劇
「未来」(重松清原作、東京芸術座)を入間おやこ劇場のMさんと観に行きました。
劇が良かったので、原作本も買いました。
まあ、もともと重松清が好きでこの劇も観に来たのだけど、
この本は読んだことなかったのです。
「STORY:みゆきは高校を中退し、今はボランティア活動をしている。
理由は”いい人”になりたいから…
三年前、みゆきが高校生のとき、
クラスメートの長谷川君が死んだ。自殺だった。
長谷川君とは親しくもないどころか、
会話したこともない人だった。
その彼が自殺する直前に、みゆきに電話をかけてきた。
長谷川君の未来は途切れ、
みゆきの未来も無くなった。
昨晩、みゆきの弟政人の同級生の赤堀君が自殺した。
彼の遺書には『政人を許さない』と…
現代の家族、教育をテーマに次々と話題作を発信し続ける
重松清氏の問題作『未来』を2014年東京芸術座が初舞台化!
ご期待ください。」
重いテーマですが、最後は少し希望が見えてきて良かった。
テレビ画面などを表現するのに、バックスクリーンに映写したりと工夫していた。
弟の政人の演技がリアルでしたね・・・
両親の慌てぶりとかマスコミの騒ぎようとか、想像するだけでも怖い。
みゆきが弟と一緒に追体験することで、徐々に回復していく。
ネタバレになるので結末は書けませんが、最後は救われました。
みゆきが冗談を言えるようにまでなるとは・・・
手紙や日記を書くことも心の為になるのですね。
私も日記続けようと思います。