カテゴリ:感情の法則
私はマンションの管理会社を変わり、また管理人の仕事をしています。
管理会社を変わったことで大きな気づきがありました。 今度の会社には管理人のサポート部隊が存在していたのです。 以前勤めていた会社にはありませんでした。 この関係の仕事は主に管理人担当の女性が一人でこなしていました。 100名以上の管理人を相手にしているのですから、キャパオーバーでした。 今度の会社は一つの部署になっていて、6人体制で重要な役割を果していました。例えば、親戚や講中の葬儀などで突発的に休まなければならないときがあります。 それ以外にも自分や家族がケガや病気になって仕事ができなくなることもあります。そんなときこのサポート部隊がすぐに動いてくれます。 この部署は、新人に対して仕事の進め方もていねいに指導しています。 清掃のやり方、接客態度など、時間の使い方、報告書類など懇切丁寧でした。 また定期的に管理棟を巡回して、管理人の相談にのっているのです。 困ったことや分からないことはサポート部隊に相談すればよいのです。 その他屋上などの危険個所の仕事、伸びすぎた植栽の伐採、高所の電灯の交換など相談すれば、サポート部隊がフットワークよく駆けつけて処理してくれます。 管理人はサポート部隊がしっかりしていると安心して仕事ができます。 マンションの管理組合に関することは担当営業マン、管理人の仕事に関することはこのサポート部隊、福利厚生に関することは人事・総務部と仕事の棲み分けができていたのです。 私は以前の管理会社一筋で13年在籍していましたが、他の会社にこのような仕組みがあり、有効的に機能していることは全く気がつきませんでした。 葬儀などで有休休暇を取りたくても、今日は代行要員がいないので無理だといわれたことがありました。仕方なく家内に参列してもらってあとで顰蹙をかったことがありました。 そういう事が1度でもあると、次に同様のことがあっても、電話しづらくなるのです。 管理人が棟内を巡回していると、不具合箇所や危険個所が見つかります。 今までは、担当営業マンに連絡・相談していました。 しかしキャパオーバーの棟を持たされていますので、手が回りませんでした。 私は屋上などのドレンのつまり、エキスパンションのビス欠落、エレベータ地下ピットの水たまり、トイの破損、溝の掃除などの問題を抱えていましたが、報告してもなしのつぶてでした。 私は管理組合と管理会社の間で板挟みになり苦労していました。 マンション管理の仕事は、フックワークがとても大切です。 依頼されたことを放置しているといつの間にか管理会社を変えられてしまいます。 そのときに慌てふためいては遅いのですが、普段は気がつかないのです。 これは仕組みの問題ですから、管理会社の管理者やマネージャーが気づいて手を打つ問題だと思います。 その際役に立つのは、新しく入ってきた管理人だと思います。 入社して半年くらい経った人です。新人は、感性が鋭いのです。 新人は問題点があれば早く処理したいという気持ちを持っています。 新人から、問題点や課題、気づきや発見をすくい上げていけば改善に結びつくと思います。すぐに対応すれば、管理組合から絶大な信頼感を獲得できるはずです。 長年勤務している人は、残念ながらその感度が鈍っています。 感情の法則3に「感情は同一の感情に慣れるに従って、にぶくなり不感となるものである」というのがあります。 長年勤めている人は、残念ながら、慣れてしまって、新しい発想が湧き出ることは少なくなっているのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.10.12 06:33:09
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