おやこ劇場で集めた物資を岩手に運んで下さったOさんからのメールです。
「このたびは皆さん物資と支援金のご協力ありがとうございました。
被災地に物資を届けに行って、昨晩戻って参りました。
ご報告する事や私が見た物、感じた事があまりにもたくさんありますので、
何回かに分けてお伝えいたします。まず現地を見た感想から。
テレビ画面ではかなり見ていましたが、
「ここまでか…」と絶句してしまう光景が目の前に広がっていました。
岩手県大船渡・陸前高田・宮城県気仙沼・仙台と移動して見て来ましたが、
一番被害がひどかった陸前高田は半島になっており、
両側から津波が襲ってきたので全部飲み込まれ、
波にさらわれ跡形もなくなってさら地が永遠とどこまでも続く感じでした。
家も人も町ごと全て飲み込んだ海は、何事もなかった様に静かで穏やかでした。
地盤沈下が激しく、海からニョキとたっている三本の柱をよく見ると
野球場の照明で海からスタンドの上の方だけが見えていました。
高台の木々の上の枝まで網や布などが絡んでおり、
30m以上の水の壁が両側から襲ってきただろうと想像すると
恐怖で激しい頭痛に襲われ、車の運転ができなくなりました。
ただただ亡くなった方の無念さを感じながら成仏できる様、
祈る事しかできませんでした。」
やはり、テレビで見るのと実際に見るのでは、あまりにも違うのですよね。
悪夢ではなく、現実なのだと思い知らされる感じです・・・
本当に、ご冥福を祈るしかできないですね・・・
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