カテゴリ:最新の脳科学
杉山崇氏のお話です。
実は眼は脳の一部です。 眼を意識的に動かすと、脳に刺激を与えて脳の状態を切り替えることができます。 不快な感情、怒りの感情、本能的な欲望が暴走している時、眼は「遠くの一点を見つめて、ほとんどまばたきをしない」など特有な動きをします。 これはネガティブな感情や欲望に心を奪われて、脳が意識を切り替えられなくなっている状態を示しています。 逆に考えられれば、感情に心を奪われそうなときは、眼の動きを変えて脳に刺激を与えることで感情をクールダウンさせることができます。 そこで次のようなエクササイズをすると効果があります。 ①顔の向きを固定したまま、眼だけを左右に動かす。 ②見えているものが変わるので、その変化に注目する。 ③眼を2~3往復させたら一息つく。 たったこれだけです。たったこれだけなのですが、やる前とは気分や意識が変わっているのを実感できないでしょうか。 眼は脳の一部であるため、これだけのことで脳に「気持ちを切り替えろ」という合図を出すことができるのです。 ただし、このエクササイズを行うのは、ネガティブな気持ちにとらわれているときだけにしておきましょう。 あまりやりすぎると、脳が疲れてしまうこともあるからです。 マイナス感情、ネガティブ感情に振り回されそうになった時に、検証してみてください。 (なんだかうまくいきそうに変わる本 杉山崇 永岡書店 160ページ参照) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.06.02 23:27:23
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