カテゴリ:生の欲望の発揮
今年7月には「経営の神様」とも称せられる渋沢栄一氏の新札が発行されます。
渋沢栄一氏は1800年代に活躍した埼玉県深谷市出身の実業家です。 渋沢氏の功績は多岐にわたっています。 1873年に第一国立銀行を設立しています。 それ以外にも500以上の企業の設立にかかわっています。 その中には東京海上保険、東京瓦斯、大阪紡績、東京証券取引所など現在も存続している企業がたくさんあります。 その渋沢氏が「夢7訓」という名言を残されている。 夢なき者は理想なし 理想なき者は信念なし 信念なき者は計画なし 計画なき者は実行なし 実行なき者は成果なし 成果なき者は幸福なし 故に幸福を求むる者は夢なかるべからず これは森田先生の言われた「生の欲望の発揮」「努力即幸福」のことではないでしょうか。 目標、目的、課題、夢、希望を持って挑戦していく中に幸福がある。 私は日常生活の中で小さな問題、課題、改善点、改良点、楽しみ、喜びを見つけるように心がけています。 それらに取り組むことで、やがて大きな夢につながっていくのではないかと思っています。 渋沢栄一氏は「どうしようもない逆境」こそ、人間が真価を試される機会に他ならないと述べています。 普通、手に負えないような問題、災難、障害物に出会うと、意気消沈して、早々にあきらめて退散しまうことが多いように思います。 「どうしようもない逆境」に出会って「やりがい」が見つかったと素直に喜べる人は幸せな人だと思います。 神様はその人が乗り越えられないような問題や課題を出すことはないと聞いたことがあります。 私は対人恐怖症という神経症で苦しみました。 神様はこの問題をどう料理するのか、お手並み拝見されていたのではないかと思います。 私は対人恐怖の裏には、人から評価されるような人間になりたいという強い欲望があることが分かりました。 対人恐怖症を抱えたまま、人から評価されるようなことを見つけて、努力精進していけば人生の道を開くことができることを学びました。 私の目標は、森田理論とその応用・活用方法をこのブログで取り上げて、いま苦しんでいる人たちに役立ててもらうことです。 これから先の目標を持つことができた私は幸せ者だと思っております。 森田理論を確立された森田先生とそれを100年以上にわたり維持発展された多くの先輩方に感謝しております。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.03.10 06:20:06
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