まだ高校入学したばかりなのに、
もう不登校になってしまった。
中学も不登校気味だったから、またかという感じだが、
普通高校は学年毎の単位制だから、二ヵ月不登校していたら、
もう留年になってしまう。
担任の先生から電話があり、
14日の四時に面談することになった。
養護教諭も相談に乗ってくれるらしい。
通信制に転入したいとの希望も伝えた。
担任に言われたからなのか、
ミンミのクラスメート達から電話が来た。
ミンミは笑いながら話しているが、
私がテレビを消したのに、
またわざわざテレビをつけて見ながら話す。
電話が終わって、なぜつけたのか聞くと、
作り笑いをしながら話すのが苦痛だったらしい。
友達になりかけのクラスメート達に気をつかってしまうのだろう。
クラスメート達も代わる代わる笑いながら話していたけど、
お互い疲れるかもしれないな。
その後、つい高校に行くよう言ってしまった。
嫌だから行けないと言うから、
どこが嫌なのか理由を聞くと分からないと言う。
それでは担任に話せないから、自分で面談に行くか、
文章を書いてと言った。
泣きながら二階に行き、しばらくして下りてきた。
考えがうまくまとまらないけど文章にしたものを見せてくれた。
それを読んでから、またミンミと話した。
やはり、自分でも甘えや逃げだと分かっているのだ。
頭では理解できても感情や体がついていかないらしい。
それは私も同じ。
私も母親としてどうしていいか分からない。
不登校を認めて、通信制に転入させようかと思っても、
まだ普通高校にもしかしたら通えるのではないかと期待してしまう。
諦めきれないのだ。
そのくせ、主人に諦めが早すぎると非難されると、
認めてはいけないの?とくってかかってしまう。
主人と娘二人は、なさぬ仲なので、
やはりどこか他人行儀で冷たい。
心配はしてくれてるみたいだけど、直接声はかけないで、
私にどうにかしろと言うだけだ。
主人はカズと義母のことばかり考えているからな。
ミンミが書いた文章を渡しても、なかなか読んでくれない。
私が促すとやっと読んでくれたが、
なんとなく分かると言うだけだ。
主人に相談しても仕方ないかな。
主人も私とミンミの思うようにすればいいと言う。
マッキーのことも、どうしようもないと言ってるし。
どうせ心配していないなら、何も言わないで欲しい。
ミンミが友達に呼ばれて家に行った。
実はマッキーが呼んだらしい。
三才違いの姉妹二組とも友達同士なのだ。
マッキーと同い年の友達も高一で不登校になり、中退した。
引き籠もったり、バイトしたりしていたが、
今年夜間の定時制高校に入学したのだ。
妹と同い年の同級生達に混じり、
制服を着て通っているらしい。
彼女ならミンミの気持ちが分かるだろうから、
話をさせようと呼んだのだ。
マッキーも心配してくれたんだなと嬉しかった。
ママが許すから不登校になるんだよ、とか
甘えてるんだよと厳しくミンミに言ってたけどね。
彼女が不登校になりかけの時、マッキーは心配して、
違う高校だけど、途中まで一緒に朝早く登校したりしていた。
マッキーは近い高校なので、
そんなに朝早く行かなくていいのにね。
ミンミと友達は、日曜にカラオケ行ったけど、
ミンミは自分の不登校は話さなかったらしい。
でも今夜知っても、やっぱりと驚かなかったそうだ。
中学でも不登校だったからね。
姉妹そろって友達というのもありがたい。
もう一組の姉妹も友達で、
三組の姉妹が泊まらせてもらったことがある。
その姉妹は引っ越してしまったけど。
ミンミも中学の友達を大切にしないとね。
マッキーは、通信制だとつづかないかもしれないから、
彼女と同じ夜間の定時制に転入できないかなと言う。
昼間の定時制は、以前受験しようかと考えていたのだが、
普通高校に行けたら行ってもらいたいと思ってやめたのだ。
単位制の高校で、カリキュラムが多様な新設校のせいか、
昼間の定時制は倍率が高かった。
たぶん編入は無理だろうな。
夜間の定時制なら編入できるだろうか。
通信制高校も遠いので、協力校であるその定時制高校へ
スクーリングに通うつもりだったのだ。
定時制にしろ、通信制にしろ、単位制なので、
年数かければ卒業できるかもしれない。
甘いかもしれないけど、希望は捨てたくないよね。
今はチャレンジや教育テレビの高校講座で勉強しているけど、
やはり高校に行って高卒資格を取ってもらいたい。
大検でも高卒資格認定になったらしいけどね。
とにかく引き籠もり、ニートにはならないで欲しいな。
フリーターでもいいから、働けるような社会性、協調性を身につけて欲しい。
それこそ生きる力をね。
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最終更新日
2008年05月14日 16時00分50秒
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