図書館から借りた
「さよならも言わずに逝ったあなたへ」
-自殺が遺族に残すもの-(カーラ・ファイン著、飛田野裕子訳)
をようやく読み終わりました。
夫に自殺され、苦しみを味わった著者が、
同じような苦しみを抱えた自殺遺族にインタビューしてまとめたもの。
読んでるうちに胸が苦しくなる感じです。
でも、こういう本は必要だと思うのです。
自殺の研究や、自殺念慮の人を救おうとするサービスはいろいろあるけど、
自殺遺族への助けはあまりないのですよね。
あしなが育英会も、自殺遺児が交通遺児の4倍も居るそうです。
「自殺/自死で遺された遺族の為に」Written by 中原 憬
死因が自殺と言えない苦しみ、
もしかしたら自殺を止めることが出来たのではないかという罪悪感にさいなまれる。
自分がいい子、いい妻、いい親だったら、死ななかったのではとも・・・
私も、何人か自殺した人の家族、友達を知っている。
また、自殺を仄めかして、ブログを中断したネット友も居る。
実際には会ったこともないし、住所も連絡先も知らないので、
生死を確かめることさえ出来ない・・・
それまで何度も中断しては復活していたから、また復活するのでは?
復活しないまでも、どこかで生きてるのでは?と思っていたけど、
もう中断して2年半ほどになるから、
もしかしたら本当に自殺してしまったのでは?と思ったりもする。
心身共の病苦から自殺したいと言ってたから、病死してることもありうるけど・・・
この本を読んで、その人のことを思い出し、その当時の気持ちも思い起こしました。
さよならを言って、逝ってしまったのかも分からない人・・・
私の言い方によっては思い直してもらえたのでは?と後悔もしました・・・
自殺は罪とまでは言わないけど、遺族や遺された人たちに苦しみ・悲しみを与えるから、
それも考えて思いとどまって欲しいですよね。
鬱病にかかってたり、そういうことも考えられなくなってしまってる状態なのだろうけど。
私自身、大学3・4年のころ、椎間板ヘルニアになり、教育学部なのに教師も断念し、
合唱団も休団、自暴自棄になって、付き合ってた彼氏とも別れようとしたりしました。
横断歩道や高いところから下を覗き込むと
吸い込まれるような死の誘惑にかられたこともありました。
「知恵子抄」の知恵子に憧れ、狂って何も考えられなくなるのもいいなと思ったりもした。
今でも異常心理などには興味あるけどね。
でも、私は自殺しないように、してはいけないと思ってる。
子供達にも、自殺だけはしないでねと懇願してる。
自殺すれば、現実逃避で、自分は楽になれるかもしれないけど、
周りは一生それを背負っていかなくてはいけなくなるのですよね。
今は自殺が以前ほどタブーというか、珍しくはなくなったのかもしれないけど、
やはり口に出すのははばかられる・・・
思いを吐き出せないという二重の苦しみがあるのですよね。
以前、中学の
命の授業で、父親に自殺された娘さんの告白を聞きました。
しぼりだすように当時の悲しみ、そして今も続く苦しみを語ってくれました。
そんな思いはさせたくないし、させてはいけないのですよね。
自分にもそう言い聞かせました。
教師として不適格と痛感させられたり、鬱になりそうに落ち込んだときもあったけど、
今は適当に?受け流すというか、考えすぎないように心がけてます。
あまり溜め込まないように、このブログなどでも愚痴言ったりしてます。
どこかで発散しないとやりきれなくなるから・・・
自分は昔から優等生みたいないい子ではなかったけど、
母に「あなたは信じてる」と言われ、プレッシャーを感じてたりもした。
だから、子供達にはそんな思いさせたくなくて、
割と放任に自由にのびのび?やらせてきたつもりだけど、
それがどうだったのかな?
長女のマッキーは、うちがもし厳しかったら家出してたかもというし、
カズも、うちは親がうるさくないからいいと言ってるらしい・・・
ミンミも、もし無理やり学校に行かされてたら、不登校だけでなく
引きこもりやもっと危なくなってたかもと言っていた。
そう脅かされてもね・・・
まあ、結果オーライですが、これでよかったのかな
お願いだから、自殺だけはしないでくださいね。
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