を見せずに凧を操り、空中で陣屋の子供たちが揚げている凧の糸を切って落としてしまったのが発祥とか・・・ これを見ていた大人たちも参加し、いつしか端午の節句に武士と町民が公然と争う凧合戦となっていったのだそうですよ。 町民の悪ふざけに寛大に付き合った武士たちも心の広いことでありますね、 今は武士対町民ではなく、町内単位の組による争いで、旧暦の端午の節句6月の第一土曜日・日曜日に行われます。 20組の凧組が紅白に分かれて陣取り、相手の凧をより多く落とした組の勝・・・ っと言っても、ただ落とせばよいのではなく、綺麗に落とすと点数が高いのです、 ただ落としただけでは1点ですが(先に落ちた方が負け)、相手の凧の糸を切って落とすと3点、それを空中の高いところで綺麗にやると5点 そこらの凧合戦と大きく違うのは・・・ 糸を絡めるのも、切るのも空中でなければならないということです、 凧合戦でよくある、単に凧がついているだけの綱引きにはならないということですね、 あくまでも飛んでいる凧にこちらの凧を絡ませ、空中で落とすのです、普通の凧合戦より技術がいるのですよ~ 最終的には2日間でより多くの凧を落とし、高得点を取った組の勝ということになりますね。 凧合戦の凧は・・・ 比較的シンプルな絵柄のものが多いかもしれませんね、 何しろ相手の凧に引っ掛けて落としあうわけですので、当然凧も痛む・・・ 見事な絵柄の武者絵凧はもったいないですものね・・・ 武者絵は伝統的な図柄ですので当然それもいますけどね・・・ 一度落ちたらそれで終わりではなく何度も上げて落としあうので、 途中で破れたりで、結構穴の開いた凧が揚がっていますよ・・・ 空中で自由自在に凧を操るのはなかなか素人ではできませんので、 揚げるのは専門の人たちですね。 白組 三条小町会・三条越路組・東三条五月会・雷神組・清友会・風神組・一ノ門清正組・旭組・凧の藤組・三龍会 紅組 嵐南組・市役所凧倶楽部・上町組・大町組景清・降青会・三武会・健青会・まろみ会・多摩凧連・謙信組 一応紅白、十組ずつですが、勝負は組単位です一番多く点数を取った組が優勝・・・ 凧のイベントですので、会場では凧を販売しております・・・ せっかくなので連凧買って揚げてみましたよ~ 凧上げは一個よりこのような連凧の方が揚げやすいんですって・・・ イベント会場の休憩場はまたしても・・・ スノーピーク・・・ 頑張ってますね~(笑)、この日はスノーピークの雪峰祭の日でしたのでさすがにスノーピークの販売所はありませんでしたけどね・・・ って、ほんの一部の人しかわかりませんね。。。 では残りは凧合戦の画像を楽しんでくださいな・・・ 三条名物 凧揚げばやしは 元禄五年の 男の節句に 陣屋さむらいの トントンたちが 揚げるイカみて 鍛冶屋の小僧め 負けてなるかよと ぼろイカ揚げりゃ 親があとから ヤレヤレヤレと 小屋の空樽 引きずり出して ボッコレル程に はったきながら 勢声かけたが この囃し とんびトロロよ おお風だせや あとで豆炒って くれるゾエ ア ヤーレコーリャドッコイショ ソラ勝った方がいい とんびトロロが 大風だした 吹けや揚がるぞおらが凧 アヤーレコーリャドッコイショ ソラ勝った方がいい 今日は三条凧合戦のお話・・・ ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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