|
カテゴリ:維持・修繕
ブログにお越し頂きありがとうございます。
工事の準備から完了までの7つのステップを解説しています。 今回はステップの4番目、総会時のポイントです。 おさらいになりますが、 修繕積立金会計から工事費用をねん出する(取崩す)ためには、 規約上総会での承認が必須です。 1.議案の出し方 単独議案で総会承認を得ることが丁寧なやりかた(総会承認方法1)ですが、 単独議案にすることは必須条件(マスト)ではありません。 実施の方針と概算は決まっているが発注詳細は決まっていないということは間間あります。 この場合は、定期(通常)総会時の事業計画及び収支予算の議案で、工事を実施することと予算枠を確保し、詳細は理事会一任することの総会承認を得ておく(総会承認方法2)というやりかたもありです。 臨時総会で、単独議案にする場合は、修正予算の総会承認も合わせて行うようにしてください。 2.議案書に記載したほうがよい内容 1)修繕が必要な理由 ⇒いきなり、工事を実施しますの切り口ではなく、理由は簡潔に書いたほうが、納得性が上がります。 2)予算または発注金額 ⇒総会承認の積立金予算を超過すると、改めて総会決議が必要となるために、見積金額に10%程度の予備費を加えて提案することがオススメです。 3)発注業者と選定理由 ⇒相見積りの比較表と、最終的に提案する業者を選んだ理由を記載し透明性を確保します。 もし、決まっていなければ理事会一任と記載。その際に複数社から見積もりを取得してとか業者選定の方法を記載するとベターです。 4)工事範囲 ⇒添付の見積をみてくださいだとわかりにくいので、簡潔にまとめて記載しましょう。 5)積立金会計から取り崩すこと 3.高額な工事や意見が割れそうな工事を実施するとき いきなり総会で賛否を取るのではなく、事前にアンケートや意見交換会を実施した上で、総会にて合意形成を得るほうが、皆さんの理解が深まり、あまり揉めずに承認を得ることができます! ステップ1:修繕の提案を受ける ↓ ステップ2:見積を取得する ↓ 前回・・ステップ3:理事会で総会上程を決める ↓ 今回····ステップ4:総会で承認を得る ↓ 次回 ステップ5:発注する ↓ ステップ6:施工後の検収を行う ↓ ステップ7:残金を支払う お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.12.07 22:34:13
[維持・修繕] カテゴリの最新記事
|