カテゴリ:最新の脳科学
2014年4月1日に脳細胞のミエリン化について投稿しました。
よく読まれている投稿です。 ミエリン化とは、今まで有線だった脳細胞の軸索が、光ファイバーに置き換えられるようなものです。情報の伝達が4Gから5G、6Gへとグレードアップされるようなものです。 これで動画を大容量で、ストレスなく長時間見られるようになります。 情報、教育、医療、生産、物流、交通などの仕組みがガラッと変わるようになります。 例えば自動運転で眠っているうちに目的地についてしまう。 臨場感のある動画映像が家にいながら楽しめるようになります。 脳細胞のミエリン化は、神経と神経をつなぐ軸索に、オリゴデントロサイトが巻き付いて太くなるそうです。太くなると頭の回転が早くなる。 1を聞いて2を知るというような状態になります。 そうでない人と比べると、一目瞭然です。 あの人は生まれつき頭がよいので、逆立ちしても勝てないと思っていることは、実は認識の間違いということです。 日常茶飯事、好奇心、興味や関心を持ったことに、一心不乱に取り組んでいるうちに、脳細胞のミエリン化は誰でも可能になるのです。 小さいころから楽器の演奏などをしていると、ミエリン化が起きるといわれています。 これは以前の投稿でご紹介しました。 つまり必要に応じで、脳細胞は作り変えられるものであることを認識した方がよい。 必要を感じなければ、脳細胞が成長することはない。 廃用性委縮が口を開けて待っているということになります。 大学入試の時、全国模擬テストというのがありました。 ここで全国1位になった人がいます。 ほとんどの科目で100点満点に近い成績を出しています。 東大医学部にもトップの成績で合格できるそうです。 この人の脳細胞では、ミエリン化が間違いなく起きていたのだろうと思います。 その方が脳の鍛え方を紹介してくれていました。これが大変興味をそそりました。 徒然草を音読しなからすべて暗記したというのです。 徒然草は全部で243段まであります。 序段では、「つれづれなるままに、日くらし、硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものくるほしけれ」で始まります。 歌の歌詞を読むようでテンポがよいのです。 仁和寺の法師の話は53段にでてまいります。 ちなみに意味は分からなくても、どんどん音読して、暗記することが大切です。 全部を暗記して、スラスラと口から出てくるようになることが最終目標です。 思っただけでも楽しそうです。 するとどんなことが起きたのか。 自分でもびっくりするくらい、頭の回転が良くなったそうです。 知らず知らずのうちに、脳のミエリン化が起きていたのです。 数学でも、物理でも、化学でも簡単に理解できるようになってきた。 応用問題も次々と解けるようになった。 簡単に理解できるから、ますます興味や関心が広がって深まっていく。 つまり古文だけではなく、あらゆる方面の学習のスビートが上がってきたのだそうです。 だから暗記することを、ガリ勉だなどといって、馬鹿にしてはいけないのです。 暗記する力は、脳細胞そのものを変えてしまうのです。 徒然草の代わりに古事記でもよいそうです。 古事記は森田先生も推奨されていましたね。 神話の話で、非科学的な話のようですが、音読して覚えてしまうことは、脳を成長させるということです。森田先生は小さいころ、父親から、漢詩を覚えさせられていましたね。 その時は反発されていたようですが、脳細胞が鍛えられて、後々役に立っていたのではないでしょうか。 今現在子育てをされている方は、応用されてみたらいかがでしょうか。 その際、子どもに押し付けるのではなく、親が率先して取り組むことです。 子どもは親の後姿を見て反発しながらも、同じような行動をとりながら成長していくのです。 年配者はボケ防止のために、取り組んでみたらいかがでしょうか。 私はカラオケが好きなので、歌の歌詞を覚えることが多いです。 いっぺんに覚えられなくても、森田理論で教わった連想法を活用すると、いつの間にか覚えてしまいます。すると普段の生活の中で、自然に歌を口ずさむようになります。 記憶する努力は、脳細胞を鍛えて、認知症を遠ざけることにつながります。 こんなにうれしいことはありませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.04.07 20:09:51
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