テーマ:社会のあり方を考える(116)
カテゴリ:大学生の話
長男がシュウカツ真っ最中です。 今回の地震のおかげ(?)で、いまだにシュウカツは延長で続いています。 今の時代は、とーだいせいや、そのほかの上位難関大学の学生ですら、ばんばんと、おとされまくる。なかなか内定がとれない。そういう時代です。 こういう状況をみていると、親としては、なんかもう、子供育てたくないです。 がんばって育ててきた挙句、社会から拒否されるなんて。 というか、今の時代のシュウカツ。 なぜ大変なのかというと、椅子取りゲームを椅子ひとつづつ、一回づつやってるからなんだと、思います。 イストリゲームって、本来5この椅子を6人で、音楽ならして、まわりをぐるぐるまわりつつ、あいづで、全員一気に座る。 余るのは、ひとり。 他の5人は、確実に座れます。 昔のシュウカツって、そうでした。 たしか、11月1日解禁で、その日にシュウカツ生全員が、一斉に第一志望の会社の面接試験になっていて、その日には、内定かそうじゃないか決まってました。 それでほぼ終わり。 でもね。 今のシュウカツって、会社によって、面接の日がばらばらなんです。 しかも、何カ月もかけてやってる。 つまり、5この椅子を一つずつ順番にゲームしてくのです。 1この椅子に6人で、ゲーム。 あいづのあとは、座れるのは、ひとり。 5人が残ります。 その次の椅子は、5人でゲーム。 で、あいづのあとは、ひとり座れて、4人が残る。 ところが、実際には、椅子に座ったはずの人が次のゲームにも参加してくるんですよ。 いつまでたっても、6人で、椅子取りゲームしてるかんじ。 内定もらっても、まだシュウカツしている学生もいるからです。 そして、座る人のいない椅子が残ったまま、イストリゲームがつづいてる。 椅子は5こあるのに、みんないつまでも、立ったまま。 座る椅子がないまま。 そんな感じです。 椅子によっては、座る人がいないということで、もう一度ゲームしてくれることもあるけれど、誰も座らないまま、空席の椅子ものこったままゲーム終了の椅子もあります。 これじゃあ、内定のない学生が多いのも当たり前。 求人が少ないとか、就職氷河期とか、そんなのとは、違う。 みていると、そんな感じが、今のシュウカツです。 親としては、なんかもう、子供育てるのが、すごくいやになってくる。 気が気じゃないです。 こんな時代なのに、子育て中は、塾だ、受験だと、大騒ぎ。 でも、その挙句にこんな大変なシュウカツがあって、うっかりすると、仕事にもつけづに大人になっても、養い続けなければならないとしたら、子育てってなんなのか。 でも、会社側も、座らせた学生が椅子に座らずに、立ちあがってしまう。 どの学生がちゃんと座っててくれるのかわからない。 そーんなかんじです。 面接でなにをいえばいいのか。 どんなエントリーシートをかいて、どんな志望動機をいえばいいのか。 内定が取れない理由はなんなのか。 横で見ている私にも、ちっともわかりません。 受験のような、わかりやすい対策はありません。 なんせ面接官の胸先三寸。 面接官の好みや気持しだいで、決まってる。 だとしたら、絶対これという、正解はありません。 受験のような対策ではたぶん、のりきれない。 そのことにすら、気づくのはむずかしい。 なんでこの子たちの世代はいつも、こんなにタイミングの悪い時にあたってしまうのか。 はやくなんとかなってほしいです。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年05月26日 09時13分07秒
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