カテゴリ:自分中心の生き方 他人中心の生き方
小柴さんはニュートリノをとらえてノーベル賞を受賞されたました。
話を聴いていると、能力があって自由自在に生きておられるかのように見えます。 でも東大の物理学科では最下位の成績だったそうです。 今だったらとても母校の教授にはなれなかったと思われます。 それでも育った時代が、小柴さんに幸いしたようです。 小柴さんの言葉です。 日本人は先生や年上の人が間違ったことをしても、「先生それは間違っています」とは 決して言わない。 自分の息子を他人に紹介するときでも「うちの子はとても良い子です」とは言わない。 逆に「愚息です。うちの子は出来が悪いです」というのがたしなみのように思っている。 アメリカはその点全く違います。 たとえノーベル賞をもらったような先生でも、講演していて間違えると、若い大学院生 などがすぐに誤りを指摘する。 言われた先生も「まてよ、そうかもしれない。うーん。そうだお前の言うほうが 正しい」と素直に誤りを認める。 私がアメリカから帰ってきて、国内でいろいろと学会がありました。 その時私の教わった先生とか全国の有名な先生が講演で間違ったことを私が指摘 すると、大変ひんしゅくを買って、以後研究に支障をきたすということがありました。 これはあの人は偉大な先生だから、あの人は博士だからということで、あの人に 逆らってはいけない。 逆に反論されて、批難されたら自分の立場がなくなる。 逆らって自分の意見を述べて、そのあと冷遇されては自分の将来に傷がつく。 だから我慢するに限るということになる。研究者としてのポリシーはどこにあるのか。 そういう小さい我慢を続けていくと、大きな我慢に膨れていく。 我慢はストレスになり心も体もむしばんでいく。 どんな不快な感情でも我慢する。けなげに耐え抜くという態度はよくない。 森田理論学習では不快な感情は、押さえつけてはいけないという。 一人で声をだして呟いてみる。紙に書き出してみる。私メッセージで沸き起こった 感情を相手に話してみる。 こうするだけでも感情はため込まないで済むという。 これはぜひ体験で確かめてもらいたいと思います。 私はこういう態度で、これからも生きていこうと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.04.08 23:55:45
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