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カテゴリ:うるま市
(アクナ浜) 沖縄県中部のうるま市に「宮城島(みやぎじま)」と呼ばれる車で行ける離島があります。この島は「平安座島(ハナリ)」と「伊計島(イチハナリ)」に挟まれており「高離島(タカハナリ)」とも呼ばれています。また、地元では「ミヤグスクジマ」とも言われています。「宮城島」の東側の崖下に「アクナ浜」と呼ばれる天然の浜があり、2022年4月から放送のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」のロケ地として知られており、ドラマでは物語の重要な場面で登場する「シークワーサーの木」がある場所として有名になりました。この「シークワーサーの木」は撮影用に植樹されましたが、周辺のソテツの木、琉球石灰岩、亜熱帯植物は原風景のまま使われました。 (シークワーサーの木の場所) (シークワーサーの木から右に進む道) (シークワーサーの木から左に進む道) 「ちむどんどん」の第3話ではこの場所で「比嘉暢子」が必死に飛び跳ねてシークワーサーの実を取ろうとするシーンが特徴的です。そして「シークワーサーの木」から右に進む道は、東京から来た「青柳和彦」の父親である「青柳史彦」に「暢子」が始めて作った沖縄そばを食べに来るように誘う場面でも使われ「史彦」がこの道を進んで行くシーンがあります。更に「シークワーサーの木」から左に進む道は、第10話で「ねえ、手繋いで帰ろう」と「和彦」が「暢子」に手を繋がれて恥ずかしがり走り抜ける道です。撮影用に植えられた「シークワーサーの木」は現在は存在していなく、緑豊かな雑草でこんもり覆われています。 (シークワーサーの木の場所) (暢子が男子生徒に馬鹿にされる場所) (暢子が荷物を置き忘れた小岩) 「ちむどんどん」第5話でもこの「アクナ浜」が登場します。「シークワーサーの木」の左側をバックに「暢子」が学校の男子生徒2人に「おてんばは結婚できないってよ!おてんば暢子〜!」と馬鹿にされる場所でも有名です。その直後「暢子」は初めて自分でシークワーサーの木の枝から実を取る事が出来て「お父ちゃ〜ん!自分で取れたよ〜!」と海に向かって叫ぶ場面も印象に残るシーンです。そして「暢子」は嬉しさと共に急いで学校に行こうと走り出すのですが、自分の荷物を忘れた事に気付き戻って来ます。その時に「暢子」の青い荷物が置かれていた小岩は今でもこの場所に現存しています。 (4兄妹が走ってくる道) (シークワーサーの木の場所) (4兄妹が走り抜ける道) 「ちむどんどん」第5話では父親の「比嘉賢三」が倒れてた知らせを聞き、4兄妹が学校から家まで懸命に走り抜けるシーンで使われた道があります。「シークワーサーの木」を通り過ぎる時に長女の「良子」が足が遅い三女の「歌子」に「歌子、早く!」と叫んでいます。ドラマではドローンにより空撮されていましたが、画像は必死に走る4兄妹の目線に映っていた風景です。ドラマの舞台は沖縄本島北部のヤンバル(山原)ですが、沖縄本島中部うるま市の離島にも「アクナ浜」のような大自然が、今でも残っている事は美しい沖縄を象徴しています。それまで「アクナ浜」は地元住民のみが知る浜でした。しかし今回ドラマのロケ地に採用された事は非常に素晴らしい事で、魅力的な沖縄の美しい原風景が残っている証拠です。 (シークワーサーの木の下の岩) (岩に置かれた4つの貝殻) (アクナ浜) 「ちむどんどん」のドラマで最も重要な場面の一つである「シークワーサーの木」の下には一際目立つ琉球石灰岩があり、ドラマでもその岩を確認する事が出来ます。現在、この岩塊は生い茂る雑草の中に埋もれていますが、岩の上に4つの貝殻が置かれているのを偶然発見しました。ドラマの「比嘉家」は長男「賢秀」長女「良子」次女でヒロインの「暢子」三女「歌子」の4兄妹です。この4つの貝殻はドラマの4兄妹と何か関連があるのでしょうか?真相は分かりませんが、偶然すぎる4つの貝殻の存在に今後のドラマの進展が楽しみになります。現在「ちむどんどん」は第10話が終了したばかりで、今後もこの「アクナ浜」の「シークワーサーの木」が要所で登場する事が予想されて楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.11.12 21:22:36
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