今日、勤務校の卒業式でした。
寒い体育館での卒業式は、身も心も引き締まります・・・
幸い、計画停電の予定が中止になったので、
明るく、マイクを使った卒業式ができました。
被災地では、卒業式はおろか、学校にも行けない子供たちが居る中で、
無事に卒業式が迎えられることは感謝ですよね。
犠牲者の方達のご冥福と、被災者のご無事をお祈りします。
また卒業式でPTA会長が「地平線上にある太陽を見たとき、
夕日に見えるか、朝日に見えるかで考え方が分かる」と言ってました。
沈みゆく夕日と、これから昇る朝日。
これからの日本はどちらなのでしょうね。
もうこれ以上失うものはないと思えば、
立ち上がるしかないのかもしれない。
失敗してくじけ、しゃがみこんでしまった時こそ、
何を掴んで立ち上がるかが大事と言ってました。
こんなときこそ、未来を作る子供たちに希望を持たせないとね。
原稿棒読み?の教育委員会の方より、よほど教育的だったかも・・・
また、卒業生の一人の女子が、私に手紙を持ってきてくれました。
書写を教えたクラスの子で、整美委員会の副委員長をしてくれてたEさんです。
手紙を載せさせてもらいますね。
「**先生へ
M先生がお休みの期間と短い間でしたけど、お世話になりました。
**先生は書写の授業、整美委員会の担当をしてくれました。
整美委員会では、私や委員長のM君のサポートまでしてくれました。
でも、特に**先生に言いたいことは、書写の時間のことです。
最初は反発してして、いろんな事を言ってしまいました・・・。
すみませんでした
**先生のおかげで少しだけど、百人一首を覚えることができました
とっても楽しかったです。
ありがとうございました!!
私は中学でも頑張ります。
先生も頑張ってください。
先生に出会えたことは忘れません。
人生は”
一期一会”ですね
平成23年3月22日
6-* E」
嬉しいですよね。
週1回しかない書写と、月1回しかない委員会でしか会わなかったけど、
副委員長ながら、委員長顔負けのリーダーシップで仕切ってたEさん。
書写の時間も、毛筆の道具の忘れ物調べなどしてくれてました。
反発された覚えはあまりないけど、最初はあまり素直ではなかったかも。
でも、委員会のことで、昼休みにクラスの有志で落ち葉掃きしたいと相談されたり、
5年生がゴミ出し忘れた時は、率先して代わりにゴミ出ししてくれたりと
委員長のM君と一緒に頑張ってくれてました。
また、Eさんが五色百人一首をこんなに気に入ってるとは分からなかったけど、
クラス全体、楽しんでやってくれてましたね。
おかげで、硬筆の6年の漢字が終わらず、宿題になってしまったけど、
それで文句を言う子は居ませんでした。
提出が遅れた子達は居たけど、最終的には全員揃いました。
普段でも宿題がみんな出ることはないというクラスらしいですが。
Eさんは、私立の中学を受験して合格した頑張り屋さん。
卒業式の後も、親子で挨拶してくれました。
涙ぐんでいたので、ちょっともらい泣きしそうでしたが・・・・
1クラスしか6年生は書写を教えていなかったので、
あまり知らないのですが、こうして手紙までもらうと感慨深いです。
私でさえそうなのだから、6年の担任は感慨無量でしょうね。
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