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カテゴリ:【本】芸術、美術、博物館
美術館で、監視係として働く方が描いた作品です。
『ミュージアムの女』 宇佐江みつこ KADOKAWA
この本は、展示室で座って作品を守る監視係の視点から描かれた四コマ漫画。 お仕事のことや美術館の日常が分かり、美術館を身近に感じることができます。
あとがきによると、 「この四コマ漫画はもともと、岐阜県美術館の公式アカウントにて、フェイスブックやツイッターなどのSNSを通じて発表していたものでした。」 とのこと。 話題になっていたことを知らなかったので、この本の存在に気づくのが遅れました……。
私が美術館に行くようになったのは去年から。
学芸員と監視係の区別もしばらくできていませんでしたし、館内で使用できる筆記用具は鉛筆だけだということも、美術館で注意事項を読むまで知りませんでした。
美術館によっては、リュックは背中ではなく前に抱えて鑑賞するように掲示されているところもありました。
鑑賞するにも、いろいろ気をつけなければいけない……と思うかもしれませんが、これから美術館に行きたいと思っている方は、この本で鑑賞マナーを学ぶこともできるのでおすすめです。
(ちなみにリュックの持ち方について、この本では書かれていませんでした。 リュックを背負ったお客さんの描写はあったので、美術館によって注意事項が異なるのかもしれません。)
余談ですが…… この本は2017年9月に発売されたようですが、最近出版されたように感じても、新品を手に入れるのに苦労しました。
いくつかの書店で探したものの、在庫がなく。 書店の店員さんに、取り寄せができないか調べていただいたのですが、取り寄せできず……。 その後、国内の書店にある在庫を、ネットでなんとか取り寄せることができました。
この本は入手できたからまだいいのですが、ネットで探す限り、欲しくても新品ではもう手に入らないだろうなぁと諦めている本もあり、感傷的な気持ちになります……。
「推しは推せるうちに推せ」といいますが、同じように「本は買えるうちに買え」、さらに加えるとすれば、数年後また読みたくなった時のために「新品がいいなら気軽に手放すな」ということでしょうか。 本の断捨離はできそうにありません……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.03.21 00:00:13
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