3269477 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2017.04.06
XML
カテゴリ:森田番外編
昨年まで広島カープに在籍した黒田博樹さんは、野球解説者などをされている。
森田理論に通じるような、なるほどなと思うような解説をされる。

黒田さんが先発投手として心掛けていた事は6イニングを3点以内に抑えることだった。
それができれば先発投手としての責任は果たせる。完璧に相手をねじ伏せる必要はないといわれる。
むしろそのことに固執すると、ピッチングは反対の結果を招くといわれる。
先発投手は、それを目標にして、シーズン中はずっと継続してほしいと言われる。
「完璧を求めるな」と広島の若手ピッチャーによくアドバイスされている。

そのためには、できれば、球数は100球程度を目安にしてほしいそうだ。
ツーシームなど動く球をストライクゾーンに投げ込み、早めに打たせて取る投球を心がけて欲しい。
黒田投手は、フルカウントから粘られて四球を出すなら、初球を安打された方がいいと思っていた。
それで球数が抑えられるならそのほうがよい。
1人のバッターにファールで10球も粘られるようだと6イニングまでもたない。

二死無走者で打者筒香(DeNA)ならば、本塁打以外は許されると考えていた。
左前打はokという配球で勝負した。特に晩年はすべての打者を抑えにいかなかった。
長いイニングを投げる先発ピッチャーは、すべての打者を抑え込もうと意気込むと失敗する確率が高くなる。
ヒットは打たれても、点を与えなければokだ。たとえ、点を取られても最少失点で切れ抜ければよい。
ゆとりのある気持ちで常に打者に真っ向勝負する気持ちが大切だ。

広島カープの開幕3試合を見て感じたことがある。
この3試合で内野の失策は5つあった。その時ピッチャーがマウンドで落胆しているケースがあった。
こればまずい。野手はピッチャーの姿を見ている。そういうネガティブな感情は野手にも伝染していく。
心の中では穏やかでなくてもそういう姿を見せてはならない。
平静を装って、気持ちを切り替えて、次の打者に向かっていく闘争心が必要だ。

黒田博樹さんは現役時代、データを重視しておられた。
対戦相手の1つ前の試合は必ずチェックしていた。
好不調の波、得意、苦手なコースだけではない。
性格や各打者が置かれた立場も可能な限り知ろうとした。
例えば、 一軍や二軍を行き来する打者は、四球より安打が欲しいと力む傾向がある。
調子がいいベテラン打者は、じっくり球を待つことができ、好球必打することも多い。
それらの情報を活用すれば、ボール球で誘ったり、あっさりとストライクが取れたりする。
マウンドに立つ前から、ビデオやスコアラーから上がってくる情報をよく見て、自分なりに分析しておくことが欠かせない。そうしないと精神的に優位な立場で勝負することができない。
(中国新聞 2017年4月3日朝刊参照)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2017.04.06 06:30:03
コメント(0) | コメントを書く
[森田番外編] カテゴリの最新記事


PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

森田生涯

森田生涯

Calendar

Comments

森田生涯@ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯@ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
stst@ Re:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、こんばんは。 過去に何度かコ…
軸受国富論@ Re:森田の正道を歩むとはどういうことか(06/05) かの有名なドクターDXの理論ですね。ほか…

Category

Archives


© Rakuten Group, Inc.