カテゴリ:生の欲望の発揮
飛行機がなぜ飛ぶのかを考えてみました。
推進力と揚力の2つが関係していることが分かりました。 推進力はジェットエンジンやプロペラによってもたらされます。 ジェットエンジンは圧縮されたガスや空気を高速で後ろに噴き出すことで生まれます。でもこれだけでは空を飛ぶことはできません。 飛行機を空気中にもち上げることが不可欠です。 これは航空力学の揚力理論を応用しています。 飛行機に揚力をもたらすのは、胴体から左右に伸びた主翼です。 主翼は、下面に比べて上面の空気の圧力が小さくなっています。 この圧力の差をどんどん大きくして、重力よりも大きな揚力を発生させれば、機体は空気中に浮かびます。 飛行機が自由自在に飛ぶことができるのは、推進力と揚力がセットになって、重要な役割を果していることが分かります。 航空力学では、まず「推進力」を生み出すことが肝心ということになります。 推進力は、エネルギーを投入して前に向かって動いています。 動かないで、じっとしているだけでは推進力は得られません。 そして推進力を維持し続けることも大切です。 自転車でも上り坂で推進力が不足してくると前進できなくなります。 「揚力」に対しては、地球の「重力」が立ちはだかっています。 重力は巨大な力があり、人間は重力の影響から逃れることはできません。 ところがこの揚力理論によると、推進力と揚力理論を組み合わせれば、巨大な重力にさからって、重い飛行機でも空中を自由自在に飛ぶことが可能になります。 推進力と揚力理論の相乗効果は不可能なことを可能にしてしまうのです。 私たちはこの航空力学の理論から大いに学ぶことがありそうです。 「推進力」から学ぶことは、十分に思索・検討したことは、できるだけ行動に移していくことが大切だということです。 考えるだけで何もしないというのは、注意や意識が内向化してきます。 マイナス思考に振り回され、自己嫌悪、自己否定で苦しむことになります。 気分はどうであろうとも、やむをえず、おっくうなまま、イヤイヤしかたなし、ビクビクハラハラしながら行動していく。 森田理論でいう「凡事徹底」に取り組み、そこから問題点や課題を見つけだしていく態度が大切になります。 「揚力」から学ぶことは、常識では不可能と見えるものでも、その多くはやり方によってはなんとかなるものが多い。すぐにあきらめてはいけないのです。 どこかに打開策があるはずだという希望を持ち続けることです。 たとえば、時と場所が変わると実現可能になるものがあります。 あるいは、いろんな見方から眺めてみる。分析してみる。 気にかけていると、突然アッと気づくことがあります。 自分一人では皆目解決の見通しがつかないときは他人に聞いてみる。 自分の能力が不足しているときは他人の力を借りる。 一人で無理な時は人と協力して取り組む。 何度失敗をしても、あきらめないで粘り強く取り組んでいくと、いつか「サムシング・グレート」のようなものが味方してくれると信じることです。 そのうちきっとあなたの味方になってくれるはずです。 「生の欲望の発揮」と「問題解決能力の向上」が、投げやりになりがちな人生を切り開いてくれます。 そして人生の最終章を迎えたとき、感動と感謝の気持ちに包まれることになります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.05.31 10:02:40
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