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森田理論学習のすすめ

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2013.01.11
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カテゴリ:神経質の性格特徴
唯我独尊とは、人はどうでもよい。自分さえよければよい。ということではありません。

我々が自分の本生を認めて、これを礼賛し、ますますこれを発揮し、どこまでもこれを向上させていこうとするのを唯我独尊といいます。

先生は喘息もちで急いで歩くと息切れがするのでゆっくり歩かれる。
「わしは、わしはゆっくりしか歩けない。それが私の身体の状態だ。これがもし考え方をあやまると、他の人のようにさっさと歩けたらなあと思い、ゆっくりしか歩けない自分の身体を悲観し、憂鬱でイライラとした毎日を送ることになるだろう。しかし、私には煩悶はない。なぜかと言えば、両側の店を眺めたり、君に話をしたりすることに忙しいからだ。つまりわしは、ゆっくりしか歩けないという自分の状態を、もっともよく活用しているのだ。そこには、せっせと歩く人にはわからない楽しみと、いろんな発見がある。」

たとえば神経質者は、外交的な人とは違い、物事をよく考え、緻密に分析するという特徴を持っています。これを生活の中に活かしてゆくことは、まさに唯我独尊です。

以前、テレビで江川氏の野球解説を聞いていて、この人はひょっとしたら繊細な神経の持ち主で神経質者ではないかと思ったことがありました。それは、我々が気づかないようなバッターの心理状態についてよく掴んでおられるという事でした。カウントによってバッターの心理状況が刻々と変わり、この場面ではバッターはこうゆう玉を待っているだろう。それに対して、ピッチャーはこうゆう投球をするべきでしょうと指摘している事でした。このバッターは内角を意識している。外角のカーブかスライダーが有効です等と。

打者の特徴は我々に詳しく紹介してくれます。たとえば、元巨人の江藤選手。彼は下からすくい上げるようなバッティングですね。だから、内角のするどい速球は打てないでしょうね。これが、落合選手のように上からひっぱたくようになれば、シーズン40本は常時打てるでしょうね。

この分析力は他の解説者と比較してみれば違いがよく分かります。ある解説者は、打者がヒットを打てば、「彼は親孝行ですからね」とコメントをします。
またある解説者は、根性論、ハングリー精神欠乏論を強調します。極言すれば、ありきたりの解説しか出来ていません。

野村監督は、元巨人の原選手の攻略法について2球で勝負がつくといいました。まず1球目は、内角高目に速球を投げ込み、体を起こします。次に、外角低目に変化球を投げます。彼のバッティングの特徴はアッパースィング、リストが強い事です。そのリストが強い事が災いしてバットが止まらない。タイミングが狂ったままボテボテの内野ゴロになりやすいのです。

このように分析できるのは外向的な性格では出来ないのではないでしょうか。我々神経質者の特徴は、疑問があると「なぜだろう」「どうしてだろう」と自分で納得するまで考えるという特徴があるのです。とことん考えたことを行動面に応用できるようにアレンジしてゆけば、すばらしい分析力としていかされる事になるのです。





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Last updated  2024.04.06 17:40:05
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