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森田理論学習のすすめ

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2024.05.28
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カテゴリ:行動のポイント

私たちは人から指示されてイヤイヤ仕方なくやることは、身が入っていないので出鱈目になりがちだと考えやすい。
これに対して奥村幸治さんは疑問を投げかけておられます。

私は現在、「宝塚ボーイズ」という中学硬式野球チームの監督をしています。そこで子どもたちに野球を教えていますが、最初によい習慣を身につけさせるには、監督やコーチ、親などから「やらされる」という外部環境も必要だと考えている。
たとえばチームに入ったばかりの中学1年生に「自分の目標を持って練習をやりなさい」と教えてもできません。
そこで、「キャッチボールのときはこういうことを考えながらやろう」とか「道具を大事にしよう」と具体的な話をしながら習慣づけをしていきます。
すると初めは監督やコーチに「やらされる」だったことが、どこかで主体的に自ら「やっている」ことに変わっていきます。

イチロー選手も小さい頃はお父さんに毎日バッティングセンターに連れて行かれていました。
お父さんとキャッチボールをするのは純粋に楽しめていたかもしれませんが、毎日バッティングセンターに行くのは大変です。
今日は行きたくない。つらい時期もあると思うのです。
けれど、それを続けているうちに、「自分のなかに目標を作る」という意識づけができるようになったのではないかと私は思います。
「やらされる」を「やっている」に変えると、目的意識ができて練習に張りが出てきます。
(一流の習慣術 奥村幸治 ソフトバンク新書 40ページより引用)

勉強や仕事でも最初から面白くてたまらないという人はいません。
むしろ、取り掛かる前は億劫で、やらないで済むことなら、やらない方を選択したいと思いがちです。それが正直な気持ちです。
でも、それに流されると、次の展開は望めません。
気分本位で逃避的態度を選択することは、人間の本来性に背くことになります。
ですからイヤイヤ仕方なしでも行動を起こすことがとても大切になります。
そうはいっても、「楽をしたい。エネルギーを消費しないで休みたい。人が見ていなければさぼりたい」という気持ちの誘惑にまけて、堕落の道に真っ逆さまというのが実態です。
そういう人を見つけると、首に縄を巻いてでも、オアシスまで連れて行くという人がいるということは、将来的に見るととてもありがたいことです。
奥村さんは、とりかかる前は、本人がどんな気持ちだろうが関係がない。
とにかく無理やりにでも、行動のきっかけを作っていく。
その先はどうなるか分からない。
イチロー選手のように、興味や関心を高めて、目標を持って主体的に行動してくれるようになることは理想ですが、そうならないこともある。その方が多いかも知れない。

そういう場合は、別の面で刺激を与えるようにする。
ここで大切なことは、最初の「やらされている」という気持ちが、イヤイヤ手をつける事で、好奇心が刺激され、疑問や関心や興味が生まれてくる呼び水になることがあるということです。
そうなれば、つぎの課題や目標が生まれてきます。
このようにしていつの間にか主体的な行動に変化してくるのです。

課題や目標、夢や希望に向かって、努力精進するというレールに乗るかどうかは、最初は他人から強制されたことでも構わないということになります。
子供を持っている親は、無理やりにでも多くの経験をさせて、きっかけづくりをする必要があります。

集談会では、自分の日常生活や趣味などを開示して、他の参加者に刺激を与えることが大切です。
集談会に参加する人は好奇心旺盛な人が多い。
相手が刺激を受けて自分でも取り組んでみようと思ってくれれば紹介したかいがあったというものです。








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Last updated  2024.05.28 06:20:08
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