3/23 映画「犬と猫と人間と2」上映会が開催
映画「犬と猫と人間と2~動物たちの大震災~」の自主上映会が開催されます。◎日時:2014年3月23日(日) 10:30~ / 14:00~(上映2回)◎会場:ハーモニーホール座間(小ホール) 〒252-0021 神奈川県座間市緑ケ丘1丁目1-2 TEL:046-255-1100◎チケット:大人前売1,000円・当日1,200円 高校生以下前売700円・当日800円(全席自由)◎お問い合わせ:コーヒーノート TEL:046-254-2284◎トークイベント:宍戸大裕監督(名取市出身)と阿部智子さん(アニマルクラブ石巻代表)のトークを各上映後に開催。その後の動物たちのお話など聴ける予定です。【喫茶店「コーヒーノート」さんご夫婦の、この映画への想い】きっかけは、猫。フジコ・ヘミングさんが捨て猫の保護活動をされていて、何十匹も保護されていることだったそうです。猫を調べるため図書館に行かれました。飼い方や習性の本と一緒に棚に並ぶ、殺処分などの現実。そして前作「犬と猫と人間と」を自主上映。「映画を見て、何か考えたり行動したりしてほしい訳ではないんです。ただ知って欲しい」現実を知って、何をするかを考えるのは各自。何もしなくてもいい。「場を作れて良かった」今作「犬と猫と人間と2」。震災で、人間の社会そのものもグチャグチャになった中で、どうやって立ち直っていくか。「辛いのを見て、しんどい思いをしてほしい訳ではない。辛い映画だとは思ってない」3年経って、まだ何にも終わっていない。避難したままの人。全てを失った人。その中で、被災動物の面倒を見続ける人。「忘れる以前に、知らないことがたくさんある」宍戸監督の言葉知ってどうするかは、人それぞれ。自分もアクションを起こす人。過去形にする人。考えてくれる人。話し合いたい人。もっと聴いてみたくなる人。興味を持つ人。無関心からの変化に意味があれば、被災地外のこちらからできることが、まだまだいっぱいあるかも!?現実に起きたこと。心に留めておかなきゃと思うこと。自分たちが今ここで日々暮らしていることに繋がっていく。「映画に出てる人も明るい笑顔だし、被災地も犬も猫も、辛いばかりではない」再生の過程。負けてばかりではない。1度メチャメチャになったけれど、そこから立ち直っていく強さを知って欲しい。これは悲しいだけの映画ではない。「前作「犬と猫と人間と」を自主上映してくれたコーヒーノートさんがいたから、今作「犬と猫と人間と2」を撮ることができました。」宍戸監督にも飯田基春プロデューサーにも、そんなふうに言ってもらったんですよと、謙虚に感謝されておいでです。今作、上映前からマスターは「自主上映するんだ!」と仰っていたそうです。奥様は「せめて観てから決めようよ」と少し呆れていたようです。封切されて、映画館で2人でご覧になって「これは自主上映しよう!!」と、お気持ちがひとつに。昨年3月に上映申込みされて、1年前から準備されてきました。「なんでこんなことを始めちゃったかな」と思う日もあったそうです。そんな日あんな日を乗り越えて、2月下旬「あと1か月、わくわくする!!」と仰ってました。【F-pinsグッズ物販】ひょんなご縁で、コーヒーノートご夫妻お二方のご厚意に、会場のハーモニーホール座間のご厚意も重なって、福島市LIFEKU実行委員会のF-pinsグッズ販売も上映会でやらせて頂きます↑F-pins~福島からの4つの思い~↑スケッチブック↑原画ポストカード放射能を取り巻くあまりにもおぞましいデマの嵐の中で、何度も何度もズダボロになった。あの時は、もう福島に二度と遊びに行けないかもしれないと思った。放り出しちゃいたいのと、もう行く資格がない・行っちゃいけないかもしれない気持ちと。そのくせ、昨年5月にBarnSさんのLIVEで戴いた、雅さんの水出し珈琲を飲みたかった。それまでは、コーヒーは自分で淹れて飲むものだった。ドトールやスターバックスにも滅多に入らなかった。あちこち喫茶店巡りを始めた。雅さんの珈琲を探していた。コーヒーノートさんの水出し珈琲は、抽出8時間だったかな。暑い日、お店に入ったのは、泣きそうな気持ち。注文して出された水出し珈琲の味を、全く覚えていない。ただ一息に飲み干した。何度か通ううち、喫茶店にてなどあって…。マスターは彦根市出身。やや関西なまりで、岐阜弁の抜けない私には居心地いい。珈琲豆を「ブタ窯」で自家焙煎されている職人さん。奥様はやんわり柔和で芯が強くて、人の心の痛みを深く受け止めて救い上げる方。この方のお話の聴き方が、まさしく「傾聴」。お二人とも曲がったことは大嫌いで、心根が優しくて熱い。F-pinsのおかげで、こんなステキなご夫婦の喫茶店に、もうすっかり馴染みの常連客みたいに入り込めている幸せ。映画には、原発事故での避難区域内で、餓死した牛たちの映像も流れる。確か埋葬さえできなかったため、むき出し。テレビでは流さない映像。ショッキングな効果音など一切なく、ただ現実が流れるそうだ。私は、自分がどこまで受け止めきれるか分からない。観ることへのためらいは大きい。ムリはしないでおこう、辛かったら目を逸らそう、そんな覚悟をしている。ありのままをあるがまま、精一杯自分なりに受け止められたらいいな。↓3/18の朝日新聞(朝刊)で紹介されました。