「早春の少年~伊集院大介の誕生」(栗本薫)を一気に読んでしまった。
「14歳の名探偵、最初で最大の失敗!?
転校早々、大介が見つけた猫の死骸。それは少年の眼にしか見えない次なる凶行の発端だった。
昭和30年代、静かな田舎町・平野の中学校に転校してきた14歳の伊集院大介。悲劇的な伝説をもつ姫川の周辺で起きた不可解な事件を追う“名探偵のタマゴ”は《透明人間》と対決する。」
領主に迫られ、天守閣から身を投げた雪姫。戦国時代の悲劇を再現したかのようなバラバラ死体が麓に流れ着く。そして一家六人惨殺事件。転校生・伊集院大介は、残虐さを身につけていく犯人に迫る。「早く大人になりたい!みんなを恐ろしい運命から救うために――」。伝説の名探偵、ほろ苦い14歳のメモアール。
大人になった名探偵・伊集院大介を読んだことはないけど、
さぞかしスマートな名探偵になるんだろうなあと彷彿させられる。
14歳の意気込み・焦りのようなものが感じられて初々しい。
大介に憧れ、行動を共にする徹はさしずめホームズのワトソン? 平凡な田舎少年の心情に共感し、
一気に読み終えてしまいました。明日が図書館のへ返却日だということもあるけどねw