【続留学回想録・13】そして日本へ帰りました
福岡県から山口県へ行き、旅の友のH子と別れて新岩国から新幹線で東京に向かいました。日本で初めての一人旅です。じっと座席に座ったまま、せっかくの機会だから途中下車しようか?1泊2泊ならお金の方はどうにかなるし…でもどこで下車を…?ずっと考え続けて、広島を通り、大阪も過ぎ、名古屋も降りずに結局東京まで乗ってしまいました。下車しなかった(できなかった)理由は…日本って、1人旅なんかしたこと無くて何となく怖かったから。(苦笑)中国の方がまだ何とかなりそう…?(笑)もう一つ思っていたのは、「帰省ってどんな気分だろう…?」親戚一同が首都圏在住で「田舎のおばあちゃん」が存在しない私は子供のころから(今もですけど)帰省ラッシュに縁がない代わりに、「帰る」楽しみも思い出も経験したことがありません。帰省に憧れを抱いていました。「懐かしさあふれて感動のご対面になるのかな…?」と、想像しましたが、実際は…新幹線から在来線を乗り継いで、あっけなく到着した実家では約1年ぶりに顔を見る両親が1週間程度しか離れていなかったかのように普通に迎えてくれました。父が少し痩せて、母が少し太ったことだけが、1年間の時間の経過を感じさせてくれていました。