「北斎とジャポニズム」展を観に行くのですが、
その前に夫が切り抜いた新聞記事を読みました。予備知識として読んでおいてと言われたのです。
先日、長女と「ゴッホ展~巡りゆく日本の夢」を観にいったので、大体はわかってるつもりでしたが。
日本は理想郷のように思われていたらしい。
他の画家や工芸作家も北斎の浮世絵の影響を受けてるのですよね。
アールヌーボーのエミール・ガレの「ランプ・朝顔」は、北斎の「北斎漫画」十五編の影響が色濃い。
まるでキノコのような形と、朝顔の青のガラスが浮き出てて素敵でしたね。絵葉書がなくて残念。
上野駅構内のC's cafeでお茶。店内にも「北斎とジャポニズム」のポスターが貼ってありました。
夫はコーヒーと、
スコーン・メープル&ウォールナッツ。
スコーンは、ブルーベリー&クリームチーズもありましたね。
私はパンダ・ソフトクリーム。パンダの赤ちゃん誕生記念だそう。コーンは別添え。
マシュマロにパンダの顔が。
マグカップにもパンダ。
カフェラテにもパンダが。隣の人が飲んでましたね。写真はメニューから。
「北斎とジャポニズム」を観に、国立西洋美術館へ行きました。
夫は世界遺産になった国立西洋美術館そのものも見たかったらしい。
「北斎とジャポニズム」を観た後、常設展に入り、19世紀ホールだけ見てきました。
「弓をひくヘラクレス」(エミール=アントワーヌ・ブールデル)。
音声ガイドも借りて聞きました。混んでたので、ガイドがある絵を中心に観ました。
パンフレット。ドガの踊り子のポーズは、北斎の相撲取りのポーズから。
セザンヌが気づいたモティーフ。同一モティーフを繰り返し描く”連作”という方法を北斎から学んだ。
北斎の富士山、セザンヌのサント=ヴィクトワール山。
カサットが愛した気ままさ、ゴーガンが描いたシンプルさ、ゴッホを魅了した自然、モネが学んだリズム。
ミニ図録(1300円)も迷ったけど、結局いつもの絵葉書、マグネットにしてしまった。
絵葉書5枚につき1枚非売品の絵葉書をくれるというので10枚買ったら、この2枚だった・・・
北斎の「冨嶽三十六景 東海道程ヶ谷」、モネの「陽を浴びるポプラ並木」
北斎の「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」、カミーユ・クローデルの「波」
カサットの「青い肘掛け椅子に座る少女」。北斎の「北斎漫画」初編の布袋尊から。
行儀の悪い座り方は、それまでの西洋美術では描かれなかったけど、自由な浮世絵の影響で解き放たれたのでしょうね。
「冨嶽三十六景 凱風快晴」いわゆる「赤富士」。
「黒富士」の「山下白雨」の方が急傾斜で、日本・中国展ポスターになった絵と似てるかと迷ったけど、やはり赤富士の方が好きだから買いました。
ポール・ゴーガン(ゴーギャン)の「三匹の子犬のいる静物」。ゴーギャンと書いて欲しいなあ・・・
メアリー・カサットの「母と子ども」
ドガの「踊り子たち、ピンクと緑」
北斎の「鶯 垂桜」。風で花びらがめくれてる描写をモネが「これが真実そのものではないかね」と語ってたそう。
西洋美術の花は室内の静物画で、枯れていく死のイメージだったりしたそうだから、新鮮だったのでしょうね。
ピエール・ボナールの「洗濯屋の少女」のマグネット。この足が可愛い。