息子と、映画「ベイビーブローカー」を観に、立川のシネマシティズンに行きました。
昨日も、夫と「
キングメーカー~大統領を作った男」、
息子とAmazonプライムで「
82年生まれ、キム・ジヨン」を見たので、韓国映画尽くめですねw
3作品とも良かったですよ。
「万引き家族」の是枝裕和監督が、「パラサイト 半地下の家族」の名優ソン・ガンホを主演に初めて手がけた韓国映画。子どもを育てられない人が匿名で赤ちゃんを置いていく「赤ちゃんポスト(ベイビー・ボックス)」を介して出会った人々が織り成す物語を、オリジナル脚本で描く。古びたクリーニング店を営みながらも借金に追われるサンヒョンと、赤ちゃんポストのある施設で働く児童養護施設出身のドンスには、「ベイビー・ブローカー」という裏稼業があった。ある土砂降りの雨の晩、2人は若い女ソヨンが赤ちゃんポストに預けた赤ん坊をこっそりと連れ去る。しかし、翌日思い直して戻ってきたソヨンが、赤ん坊が居ないことに気づいて警察に通報しようとしたため、2人は仕方なく赤ちゃんを連れ出したことを白状する。「赤ちゃんを育ててくれる家族を見つけようとしていた」という言い訳にあきれるソヨンだが、成り行きから彼らと共に養父母探しの旅に出ることに。一方、サンヒョンとドンスを検挙するため尾行を続けていた刑事のスジンとイは、決定的な証拠をつかもうと彼らの後を追うが……。ソン・ガンホのほか、「義兄弟 SECRET REUNION」でもソンと共演したカン・ドンウォン、2009年に是枝監督の「空気人形」に主演したペ・ドゥナら韓国の実力派キャストが集結。2022年・第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、主演のソン・ガンホが韓国人俳優初の男優賞を受賞。また、人間の内面を豊かに描いた作品に贈られるエキュメニカル審査員賞も受賞した。
息子が好きな是枝監督の映画。疑似家族で「万引き家族」にもなんとなく似てる感じ。
なぜ、韓国の俳優で撮影したのかな?と思ったのですが、息子は韓国の方がクオリティが高いと言う。
寂しいですねソヨン。「生まれてきてくれてありがとう」と一人一人に言うシーンが良かった。
そして、ソヨンにも、施設からついてきた男の子が、ソヨンにその言葉を言う。
みんなそう言ってもらいたかったのですよね。最後の方で、殺人事件のニュースが流れるが、
それはソヨンではなく、サンヒョンが起こした事件なのではないかと思う。
息子は字幕を見損ねて気が付かなかったと言ってたがwサンヒョンがソヨンの為に犠牲になったのかな。
スジン刑事がなんでこんなにベイビーブローカーにこだわって追いかけるのか事情が分からなかったが、
「捨てるくらいなら、生むなよ」と最初に捨て台詞を吐いてたから、
自分は生みたくても生めなかったかも。また、母親に捨てられて施設で育ったドンスは、
母親が迎えに来てくれることを信じて待っていたが、迎えに来なかった。そのことを許せなかったが、
ソヨンを見ていて、どうしても捨てなければいけない事情があったのだろうなあと思い、ソヨンに言う。
ソヨンも息子に許されないと思っていたけど、ドンスに俺が代わりに許すよと言ってもらって泣いてた。
どうしても育てられない事情がある人は養子に出すのも仕方ないと思うが、養子縁組も条件が厳しいから
ブローカーとか出てしまうのかもしれない。また迎えにいきたいと思っても、できないのに、
「迎えにくる」と手紙に書いてあると、養子に出せないことも。難しいですね。
淡々と進むので、途中眠くなった時もあったけど、考えさせられるテーマだったので、寝なかったw
ソヨン役のイ・ジウンが、「万引き家族」の松岡茉優に顔が似てるなと思ってしまった。
是枝監督の好みなのかしらw 切ない物語だったけど、最後は希望が持てて良かった。