カテゴリ:森田番外編
「宇宙への挑戦」という番組を見た。
その中でロシアのワレリー・ポリャコフの言葉が印象に残った。 この方は438日宇宙滞在記録を持っている。 長く無重力の宇宙ステーションで暮らすと2つの問題が出てくるそうだ。 一つは骨密度の低下、筋肉の量の減少だ。廃用性萎縮が起きてくるということです。 もう一つは心の問題だ。 他の宇宙飛行士が近くにいるにも関わらず、孤独感にさいなまれるそうだ。 また感受性が鈍化してくるという。感情が湧いてこなくなるというのだ。 限られた仲間、限られた空間、単調な生活はストレスになるばかりか、 心の病につながるそうだ。 自由な行動、外に向かっての動きが制限されると、まず精神が不安定になる。 ましてや神経質性格で、内へ内へと考え込む性格の人はたまらないだろう。 ワレリー・ポリャコフの心の危機を救ってくれたのは宇宙船の窓であったという。 窓から故郷の地球を見る。そしてあそこには何があるのだろう。 どんな人がどんな生活をしているのだろうと想像した。 そういう知識欲、好奇心が生まれて来たそうだ。 この話から学ぶことは、人間は目の前のことをよく見つめてみる。 観察して何らかの感情が発生する。それをもとにして意欲や欲望が出てくる。 そして行動してみる。問題が発生する。問題を解決するためによく考えてみる。 そしてまたチャレンジする。その繰り返しのパターンを大事にする。 心の病に陥らないために、心掛けないといけない重要な点を指摘している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.12.29 21:32:28
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