廉価マンションの販売。 即日売り切れ。 まあ,市価の半額以下ですので。
昨日の新聞記事に出ていた件ですが、広州市で前から行っている低所得者向けのマンション販売が行われ、雨の中かなりな人が並び即日完売したと言っています。 まあ、いまでは不動産価格が値上がりし場所にもよりますが1平方メートル当たり1万元から2万元はするでしょうからこれが6千元ほどで買えるとなれば誰でも殺到するでしょう。 ここまでは特に珍しくは無いニュースなのですが、驚いたことは、この安価なマンションは年間の所得が少ない人向けに販売されるわけなのですが、自己申告であることや家族の総所得や総財産迄の制限規定が無い為、なんと自家用車で駆けつけて並んでいる人がかなり見られたそうです。 その自家用車は日産,トヨタ,ホンダ等の20万元以下が多かったそうですが一台だけアウディがあったそうです。 そもそも購入者は低所得に限定しているため通常では自家用車など購入できないのですが家族所得などの制限規定が無いので合法となってしまうようで一部の方からは苦情が出されているようです。 まあ、実際に自家用車を所有しているくらいですからマンションを保有しているでしょうし、法の抜け穴につけ込んだ内容のようです。 これでは不公平感が拭えませんね。 中国では富裕層も急速に増大はしていますが大学は出たが就職先が見つからなかったり、安月給で家も買えずに安アパート住まいと両極端になってきています。 全国的な拝金主義がある為、若者は恋人も見つからず結婚もおぼつきません。 今の女性は家付、マイカー付きが結婚の条件です。 マンション価格が1平方メートル1万元もすると3千元ほどの給料ではとても買えませんね。 銀行のローンも審査が厳しくなってきていますしまず,日本とは異なり金利が高いことでしょうか5%以上しますから長期ローンを組んだら利子を返すのも大変です。 それに頭金が無いと買えませんから。 マイカーも最低乗用車ですね。日本の様な軽自動車みたいな物はダメです。 そもそも軽自動車は走っていませんが(最低が800ccの軽ワゴンかQQ車なので)みな、最低1300ccですから。 また、農村部は除外して都市部では圧倒的に外資系の車が多いです。広州では日系とその他外国系が約7割(貨物バスは除外)で国内メーカーはまだ少ないですね。 外資系ですと最低10万元程はするでしょうから、住宅ローンもあると大変ですね。更に両親も扶養する方はもっと大変でしょう。 医療費も高く、都市では墓地も異常に高いですから。 駐車場も買うと最低は5万元程で高いところはマンション価格並です。私のところでも約10万元はしますから自動車の価格と同じになります。 親が裕福であれば別ですがお金が無いと本当に生活が大変です。