久しぶりに小説が書きたくなり、
それも童話が書いてみたいと
書き出しの「1」は童話風にしましたが、
やはりなかなか難しいですね。
昔々あるところに、ひとりの女の子が居ました。
名前はベラと言います。
お父さんとお母さんは小さい頃に死んでしまい、
おばあさんに育てられていましたが、
そのおばあさんも病気になり、
ベラを枕許に呼びました。
「お前は私の本当の孫じゃないんだよ。
本当の父親と母親は生きているんだ。
あの山の向こうの、隣の国に居る。
このペンダントは、実の親から預かったものなんだ。
これを頼りに探しなさい。
きっと幸せになれるよ。」
そう言い残し、事切れました。
おばあさんから渡されたペンダントは
キラキラと海のような蒼い光を湛えていました。
ベラはおばあさんが亡くなったことも忘れ、
吸い込まれるようにペンダントに魅入られていました。
続き