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カテゴリ:知人の環境NPO
今、日本は野鳥の子育て真っ盛り。
スズメの子はよちよち「ちゅんちゅん」、カラスの子はばたばた「あわーあわー」と可愛い仕草で初めての外の世界に一生懸命生きています。 そんな鳥達が豊かに暮らす日本ですが、ニュースなどでも話題に上る環境破壊の影響を受けて、生活が激変中・・・のはずなのですが、実際彼らの生活がどう変化し、どんな影響が見られるのか、ほとんど研究されていないのも日本の現状です。 少なくとも、バードウォッチャーが多いヨーロッパに比べると、驚くほど野鳥の生態が調べられていません。 それは、深山幽谷の野鳥だけではありません。 身近なツバメやスズメが、50年前と比べて増えたのか減ったのか、あるいは、近所のカラスが10年前と今とで、どれくらい増えたり減ったりしているのか、といった単純な情報すらほとんど蓄積されてこなかったのです。 このままでは、ある日突然、日本から「あれ、スズメが居なくなった」「ウグイスって古典に出てくる鳥でしょ?」なんて日がやってくるかも知れません。 ここでご紹介する「NPO法人バードリサーチ」は、身近な野鳥から豊かな自然環境の中にしか居ない野鳥まで、とにかく、今の日本の野鳥達の記録を集めて研究し、後世に残そうと活動をしている環境NPOです。 こちらでは様々なプロジェクトを企画していますが、とにかく野鳥を可愛い、面白い、(あるいは憎たらしいでも)と感じる方であればどなたでも参加頂きたいと思います。拠点は東京ですが、インターネット参加できるプロジェクトが多数ありますので、全国どこからでも参加可能です。 プロジェクトは、熟練者向けのものだけでなく、例えば「ベランダバードウォッチ」や「季節前線ウォッチ」といったもののように、初心者が身近な野鳥の情報を送るだけで、全国調査に参加できるような楽しい企画、構想がたくさんあります。 「ベランダバードウォッチ」 ・・・家事の合間の15分間のティータイム、のんびり外を眺めていて確認できた鳥達を記録する企画。あるいは、オフィスのベランダや、営業の合間にいつも休憩する公園のベンチでも可です。 「季節前線ウォッチ」 ・・・今年、うちのツバメはいつ巣に帰ってきた?今年、初めてウグイスの歌を聞いたのはいつ?カッコウがやってきたのはいつもより遅かったかな? といった記録を集める企画。特に、渡り鳥の激減が心配される昨今、こうした記録が野鳥達の保全につながっていくかも知れません。 もし、お好みの企画がない場合は、逆に「こんな企画を作ってください」と直接ぶつけてみるのも良いのでは? ちなみに、私の知人は、そこで大の野鳥好きで、技術者として勤務中です。 ご興味をお持ちの方は、是非以下のHPで詳細をご訪問下さい。 NPO法人 バードリサーチ (東京都日野市) よろしければ人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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お役に立てるか判りませんが、とりあえず協力会員として入会してみました。こんな活動があったんですね~。
(2005.07.08 18:57:39)
こんばんわ~
そんな活動があるんですね。 ところでこの25年ほどで、あの「いやーな距離」ずいぶん縮まったような気がします。特にスズメなどずいぶん近くても逃げなくなったような気がしますが、こんな調査はないのかな? (2005.07.08 23:18:04)
konohazu9さん
>お役に立てるか判りませんが、とりあえず協力会員として入会してみました。こんな活動があったんですね~。 ----- これはこれはありがとうございます。友人達も喜びます。ぜひ良い情報共有をしていきましょう。 (2005.07.11 13:04:00)
巴里雀さん
>こんばんわ~ >そんな活動があるんですね。 > >ところでこの25年ほどで、あの「いやーな距離」ずいぶん縮まったような気がします。特にスズメなどずいぶん近くても逃げなくなったような気がしますが、こんな調査はないのかな? ----- 別のグループで、まさにそんな話題が出ていました。 野鳥と人との距離は、生理的なもの以上に、各地域での「文化(鳥と人との接し方の歴史)」によって決まっている気がしますよね。 その意味で、野生でも手に乗りそうなスズメがちらほら出てきているようですね。何がきっかけなのかわかりませんが(コンビニの弁当・お菓子を公園で広げたり、そのゴミを公園内にほかすようになって、野鳥と人との距離が急速に近くなった!なんて仮説の提唱者も居す)。 (2005.07.11 13:09:49) |
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