カテゴリ:行動のポイント
先日定年退職して悠々自適の生活をさせている人が私のところにやってきて次のように言われた。
毎日健康のために1時間30分ウォーキングをしている。 時には自転車で1時間ぐらい近くを走り回っている。 定年退職した直後はやる気満々だったが、最近は少々疲れてきた。いつまで続くか不安だ。 こんなことをいつまで続けなければならないのかと思うと憂鬱になる。 そういえば高校の同級生で市役所を定年退職してエブリディサンディと言ってゴルフ三昧、釣り三昧の人が、毎日がむなしいといって突然命を絶った人もいた。 経済的に十分に余裕があっても、刺激を求めるような娯楽、グルメ三昧の生活はそう長くは続かない。 いつの間にか精神状態がおかしくなってくるのだ。身の置き所がなくなり、むなしくなってくるのだ。 毎日暇をどうやってつぶそうかというような生活は、人間に大きな苦痛を強いるようになるのだ。 三浦雄一郎氏が人生後半を輝かせるために次の8点をあげておられる。 1、 自分自身のエベレストを持とう――生きる目標を見つける。 2、 攻めの気持ち、チャレンジ精神が日々を充実させる。 3、 人生はいつも今から――今をいかに充実させて生きるかを考える。 4、 「年だからダメ」といっていると本当にダメになる。 5、 何が起こっても前向きに捉える。 6、 できない理由を考えるのではなく、できることをやる。 7、 どんな時でも可能性を信じて前進する。 8、 夢を持ち、夢の実現のために全力を尽くす。 遠藤周作氏は、老人の身辺の雑事をすべて取り除いてあげることは拷問のようなものだといわれている。 身辺雑事は老人が死と向き合うことから遠ざけてくれる役割がある。 それらを他人任せにしてしまうと、自分は死の恐怖と向き合わざるをえなくなる。 家族によくしてもらっているのに、寂しくてたまらないという老人がいる。 それは、毎日何もすることがなく、注意や意識が自己内省的になって、死が身近に迫っている寂寥感、孤独感なのだ。 だから老人といえども、自分の雑事や日常茶飯事は他人任せにしないで自分で行うことが大切である。 さらにいくら年齢を重ねても、いつまでも夢、課題、目標を持って、挑戦的な生活を続けることがいかに大切であるかということが分かる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.03.24 06:30:05
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