なぜ、起きる幼稚園での悲劇。 繰り返される犯罪と形骸化した防御策。
中国の山東省の?博市博山区にある、機関幼稚園でまたもや刃物を持った男が押し入り園児を無差別に殺傷し3人が即死、1名が搬送先の病院で死亡し、12名の園児、教師が負傷し、内4人が重症とのこと。 事件は昨日午後4時30分頃に発生。 この幼稚園でも以前に同市内で同様な事件が起き、全国でも頻発したため、保安員を置いてはいたが、資金難から十分な人数を設置できず、保安員は毎日3,4時頃は食事休憩を取っており、代替保安員がいない、空白時間に押し入った様です。 負傷者は博山第一人民病院へ搬送され、すべての外部関係者を謝絶し、家族も外で待機させているとのこと。これは報道の為の写真撮影なども含めて規制をかけています。 このニュースもネットなどで報道されましたが政府高官の指示で現時点では主たるネットからは削除またはアクセスができなくなっています。 事件発生後、現場は封鎖されましたが周囲には園児の家族等の群集が100人以上集まり、自分の子供を捜したり現場は混乱したと報じています。 犯人は犯行後逃走したとのことですが、昨晩自首したとの情報で警察に拘留されているようです。犯人は27歳の男性で地元の人とのこと。 動機については確定はされていませんが情報では社会に対する恨みとの報道もあるようです。 事件現場の博山区は?博市区から車で40分程の所にあり、この地区では一番良い幼稚園とのことで公務員の子供などが多く通っている幼稚園。 現在は、通常夏休み期間中ですが、多くの公務員の親御さんたちが仕事があるため、幼稚園は通常通りに開園していたとのこと。 今年になり全国で発生している児童、園児に対する無差別殺人襲撃事件で各地の幼稚園では警戒を強め、一般的には送迎者以外は園内には立ち入り禁止、時間外は一切立ち入りができないように規制をかけています。 送迎も学校により異なりますが、許可証やICカードなどで許可された人以外は入れなくしています。 また、送迎者も入り口まで出室内へは許可無く立ち入りはできなくしています。 今回は、規制はあるが資金難で保安員がいない時間帯を狙っており、警備体制の時間が経過してからの形骸化が問題視されそうです。 それにしても動機が定かではありませんが、これだけ中国での格差が広がると社会への不満を爆発させる人が出てくるでしょうし、これをまた,報道せずに規制し、蓋をしてしまいことも根本的な解決策にはならないでしょう。 一気に改善はできませんが、まずは庶民へのサービス向上、公務員の不正をなくし、不公平な待遇を改善し、すこしでも庶民の心を和らげることはできないのでしょうか。? いつも見ていると公務員は全てでは有りませんが、横柄であり、言葉も態度も悪いのが一般です。とても市民の為とは思えません。権利の乱用も目立つように思えます。 ランキングに参加しています。 ひんぷn