テーマ:日帰り温泉あれこれ(1037)
カテゴリ:日帰り温泉日記(県外編)
先日出張で青森に行きました。
以前設定した行ってみたい温泉ベスト3があまりにも簡単に達成してしまいこれでは面白くないと新たに新行ってみたい温泉ベスト3を設定したのですが、 これもまた、1年そこそこで2つを制覇し残すところあと一つ岩手の「松川温泉」のみになってしまいました。 ということで・・・ は~い行ってみました「酸ヶ湯温泉」 泉質は・・・ 酸性・含硫黄―アルミニウム・カルシウム―硫酸塩・塩化物泉です。 まあこの表記だけで入ってみたいとは思っていたのですが、実際の湯は・・・ まさに名湯、今まで入った温泉の中でも1・2を争う泉質です、 高濃度の硫黄泉で名実ともに日本一の硫黄濃度を誇る「万座」硫黄泉の中でも日本屈指の濃度、5本の指に入る名湯「高湯」「月岡」よりもこの「酸ヶ湯」の方が泉質的には私好みです、 硫黄泉といっても硫黄濃度だけが高い温泉は実のところ私はあまり好みません、 硫黄分以外の成分がバランスよく溶け込んでいて初めて名湯といえる硫黄泉になるもので、 この酸ヶ湯は実によいバランスの硫黄泉です。 素晴らしい!! さてこの酸ヶ湯、 ヒバ千人風呂という大浴場が有名なのですが、東北は古くから混浴の風習が多く残る地でこの酸ヶ湯のヒバ千人風呂も混浴です。 日本の温泉の歴史は古くは野湯から始まり、その後浴場に湯を引いた温泉場という形式が発展しましたが男女別浴という風習は根付かず、明治期に入るまで混浴の風習は継承されていきました、 その後明治期に入り、まあいろいろとごたごたもあって男女別浴という風習が根付いていくのですが、 古い温泉場では依然として混浴の風習は変わらず、この酸ヶ湯もいまだ混浴を守ってきた温泉場です。 が・・・ この混浴という日本文化の終焉をこの酸ヶ湯に見たような気がいたします。 混浴マナーの悪い客がいるということで女性客が嫌がり女性専用の時間帯ができたという話は聞いていたのですが・・・ 実際に行ってみるとそんなものではない。。。 酸ヶ湯は白濁硫黄泉で湯に入ってしまえば体は見えない、それでも入るところは見えるわけでそれを隠すために 衝立で遮っていたようなのですが、そんなに背の高いものでもなく、上から覗く男性客がいたのでしょう、 至る所にロープが張り巡らされ「この先男性進入禁止」なる張り紙があちらこちらに貼られ衝立に近づけないようにしてあります・・・ これでは古い温泉場の風情もなにもあったものではない・・・ いっそのこと間仕切りして男女別浴にすべきと思います。 ルールというものは守れないものがいるからできていくもので、 混浴という古くからの文化はマナーという最低限のルールの上に成り立っていたものです。 互いにルールが守れないような醜悪な文化にはもはや存在価値はない。 混浴は廃れなくなるべき文化です、守る価値はない・・・ それを遠く青森の地で痛切に知ることとなりました。。。 もはや今の文化に合わなくなった混浴はなくなってしかるべきです、 それがこの国の温泉という文化を守るためにもっともよい道と今は思います。 女の裸が見たいのなら性風俗にでも行きなさい、その方がずっと素直です。 混浴は古き悪しき風習で、残す価値はもはやないことがこれではっきりしました。 悪しき風習を断ち切り温泉場は今まさに生まれ変わる時となりました、 実は酸ヶ湯にも今は男女別浴の浴場もあります、 長く酸ヶ湯の伝統と文化を守ってきたヒバ千人風呂に是非にという思いでこちらを選んだのですがね・・・ 皮肉にもそこで混浴という日本文化の終焉を見ることとなりました。 なになに、 偉そうなこと言ってあなたはどうだったのかって? はっはっは、私が行ったときは女性客は婆ちゃん一人だけですよ。 若い女性客が安心していつでも入れる環境を守ること、そのためには混浴は不要です、温泉文化の発展を妨げるものでしかない。 男女別浴こそが温泉の文化と風情を守る最良の道であることがよくわかった今回の温泉でした。。。 いつものように反論は受け付けますが・・・ まあもはや否定の余地もないでしょう。。。 今日は酸ヶ湯温泉のお話し・・・ ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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