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テーマ:サッカーあれこれ(19780)
カテゴリ:サッカー 日本代表
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巷では日本代表の快進撃に、盛り上がっている。 開幕直前のあの救いようのない重い雰囲気や、3連敗と言って非難していたマスコミも、今では絶賛の嵐!! (それはそれでいいのだが) ただ、一般の人同士で特にサッカーをずっと応援してきた人に限って、 「お前、日本代表は3連敗と言っていたが、何だよ強いじゃないか? 本当にサッカーわかっているの?」 とか、 「岡田監督ぜんぜんだめだーーって言ってたのに、 手のひらを返したように。何、日本応援しているの??」 って、肩身のせまい想いをしている人も多いと思う。 ずうっとサッカーを応援してきて、この一年間、胃を痛くしながら、悔しい想いで日本代表を見てきたたくさんの人の想いを代弁し、日本代表に何が起きたのかをちょっと考えてみたい!! 最初にここまで書いてきたことに対する結論を書いてしまう。 「日本代表は、W杯直前にまったく違うチームに生まれ変わり、 かつ、W杯に入って進歩しつづけている」 だから、W杯前に「3連敗だー」と嘆いていた人を責めないでほしい。 あの当時のサッカーを見ていた人からしたら、3連敗としか思えなかった内容なのだから。 また、それなのに、今、日本代表の快進撃に盛り上がって感激してしまっている人を責めないでほしい。 あの頃、日本代表に望んでいたこと、改善してほしいと提言していたことを、W杯の直前に実現させ、実際に素晴らしい結果を残しているのだから。 日本代表自体が岡田JAPAN発足以来2年間ずっとやってきたことを直前に捨て、まったく別のチームに生まれ変わったのだ。そんなことをするなんて、誰が予想できるだろう。。。 逆に、3連敗と言っていた人のサッカーの見方は当たっていたのだ!! そこを強く主張したい(笑) ・・・・・・・・・・・・・・・・ さて、ではどう変わったのか。 いつ変わったのかと言うと、イングランド戦の頃から兆候があり、元に戻したコートジボワール戦で大敗した後だ。 (まさに直前のテストマッチがすべて終了した後、W杯直前なのだ!!) フォーメーションで言うと、 「4-2-3-1」から「4-3-3」(「4-1-4-1」)へ。 基本戦術で言うと、 「ハイプレス、ポゼッション」中心から、「守備重視、カウンター」中心へ。 メンバーで言うと、 「中村俊輔、岡崎、玉田」が外れ、 「阿部、大久保、松井」を入れて、「本田」をワントップにした。 (杉山茂樹さんがW杯直前に提言した著書「決定力不足でもゴールは奪える」風によると、日本が世界に通用する中盤の選手を多くしたゼロトップという布陣となる) 一言で言うなら、理想を求めた「攻撃サッカー」から現実重視の「守備サッカー」への転換。これがどれほど有効かは、あれだけ得点力不足が心配されていたのに、すでに3試合で4得点をあげているのからもわかる!! <これまでの主なスタメン> 4-2-3-1 ========岡崎========= =大久保==玉田====俊輔= =====遠藤==長谷部===== =長友=闘莉王=中澤=内田= ========楢崎========== <W杯のスタメン> (攻撃時) 4-3-3 ========本田========= =大久保=========松井= =====遠藤==長谷部===== ========阿部========= =長友=闘莉王=中澤=駒野= ========川島========== (守備時) 4-1-4-1 =========本田========== =大久保=遠藤=長谷部=松井= =========阿部========== =長友==闘莉王=中澤==駒野= =========川島========== ・・・・・・・・・・・・・・・ 何がよくなったのか!! まず守備は阿部がアンカーの位置に抜擢。 遠藤と長谷部を加えて7人でがっちりと守る。 守備時は、4-1-4-1と4人のラインを2列作って、 しっかりと守備陣形を作って対戦相手にスペースを与えなかった。 また、このおかげでサイドの人数も十分なため、 これまで数的不利を補うために引き出された2ボランチやCBも 引き出されることがなくなり守備にほころびが出なくなった。 デンマーク戦で、試合開始早々は、デンマークにボールを回され、 日本はボールを奪うことができなかった。 トマソンに自由に動かれて、危ないシーンも何回もあった。 岡田監督が試合後のインタビューで語っているが、 試合開始時の布陣は「4-2-3-1」だったそうだ。 あのブブセラの音の中で監督の声が届くはずもなく、 試合の中で選手が話しあって戻したそうだ。 それからは、デンマークに自由にさせず、3点を奪うことができた!! 選手別で言うと、本田はFWでないので、相手のDFに不必要なプレスを かけることがなく、時には中盤に入って守備を厚くしている。 松井や大久保は、サイドでしかけるシーンが多く、これが攻撃のチャンス を増やしている。 遠藤、長谷部は攻撃参加は減ったが、献身的な守備で 確実に中盤を支配できている。 4人でラインを作ることで、ピッチを隙間なく埋めることができている。 阿部がDFラインの前にいてフォローしてくれることで、 前の4人やDFラインが相手に積極的にアタックできるようになっている。 長友、駒野は相手のキーとなる選手を完全に押さえている。 闘莉王と中澤は高さで負けていない。 GKの川島はご存知のファインセーブを連発している。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 日本の長所、勤勉性、組織的な守備、運動量、忍耐力。 それらが生かされている!! でも何よりも大きいのは、日本はコンセプトがはっきりしていて、 チームが一つになっていること。 選手が素晴らしいにせよ、本番の一番大事な時期に、 チームをそのように仕上げたことは、 岡田監督の手腕といってよいだろう!! 明日は、いよいよ決勝トーナメント!! どのチームも予選とは違う動きをしている。 厳しい試合になるだろうが、あと一勝!!なんとかしてほしい。 にほんブログ村 →にほんブログ村 サッカーブログ →人気blogランキングへ ↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑ よろしければクリックをお願い致します。 あらいぐま珈琲3号店 -浦和レッズ あらいぐま珈琲3号店 -リンク集 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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参考になります。ありがとうございます。
阿部ちゃんのアンカーが機能してますよねぇ~~~! 川島も良い色を出してますよねぇ~~~! 頑張れ!ニッポン!!! (Jun 29, 2010 01:27:14 AM)
実は私も会社で、日本代表は良くて1分2敗、普通に3連敗の可能性有り得る。と言っていて、どんな成績になろうと決勝トーナメント進出だけは無いと公言していただけに、まさに「ごめんね岡ちゃん」「ごめんね日本代表」という感じで肩身が狭いのです(笑)
でも良い意味で今日の試合もこれからも期待を裏切り快進撃をしてほしいです! (Jun 29, 2010 07:26:37 PM)
私も「3連敗」「岡田解任」の支持者の一人でした。
しかしながら、W杯直前での監督の決断で大きく変革しました。その決断力には敬意を表します。 現在の戦い方は、今の日本が勝つにはこれしかない!!という戦い方ですね。弱者が強者に勝つ最適な戦法だと思います。ここまでの快進撃で私の会社の人たちも「サッカー面白いじゃん!!まずはJクラブのサポーターになってJクラブを応援しようと思う」という良い傾向になりつつあるようです。 パラグアイ戦に勝利して次行きたいですね。 (Jun 29, 2010 08:02:52 PM) |