以前、長女のマッキーに勧められて
「Lily Chou Chou(リリィ・シュシュ)のすべて」
という映画のDVDを次女ミンミと一緒に観ました。
正直、映画は難解?というか、面白いけど、
私にはちょっと理解不能な別世界ではありましたが、
なぜか音楽だけは印象に残っていたのです。
リリィ・シュシュは映画の中の架空のアーティストですが、
実は女性ボーカルのサリュが歌っていて、
リリィ・シュシュの名前で
「呼吸」というアルバムも出しています。
その中で、次女のミンミはこの
「エロティック」(Lily Chou Chou)の歌詞が一番好きだと言う。
わざわざ原作本「リリィ・シュシュのすべて」
(岩井俊二著)まで買って、
読みながら音楽を聴いている。
私も歌詞を読ませてもらったら、
不思議な詩だったので、好きになりました。
娘達から影響を受けてるなあ。
長女から次女、次女から私へといろいろ教えてもらってる。
カズのミスチル好きは姉達の影響かな?
「エロティック」の歌詞は、
ネットを探したのですが、載ってなくて、
本から引用させてもらいます。
全部書くと著作権にひっかっかるので、
好きなところだけ紹介しますね。
「エロティック」
「夢の中に入り込んだ イメージのかけらから
あなたが欲しがってるものを 探し出してる
紅茶の中に映ってる 曇った空のグレイ
あなたが持ち上げていって 昼に溶けてた
好きなのはあなたの全てじゃなくて
風のような 傷跡のような
海の響きのような エロティック
気のない素振りで弾いてる
スケール(音階)の間から
音なのか音楽なのか 聞こえ始める
その指で何気なく弾くメロディ 始めから
そこにあるラインなぞるように 奏でる
死んだような街に 響くのは明日のレクイエム
生きていたいと 想わなくても・・・
私が欲しがってるものを 探し出してよ~」
結構長く書いてしまいましたが、全部ではありませんので、
お許しください・・・
私が特に好きなのは、やはり
「好きなのはあなたの全てじゃなくて
風のような 傷跡のような
海の響きのような エロティック」ですね。
「あなたの全てが好き」というのはありふれているし、
そんなことは私には言えない。
誰にだって、好きなところと好きでないところはあるしね。
詩的なのに、単なる夢ではないところがいいな。
また、ミンミが好きな歌、BUMP OF CHICKENの
「K」です。
孤独な黒猫が出会った淋しい男。
なんか「幸福の王子」を彷彿とさせるような・・・
こういう詩物語もいいですよね。
RADWIMPSは歌詞が好きで、
以前カラオケにミンミと行った時も
いろいろ紹介してくれたけど、
また教えてくれました。
「いいんですか」YouTube
歌詞
「自暴自棄自己中心的(思春期)自己依存症の少年」YouTube
歌詞
「遠恋」
「そりゃ君が好きだから」YouTube
歌詞
「ギミギミック」
などなど、面白い歌詞が満載。
コミカルな詩だけど、
結構痛いところを突いているのですよね。
「いいんですか」と「遠恋」、
「自暴自棄自己中心的(思春期)自己依存症の少年」
が特に好きですね。
私は、
アンジェラ・アキの「手紙~拝啓十五の君へ~」の歌詞を
次女ミンミに読んでもらいたくて、
CDまで買い、歌詞カードを読ませようとしたのですが、
大人が上から目線で子どもに語りかけてるきれいごとの詩なんて
と拒否されてしまいました・・・
本当にアンジェラ・アキが、15才の時に書いた詩ならともかく、
大人になってから、子どもに向けて書いた詩など、
作り事だというのです。
まあ、そんなに厳密に考えなくてもと思うけど、
子どもにとっては許せない、受け入れられない
ものなのかもしれませんね。
私が説教の代わりに読ませようとしてるのが分かってしまう。
16歳の不登校の次女ミンミに読ませて、
少しでも変わってくれないかと思う親心なんだけど、
学校へ行かせようとする下心と思われてしまうのかな?
でも、ともかくミンミが通信制高校と、
個別指導の予備校に通ってくれることを信じて、
”今を生きていこう”